ゴールデンウィーク(秋も)「クマ」にご用心!  人間を恐がらないクマが、増えているらしい。 

数日前に、羽鳥 慎一の「モーニングショー」で、「ゴールデンウィークはクマに注意!」と放送していたので、簡単に書いておこうと思います。

 

本州に生息しているのは、ツキノワグマです。体長120 – 180センチメートル。

 

(ウィキペディア。ツキノワグマより抜粋)

近年でのクマの異常出没の原因、要因として、短期的(直接・至近)要因では、堅果類の大凶作、ナラ枯れ等によるナラ枯損面積の拡大が挙げられる。

また、長期的背景として、生息数の回復・増加、奥山林の変化、拡大造林地の成熟と生息地シフト、里山地域の放棄と生息変化、誘引要因の増加(カキなど放置果樹、果樹の大量放棄、残飯、ゴミ)、ハンターの減少、新世代グマの登場などが挙げられる。

 

 

異常気象などで、森に餌が少なく、人の居住域まで出てくるのだそうです。


去年(2016年)の目撃は、例年の2倍ほどの目撃数だったようです。
私は去年の秋に熊野詣へ行きましたが、奈良県の玉置神社には「クマ出没注意」の看板が3つくらいありました。

 

 

去年の秋はどんぐりなどが少なく、腹ペコのまま冬眠したクマが多かったそうです。
冬眠から目覚め、腹ペコでエサを探すクマ達。

TVでは「新世代クマ」について説明していました。

 

子供のときに、親と一緒に人里に出て「安全である」と認識したため、成長しても人間を恐がらないのだそうです。

 

人を襲うクマと言えば、北海道に生息するヒグマのイメージが強く、ツキノワグマは人を食べないと思っていたのですが、去年秋田で、たけのことりをしていた方々がツキノワグマに襲われ、体を一部食べられてしまった方もいたようです。

 

十和利山熊襲撃事件  ウィキペディア

2016年 (平成28年) 5月から6月にかけて、秋田県鹿角市十和田大湯(とわだおおゆ)の十和利山山麓で、発生した、日本では戦後最悪の被害を出した獣害事件である。

ツキノワグマがタケノコ採りや山菜採りに来ていた人を襲撃し4人が死亡、2人が重傷を負った。

北海道に生息するヒグマも含めると三毛別羆事件、石狩沼田幌新事件に次いで日本では文献記録に残るものでは史上3番目に最悪な獣害事件と言われているほか、本州においてはやはり文献記録に残るものでは最悪と言える獣害事件である。

 

クマに襲われないためには、単独行動を避けて複数で行動をするほか、クマ除け鈴やラジオの音などで自分をアピールし、熊撃退スプレーを携帯することなどが対策だそうです。

 

 

クマは背中を見せて逃げるものを追う習性があるため、出遭ってしまったときは、静かに後ずさりして距離をとりましょう。(走って逃げたくなるけど、クマは人間よりも走るのが速いので、逃げられません)

 

・里山の果実は早めに収穫する

・キャンプ場や、ハイキング・トレッキングではゴミを残さない、捨てない

なども大切な対策だそうです。

 

 

山に餌がなくなってしまい、里に下りたクマが人間に撃たれる絵本があります。
図書館で立ち読みして、泣きそうになりました。
人と動物の共存は難しいですね・・・。

 

 

でもきっと、遭遇を避ける工夫をしたり、人里に寄せ付けない工夫すれば、事故は最小限に減らせるのではないでしょうか。

 

 

ハイキング、トレッキングなどされる方は、ぜひ、現地の熊目撃情報を調べてください

 

「●●県 熊情報」で調べたら、いろんな情報が出てきます。

 

また、単独行動はできるだけやめて、複数で行動しましょう。

 

ツキノワグマの生態と人身被害防止・・・写真が豊富でわかりやすいです。マタギサミットの様子など、大変勉強になるので、ぜひご覧ください

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「熊」についてふれてある記事です。

→→八幡平(はちまんたい)ビジターセンターの記事はこちら・・・十和田八幡平国立公園にあるビジターセンターです。東北は自然が豊かなので、クマの目撃が多いです。

→→川俣川東沢渓谷トレッキング   念のため、クマ鈴を持って行きましょう・・・。乙女滝、行者の滝、黄金の砦 ・・・山梨県 清里。

→→玉置神社(世界遺産)の記事はこちら・・・奈良県 吉野郡十津川村。お参りにいったけれども、「熊に注意」の看板に怯えた私・・・。

 

 

ツキノワグマとヒグマを実際に見たい方は、上野動物園がオススメ。日本初の動物園です。

→→上野動物園   世界三大珍獣が見られる、日本最古の動物園。関東で唯一ジャイアントパンダが見られる動物園。珍生物・ハダカデバネズミも見れる!