【青荷温泉 ランプの宿】 館内の照明はランプのみ! 初めて天の川を見た!

前回、青森県黒石(くろいし)市の「ランプの宿 青荷温泉」への無料送迎バスが出ている虹の湖公園を紹介しました。

今日は、ランプの宿について書きます。

宿泊記

前回の「道の駅 虹の湖(にじのこ)」から「ランプの宿 青荷(あおに)温泉」までは7.3km、車で18分です。

→→【虹の湖公園】の記事はこちら・・・青荷温泉ランプの宿への送迎バス発着所。

 

公共交通機関で行く場合、
1)最寄駅から東京駅へ。東京駅から新青森駅へ新幹線で移動
2)新青森駅→青森駅→弘前駅→黒石駅と電車を乗り継ぐ
3)黒石駅から虹の湖公園へバスで移動
4)虹の湖公園から宿まで無料送迎バス
と、ずいぶん遠いですが、いろんな乗り物を乗り継いで楽しかったです。

 

 

こちらがランプの宿。山の中にあります。

昭和4年に開湯し、青荷渓谷の渓流沿いに、本館と3棟のはなれがあります。

本館の部屋は32部屋(全和室)で、浴衣・タオル・ハブラシがあり、自分で布団を敷きます。

部屋の照明はランプのみで、テレビ、冷蔵庫、ドライヤーなどの家電製品がありません。

 


コンセントが無いので、携帯電話の充電もできません。

もちろん、クーラーも、扇風機もありません。

 

私たちが訪れたのは2012年の9月でしたが、宿は渓流沿いにあり森林に囲まれているので、涼しい風が吹き、快適でした。

網戸がちょっと破れていて「虫が入ってこないかなー」と思いましたが、大丈夫でした。

本館の他に、いくつか「離れ」があり、満室のようでした。

 

 

宿の近くには渓流があり、散策できます。

 

 

 

渓流にかかる橋を渡って散策道へ。




散策道は、シューベルトの小径、モーツァルトの小径と名前がついていました。

写真からも雰囲気が伝わると思いますが、すごく空気が清涼で、気持ちの良い所でした。

 

 

 

散策を楽しんで、宿へ帰る。

夫の後ろの建物は、男湯です。

青荷温泉ランプの宿は、部屋風呂が無いので、浴場のみの利用になります。

これがですねぇ・・・、私たちが訪れた2012年はシャワーがありませんでした。今でも無いのかな?

2014年に本館内湯が新装オープンしたそうですが、写真を見る限り桶のみでシャワーが無さそうです。

 

温泉はちょっとぬるく、内湯はちょうどいい湯加減でした。

お風呂は、
・シャワーが無い
・ボディソープのみ(シャンプー、リンス、クレンジング、フェイスウォッシュなどなし)
です。

 

2012年に訪れたときは、渓流への散策道から男湯が見えた(おじさんのお尻が見えた)ので、横を通るときはちょっと気まずかったのですが、新装オープンしたのでどうなっているのかな?

 

女湯は見えませんので、ご安心を。

 

 

ご飯は部屋食ではなく、大広間でみんなで食べます。

 

金曜日は津軽三味線の生ライブを聞けます。

 

部屋も食堂も風呂も、照明はランプのみなので薄暗いです。

料理が見えないということはないですが、ワサビが見つけにくかった!

ランプの光とワサビの色が合わさると、認識しづらい色になるのかな?

お出汁のきいた味噌汁、体に良さそうな山菜を中心とした食事で、おいしかったです。

お味噌汁とご飯はお代わり自由。部屋の真ん中にどーんと置かれているので、自分たちでお代わりします。

 

長いテーブルを囲んでみんなで食事するので、今まで泊まった宿の中で一番他人としゃべった宿でした。

 

食後は二度目のお風呂を楽しみましたが、照明がランプだけなので暗い!

お年を召された方・小さな子供は転ぶと危ないので、明るいうちに入るのをオススメします。

 

 

寝る前、外に出て満点の星空を愛でました。

山の中にぽつーんとある宿なので、星がめっちゃ奇麗!

 

天の川をあんなにハッキリ見たのは、初めてでした。

 

 

天の川を見たい方は、町から外れたところで、夏の、月あかりが無い日を狙いましょう!

 

めっっっっっっっちゃ感動しました!

 

 

 

国立天文台三鷹キャンパスの記事にも張りましたが、天の川銀河の様子です。

地球は太陽系に属しており、太陽系は天の川銀河に属しています。

 

「天の川」とは、私たちが属する銀河の中心を、地球から見たものです。

→→国立天文台三鷹キャンパスの記事はこちら・・・東京都三鷹市。国立天文台の本部で、無料で見学できます。

 

 

 

想像してください。

山の中の宿。

聞こえるのはせせらぎの音と、虫の声。

空を見上げると・・・

 

 


こんなきれいな天の川が、頭上にバーーーーーーーッとあるんです!!!(写真はPAKUTASOから借りました)

 

 

「星が降ってきそう」と思いました。

 

 

思い出すとまた行きたくなる!!!

 

 

TVもないしラジオもないし、ランプの明かりだけで暗いので本も読めない!

だから、早く寝る!

体に良いですよ~。

電気のある生活で、確かに便利になりましたが、暗くなったら家に帰る、暗くなったら休むというリズムが無くなり、遅くまで仕事、遅くまで遊び・・・と、なんだか忙しくなった現代人

 

 

電気の明かりで星は見えづらくなり宇宙とのつながりが薄れ、電化製品やエンジンの雑音で自然の音からも遠ざかり、草花の香りよりもはるかに強烈な人工香料で、ちょっとした自然の臭いも感じ難くなる・・・。

 

 

 

ここに泊まって、

  • 私たちが、得たもの
  • 私たちが、失ったもの

が、はっきりとわかったような気がしました。

 

 

 

 

付け足しておきますと、ランプの宿は「電気がない」わけではありません。

本館には自動販売機があるので、冷たい飲み物を買えますし、駐車場は普通に明かりが灯っていました。

けれども、電気を限りなく使わない宿で、とても雰囲気が良かったです。

 

 

ランプは石油ヒーターのようなにおいがするので、呼吸器系が弱い人にはちょっと辛いかもしれません。

また、身長170cm以上の人は、ランプに頭をぶつけるので気を付けてください。

私の身長は155cmなのでかすりませんでしたが、175cmの夫は何度か頭をぶつけていました。

 

夜中にトイレに行くときも暗いので、心配な方は懐中電灯を持っていきましょう。

一泊二食1万円くらいから泊まれます。

 

ランプの宿 青荷温泉 プランで検索してください。

 

 

 

次は、田舎館(いなかだて)村の紹介をしようと思います。

 

 

場所はこんな感じ。ランプの宿(赤い丸)の最寄駅である黒石駅の南です。

 

田舎館村は、田んぼアートで有名です。

 

次の記事はこちら

今日は、青森県南津軽郡田舎館村(いなかだてむら)の「田んぼアート」を取り上げます。 だんだん有名になってきたので、ニュースで見た人もいるかな? 旅行記 田舎館(いなかだて)村の田んぼアートは、2つの会場で行われます[…]

(この旅行記は2012年です)

関連記事

→→虹の湖公園の記事はこちら・・・ランプの宿への無料送迎バスが出ています。

 

ランプの宿の近くに、十和田湖、奥入瀬渓流があります。
→→十和田湖(とわだこ)の記事はこちら・・・奥入瀬渓流の水源です。

→→奥入瀬渓流の記事はこちら

→→国立天文台三鷹キャンパスの記事はこちら・・・東京都三鷹市。国立天文台の本部で、無料で見学できます。「やっぱり宇宙人っているよね」って思う。

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、まず「虹の湖公園」へ行きましょう。
→→虹の湖公園の記事はこちら・・・ランプの宿への無料送迎バスが出ています。

青森駅→弘前駅→黒石駅と電車を乗りつぎ、黒石駅からバスに乗車します。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

黒石駅から虹の湖公園へのバス時刻表は虹の湖 インフォメーションでご覧ください。
お得などさ湯さ券もあり、二日間有効で往復700円で利用できます。注意事項をよく読んでご利用ください。
虹の湖公園から、宿行きの無料送迎バスが出ています。
時刻表は、こちらでご覧ください。

下調べが面倒な方は、クラブツーリズムでツアープランを探してください。バスツアーはラクで便利です。

近くの宿泊施設

ランプの宿。

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