去年の11月末に、小学生の息子と神奈川県伊勢原市の「大山(おおやま)」登山をして、大変な筋肉痛になったのですが、息子はすっかり大山好きになったようで、「2月の三連休にどこに行きたい?」と尋ねたら「大山!」と即答。
今回は、大山登頂未経験の夫にお願いしました。
積雪がけっこうあったようで、どなたかの参考になるかと思い、書いておきます。
登山記
神奈川県伊勢原市(いせはらし)にある大山(おおやま)は、常に雲や霧を生じ雨を降らすことから「雨降山」とも言われる、標高1251mの山です。
大山(おおやま)は昔から信仰を集めている霊山で、【大山寺】と【大山阿夫利(あふり)神社】があります。
最寄り駅は小田急線の伊勢原(いせはら)駅で、駅から30分ほどバスに乗り、「大山ケーブル」バス停で下車します。(公共交通機関で行く方は、丹沢・大山フリーパスがお得!)
車で行く方は、大山ケーブルバス停付近に有料の駐車場があります。紅葉、GWは混雑します。
大山ケーブルカーから借りたマップ。ずっと徒歩で上るのも良いですが、途中まで運んでくれるケーブルカーはとても便利なので、ぜひ乗りましょう。
大山ケーブルカーに乗って、大山寺へ到着。
倶利伽羅(くりから)の滝に、立派なつららができていました。
息子と夫は「かわらけ投げ(300円で二枚)」をしました。
- 投げて厄を落とし
- 砕いて厄を払い
- 通して願いがかなう
と言われているのですが、輪まで届かなかったそうです(^_^;)
厄は落とせたかな?
大山寺から再びケーブルカーに乗り、【大山阿夫利(おおやまあふり)神社下社】へ。
登山前に、団子を食べて、腹ごしらえ。
トイレを済ませた後、阿夫利神社下社で、御神水をもらい、登山開始!
コースは赤道です。
私と息子が11月に訪れた時は、行きに赤コース、帰りに青コースを通りましたが、今回は積雪があったため、道幅の狭い青コースはやめて、往復赤コースに決定。
2018年1月22日に関東で大雪が降ったためか、約3週間ほど経った後も、こんなに雪が残っていました。
登山している人の大半は、アイゼンを装着して、ステッキを持っていたそうです。
2月の大山登山はこれが初めてだったので、毎年どのくらい積雪があるのかわかりませんが、装備はしっかりした方が良いですね・・・。
途中、夫婦杉、牡丹岩、天狗の鼻突き岩、富士見台などの見どころがあるのですが、写真は撮らず、息子と手をつないで登山に集中。
無事、登頂。
かなり雪が残っていますね・・・。
写真左上に映っているのは、大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)の本社で、オオヤマズミノオオカミ(富士山の祭神コノハナサクヤヒメの父神といわれている)が祭神です。
良く晴れ、空気も奇麗で、江の島が良く見えたそうです。
山頂で、オニギリ。
山頂トイレは凍結のため使用禁止だったようです。
トイレは、登山前に済ませましょう♪
帰りは同じ道を引き返して、無事に阿夫利神社下社まで、下山。
「無事かえる」
登山は、怪我なく、無事帰るからこそ、良い思い出になりますね。
いつ頃まで雪が残るのか、毎年どのくらいの積雪があるのか、ちょっとわかりませんが、冬季に大山登山する方は、しっかり装備をしていきましょう。
夫の感想
「軽装な人ほど、昼過ぎから上り始めて、途中で引き返していた」
登山の原則は、「早出早着」。
午前から上り始めて、昼過ぎには帰途につくようにした方が良いです。
日本で一番登山客が多いと言われている、八王子市の「高尾山」は観光地化されていて、ロープウェイやケーブルカーなどを使った1号路利用の登山は、昼過ぎから上り始めても十分ですが、大山は高尾山に比べたら難度が高いので、午前中に登り始めるのをオススメします。
往復3時間くらいかかると、見ておけば良いです。
以前の記事でも書きましたが、大山には「雷ノ峰尾根」という落雷ポイントがあります。
雷鳴が聞こえたら、素早く下山するようにしましょう。
また、【大山阿夫利(あふり)神社下社】では、美味しい神水を無料でいただけますので、欲しい方は空の水筒を持参して行きましょう。
怪我することなく、無事に下山し、楽しい思い出になりますように♪
(この登山記は2018年2月のものです)
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→→大山登山② 山頂の本社・奥社に到着! 石尊大権現石(雨降り石)はどこ?
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雪山は恐ろしい・・・。冬季の八甲田山へ樹氷を見に行きました。
→→八甲田山で、樹氷を見た。冬の八甲田山は過酷だった! 八甲田ロープウェー
施設情報
→大山ケーブルHPはこちら
(お出かけ前に、営業日・料金を確認してください)
料金
大山ケーブル~阿夫利神社は、大人片道630円、往復1100円(繁忙期は1240円)。
大山ケーブル~大山寺、または大山寺~阿夫利神社は、大人片道350円、往復600円(繁忙期680円)。
交通アクセス
公共機関で行く場合、小田急線・伊勢原駅で下車し、北口バス4番乗り場から、神奈川中央交通バスの伊10「大山ケーブル行き」に乗車して、終点の「大山ケーブル」で降ります。
バスは一時間に2本~3本出ています。
乗車料金は310円です。
伊10 大山ケーブル行きバス 時刻表
車で行く場合、東名厚木インター、秦野中井インターから国道246号線経由で40分。
駐車場は、市営大山第一駐車場(バス終点から600m下)に普通車84台(駐車料金600円)、市営大山第二駐車場(バス終点すぐ上)に普通車44台(駐車料金1000円)停められます。
ちょっと離れますが、第一駐車場のほうが400円安いです。
二つ合わせても普通車128台しか停められませんので、紅葉シーズン、お正月などは、駐車待ちの長い列ができます。
混雑解消のため、近くの小学校校庭が臨時駐車場となり、バスでケーブルカー乗り場まで運んでくれます。
フリー切符
公共交通機関で行く方は、丹沢・大山フリーパスがお得です!
私たちは毎回、ケーブルカー切符のついたA切符を購入しています。
フリーパスの使用方法や注意事項を確認した上で、ご利用ください。
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ホテル ルートイン伊勢原。