生田緑地は、関東ローム層研究発祥の地。約100万年の地層模型がおもしろい

昨日の、神奈川県川崎市多摩区の「生田緑地アストロテラス」の記事で、太陽のことを書きました。

 

今日は、関東の地層について書きます。

 

 

一億三千万年前、日本列島はありませんでした。

この時の日本は、アジア大陸の端にあり、海洋底の堆積物の付加によって少しずつ海側に向けて成長していました。

後に大陸から分離して、日本列島を形成していきます。

 

 

昔は「イザナギプレート」というのがあったんですね。
日本神話で国生みをした、イザナギノミコトから名前をとったのでしょうか。

→→日本神話と、花の窟の記事はこちら・・・三重県。イザナギノミコトの妻イザナミノミコトのお墓と言われているところです。

→→オノコロ島伝承のある絵島の記事はこちら・・・淡路島にあります。

 

 

 

14~12万年前の関東は、ほぼ海。

私が現在住んでいる川崎市多摩区の生田緑地近辺は、ぎりぎり陸地だったようです。

 

 

6~5000年前の関東。だいぶ陸地が増えてきました。

 

 

川崎市多摩区 生田緑地の地層です。

生田緑地は「関東ローム層研究発祥の地」と言われ、約30万年前から数万年前までの火山噴出物の地層、それ以前の層も監察することができます。

 

 

→→ 【枡形山(ますがたやま)】の記事はこちら・・・生田緑地最高地点へ向かう道中、地層観察ができます。

 

 

二つ前の画像の上の方に「姶良(あいら)Tn火山灰」とありましたね。
姶良Tn火山灰(あいらてぃーえぬかざんばい)は、約2万9千年前~2万6千年前に姶良カルデラの巨大噴火で噴出した大量の火山灰です。

 

ウィキペディアから借りた画像。

関東は10~20cmもの、姶良火山からの火山灰が降り積もったんですね。

 

 

「宙と緑の科学館」は無料で入れ、生田緑地約100万年の歴史が、8mの地層模型(約5分の1)として縮小再現されています。


「この地層の時には、どんな動植物が生きていたのかな~」と想像すると、とっても面白いです。

いろんな生物が生き死にを繰り返し、時には大きく進化したんだろうなぁ。

 

ユーチューブで「地球 大陸移動」などで検索すると面白いムービーが見れるので、興味のある方はご覧ください。

 

 

今日も、大陸は動いているんだな~。

 

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生田緑地内の施設、その近隣施設の記事です。

→→生田緑地「宙(そら)と緑の科学館」プラネタリウム、アストロテラス、多摩区民祭り・・・入館無料。

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→→川崎市伝統工芸館。生田緑地で、藍染体験ができる・・・有料で藍染体験

→→藤子・F・不二雄ミュージアム(ドラえもんミュージアム)の記事はこちら・・・生田緑地から徒歩20分ほど離れています。事前にチケット予約購入の必要があり餡巣。

→→生田緑地バラ苑の記事はこちら・・・生田緑地から20分ほど離れています。春と秋のみ開園で、無料で入れるバラ園です。オススメ!

交通アクセス

JR南武線・小田急線 登戸駅前から、生田緑地行きのバス(藤子・F・不二雄ミュージアム前経由)に乗車。東ビジターセンター前のバス停まで連れて行ってもらえます。
(午前10時台~午後4時台に1時間に1本の運行、藤子・F・不二雄ミュージアム休館日は運休です)

または小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口より、市バス【溝19】おし沼経由「溝口駅南口」行き、「生田緑地入口」下車。
徒歩約3分で東口ビジターセンターに到着します。

生田緑地には、東口と西口に有料駐車場があります。
平日、岡本太郎美術館・かわさき宙と緑の科学館(プラネタリウム)・川崎市立日本民家園のいずれか2施設以上を見学した方は、入庫後最初の2時間(400円)超過後の追加分が最大で2時間分無料になります。

料金について

生田緑地の中には、科学館・プラネタリウムと、日本民家園、岡本太郎美術館があります。
宙(そら)と緑の科学館自体は入館無料です。

プラネタリウムは、一般400円、高校生大学生200円。中学生以下は無料ですが人数分の座席券を発券してもらう必要があります。立ち見はできません。途中退場した場合、再入場できません。

プラネタリウム、民家園、岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄ミュージアムの半券、WAONカード、多摩区民子育て支援パスポートをお持ちの方は、生田緑地の有料施設が2割引で利用できます。

プラネタリウム、民家園、岡本太郎美術館の半券は当日限り割引有効ですが、藤子・F・不二雄ミュージアムの半券は利用日から2ヶ月有効です。

開館時間は9:30~17:00。
月曜、祝日の翌日、年末年始休館です。

近くの宿泊施設

ホテルモリノ新百合丘。向ヶ丘遊園駅から4駅離れた新百合ヶ丘駅出てすぐ。

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