今日は、千葉県館山(たてやま)市の「大福寺(だいふくじ)」を紹介します。
ここは「崖観音(がけかんのん)」として有名です。
旅行記
前回紹介した【館山城跡・八犬伝博物館】から、北へ20分ほど車を走らせたところに、崖観音で有名な「大福寺(だいふくじ)」があります。
車で行く方は、無料駐車場が二か所あります。停めやすいのはマップ左に映っている、大型車両も入れる駐車場。
マップ右に入り口が書いてある駐車場は、車一台分しか通れないような細道なので、運転が苦手な方はご注意を。
駐車場から見上げた大福寺(崖観音)。
本堂。改修工事中でした。
本堂の横に、大きなソテツの樹。
では、階段を上って、船形山の上へ行きましょう!
途中、お不動様がありました。
もう少し上がると、諏訪神社。
諏訪(すわ)神社の総本社は、長野県で、諏訪湖の南北にある4つのお宮から成るのが諏訪大社です。
→→【諏訪大社① 上社前宮】 ご神体は守屋(モリヤ)山。謎の多いミシャグチ信仰。古代イスラエルとのつながり
→→【諏訪大社② 上社本宮】 昔は諏訪湖畔の御宮だった。四社の中で一番大きい
→→【諏訪大社 ③ 下社春宮】 神様が2月から7月末まで祀られている御宮。万治の石仏が不思議
→→【諏訪大社 ④ 下社秋宮】 神様が8月から1月末まで祀られている御宮
観音堂(崖観音)が見えてきました!
朱塗りの美しい御堂です。
崖の横に穴が掘られていました。中に何かを祀っていたのでしょうか?
そそりたつ崖の地層が美しいですね!
御堂の中は、写真撮影禁止です。興教大師像と、弘法大師像が安置され、天井絵がすごく美しかったです。
大福寺の起こりは、717年(養老元年)。行基(ぎょうき)が地元漁民のために、安全と豊漁を祈って観音像を刻んだことが始まりと伝えられているそうです。
行基は奈良にある東大寺大仏殿の監督を任されたお坊さんですね。
その後、天台宗の僧・円仁(慈覚大師)が観音堂を建て、寺を興したのだそうです。
円仁(えんにん)は、日本三大霊場である青森県の恐山(おそれざん)を開いたお坊さんで、比叡山(ひえいざん)横川の基を築いたお坊さんです。
現在は、天台宗ではなく、真言宗のお寺となっているようです。(経緯不明)
真言宗の開祖は弘法大師空海(くうかい)ですね。真言宗の総本山は和歌山県の高野山です。
御堂からの眺め。
館山湾が一望でき、とても美しかったです。天気が良い日は伊豆大島まで見渡せるのだそうです。
次は、鋸山日本寺(のこぎりやま・にほんじ)を紹介します。
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(この旅行記は、2020年です)
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交通アクセス
公共交通機関で行く場合、那古船形駅から徒歩で15分。
車で行く場合、無料駐車場が二か所にあります。
料金
無料