続けて、神奈川県横浜市の観光を取り上げます。前回、入園無料の【野毛山動物園】について書きましたが、次はズーラシアです。
1999年にオープンし、徐々にいろんなエリアを拡張してきましたが、2015年にサバンナゾーンが完成し、日本最大級の動物園となりました。
全エリアで53.3ヘクタールですので、【上野動物園】の14.3ヘクタールよりずっと広く、52.4ヘクタールをほこる【多摩動物公園】よりももう少し広い規模です。園内はとても広いので、園内バスが走っています。
レジャー記
私達が初めてズーラシアに訪れたのは、2009年12月で息子はまだ1歳になっていませんでした。息子の初動物園が、このズーラシアです。
公共交通機関でズーラシアに行く場合、最寄り駅は中山駅で、そこからバスでさらに20分近くかかります。マイカーの無い我が家は、タクシーを利用して行ったのですが、料金が思っていたより高かった! ・・・というわけで、思ったよりも財布ダメージが大きい苦い思い出があったため、2022年に再訪するまで13年間も行きませんでした。(【多摩動物公園】ばかり通っていた)
さて、駅から遠いズーラシアですが、元々は野毛山動物園の動物のほとんどを、ここへ移動する予定であったようで、広い敷地を確保した結果、少々アクセスしづらい立地になったそうです。
新しい動物園用の土地を買ったものの、横浜市民の要望により【野毛山動物園】の存続が決まったので、ズーラシアはズーラシアで発展していくこととなりました。
ここの展示動物は110種640点(2015年12月)。
中でも、サバンナゾーンの展示エリアは広々としており、動物と来園客とを区切っている柵が無く「モート」と呼ばれる溝で区切られているため、自然に近い姿を観察できるそうです。(【大阪の天王寺(てんのうじ)動物園】もこれと同じような展示)
ズーラシアの開園時間は9時30分から16時30分(入園門は16時00分に閉鎖)。休園日は火曜日。
入場料金は、大人(18歳以上) 800円、中人(高校生) 300円、小人(小・中学生) 200円、小学生未満 無料です。毎週土曜日は、小・中・高校生は無料(要・学生証)です。
2022年の園内マップ。
2022年に訪れた際、亜寒帯の森と、
アフリカのサバンナで、一部工事区間があり、通行止めになっていました。
通行止めエリアの展示動物は、見れませんでした。(ホッキョクグマとペンギンが見れなかったのは残念!)
早く改良工事が終わると良いですね!(令和5年春に終わるようです)
ではズーラシアで会える動物を一部紹介!
インドウゾウ。2022年現在、日本では31の動物園で81頭のアジアゾウが飼育されています。ゾウの繁殖に成功しないと、40~50年後には日本の動物園からゾウがいなくなってしまうそうです。
近くにはガネーシャの像。ゾウの頭を持つガネーシャはインドで大変人気のある神様で、富を運び、知恵を授け、愛に満ちた生活をもたらす幸運の神様です。
ハヌマン像もありました。
ズーラシアは広大で、園内は写真のように外国風の建物や樹木がたくさんあり、とても奇麗です。子連れで気持ち良い散歩ができますし、大人のデートスポットとしても良いですね。
ボルネオオランウータン。人間の活動により、棲みかを追われたオランウータンたちに、食糧不足や繁殖への悪影響などの問題が深刻化しているそうです。
アカアシドゥクラングール。ベトナム戦争の時に、米軍によって散布された枯葉剤によって生息地の大半を失って数が激減したと言われており、生存が極めて危険な状態にあるそうです。
レッサーパンダ。
マレーバク。フニャフニャした鼻とツートンカラーボディが不思議ですね。
インドライオン(インドにすむライオンの亜種)。アフリカのライオンと比べると、やや小柄。狩猟や開発による生息域の破壊によって、世界に数百頭しかいないそうです。
アジアの熱帯林を抜けて、次はオセアニアの草原エリアへ。
オセアニアの草原エリアにはオージーヒルグリルレストランと、売店があります。
おなじみのアカカンガルー。
ああっ、かわいい。
ほんと、癒される~。
もっとゴロゴロして、ダラダラして、おなかをボリボリ掻いてっ♪
ズーラシアは柵を使わない展示をしている動物園なので、動物がちょっと遠いです。
エミュー。ダチョウに次いで背が高い鳥です。
エミューにエサやりをしたい方はぜひ、静岡県の花鳥園へ!
次は、アフリカの熱帯雨林ゾーンへ。
ズーラシア名物「オカピ」。
オカピはキリンとシマウマを掛け合わせたような不思議な外観で、お尻のシマシマが可愛いです。
オカピは世界三大珍獣の一つで、日本で初めてオカピを展示したのがズーラシアです。
日本でオカピを飼育している動物園は、ズーラシア(神奈川県)と、金沢動物園(神奈川県)、上野動物園(東京都)の三つだけです。
チンパンジー。上部が金網になっていて、ひょいひょい移動していました。「チンパンジーの森」で、野外展示もされています。
園内にはいくつか遊具があるのですが、サバンナの遊び場は大人気でした。
いよいよ、園内一番端っこのアフリカのサバンナゾーンへ。
ヒガシクロサイ。
エランド。奥にキリンと、グランドシマウマもいました。
屋内展示のキリン。
チーター。
ライオン。
娘のお気に入り、ミーアキャット。
「かわいい~~♪ おうちに連れて帰りたい~♪」と、娘は大はしゃぎでした。ライオンキングのティモンでも有名な動物ですね。
アフリカのサバンナゾーンの端っこに、「ケープハイラックス」という面白い動物がいるので、チェックしてください(ネズミではない。実はゾウに近い)。ヒーターの前に座ってヌクヌクしていて、あまり動かないのは、体温調節能力が未発達なため。
私は、早川いくをさんの本が好きなのですが、こちらの動物は、「うんこがへんないきもの」に登場します。
体重80㎏未満、身長100㎝以上、年齢5歳以上であれば、ラクダに乗ることができます。一回500円。時間が決められているので、事前にチェックして行きましょう。
高病原性鳥インフルエンザ防疫対策のため、当面の間、バードショーは中止しているようですが、ちょっとだけバードショーをしていました。
ぱかぱか広場では馬に乗ったり、エサやり体験ができます。
モルモット、ネズミとのふれあい体験もあります。
曳き馬体験、えさやりは別途有料で先着順。モルモットとのふれあい体験は無料ですが整理券が必要です。
こんなふうに、動物の模型と写真が取れるスペースがあります。
写真を見て思わず涙ぐんでしまった・・・。
子供の成長って、ホント、早いのね・・・。
いつまで一緒に遊びに行けるのかな・・・(涙)
永遠じゃないこの日々が、今この時だけの一日一日が、愛おしく思える・・・(疲れるときもあるけれど)
お父さん、お母さん、育児に疲れた時は写真を見ましょう!
もう・・・、もう・・・・、泣けるっ!
。・゚・(ノД`)・゚・。
2009年に赤ちゃんだった息子を連れてきて、13年・・・。早いもので赤ちゃんだった息子は中学二年生になり、中二病まっさかり! いやー、子育ては大変だわ! もう私と動物園には来てくれなくなりました~!(笑)
というわけで、上の写真は2022年に小学生の娘と撮ったもの。
娘よ、あなたはいつまで母親と動物園に行ってくれるのだろうか・・・。(娘は、お土産と食事につられる性格をしているので、案外長く一緒に遊んでくれそうな気がする)
最後は、噴水口のアクアテラスへ。ここは園内で一番大きなギフトショップで、17時まで開いているので、閉園後に訪れても大丈夫。
お土産にはぜひ、オカピを!!!!
さて、次は、金沢動物園を紹介します。
金沢動物園もちょっとアクセスが悪いですが、長~~いローラー滑り台で遊べるのです。
続けて、横浜市の観光を取り上げます。 野毛山動物園、ズーラシア、と紹介して、次は金沢動物園です。 →野毛山動物園の記事はこちら →ズーラシアの記事はこちら 山の上にある動物園で、横浜市にあ[…]
(この旅行記は2009年と、2022年のものです)
関連記事
こちらの動物園の記事もどうぞ。
→→野毛山動物園の記事はこちら・・・神奈川県。無料。
→→上野動物園の記事はこちら・・・東京都。世界三大珍獣が見られる、日本最古の動物園。
→→多摩動物公園の記事はこちら・・・東京都。私のダントツお気に入り動物園。
→→【町田リス園】 めっちゃリスに囲まれる! リス好きにダントツオススメ・・・東京都。
→→【井の頭自然文化園②】 小さな遊園地つきの動物園(本園)で、リス園や彫刻館がある。追悼ゾウのはな子・・・東京都。
交通アクセス
相鉄線「鶴ヶ峰」駅北口、相鉄線「三ツ境」駅北口、JR横浜線・横浜市営地下鉄「中山」駅南口下車し、各駅から「よこはま動物園行き」のバスに乗車します。
乗車時間約15分。
車で行く場合、1日1回1000円の有料駐車場があります。
料金について
18歳以上の大人800円、高校生300円、小中学生200円、小学生未満無料です。
毎週土曜日、小・中・高校生は無料で入れます。(学生証が必要)
園内バス・・・一回乗車大人200円で、一日券は400円。
開園時間9:30~16:30(入園は16:00まで)
火曜日が休園日。
近くの宿泊施設
ホテルアトラス。
ズーラシア最寄り駅の中山駅から、地下鉄グリーンラインに乗り、3駅離れたセンター南駅で下車。1番出口から徒歩5分。