フライパンでできる、手作り「ナン」レシピ。自分で作ればイーストフード不使用

なんだか最近レシピの記事が続いていますが、今日は「ナン」の作り方を書きます。(夏休みなので、子供と一緒に料理する機会が増えた)

 

パン生地に比べてこねる時間が短い&めん棒で伸ばす作業が楽しいので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。

 

うちは多めにナンを焼いて、翌日の夫の弁当にしますが、
「手作りナンなの? 良いな~」
と言われたことがあるらしい。

 

パンのようにオーブンが必要ではなく、フライパンで作れるので簡単ですよ。(本当は窯で焼くんですけどね)

材料

大人2人分の材料
・強力粉200g
・薄力粉200g
・ドライイースト2g
・ぬるま湯 250mlくらい
・塩6g
・砂糖10g

 

いつからかコマーシャルで「イーストフード、乳化剤は使用していません」のパンが宣伝されていますが、イーストフードはパンを膨らませる「臭酸化カリウム」という添加物で、発がん性の危険があるそうです。

 

イーストフードは、外国では使用禁止のところもあるようですが、日本では規制が無いようです。

 

パンはイースト菌によって発酵させますが、イーストフードは発酵させるのではなく「膨張剤」です。

先ほど材料で「ドライイースト」と書きましたが、これは膨張剤ではなくイースト(酵母)菌を長期保存できるように乾燥させたものです。

イースト(酵母)は、ドライ(乾燥)イーストと生イーストに分かれ、どちらも酵母菌が糖分を食べて二酸化炭素を作り出し、この二酸化炭素がパンを膨らませます。

 

ドライイースト&生イーストは酵母菌であり、イーストフード(化学的な膨張剤)とは完全に別物ですので、ご注意を。

 

余ったイースト菌は冷凍OK。

使用する道具

・大きめのボウル
・量り
・フライパン
めん棒
スケッパー・・・なければ包丁でもOK
めん台

 

「めん台」とはこういう板です。大理石のものや木のものがあります。
石のほうが、汚れが落ちやすく乾きやすいので、お手入れが簡単です。

 

 

安価なシートタイプもあります。
台所のキッチン台が化粧板タイプで平面ならば、このようなシートタイプでも大丈夫ですが、ステンレスでできた凹凸台に柔らかいシートは不向きなので、木か石の台を買いましょう。(キッチン台ではなく、食事テーブルなどで作るならシートでも良いですが、粉が飛び散るのでカーペットを敷いた部屋ではやらない方が良いです)

作り方

ボウルに強力粉と小麦粉を入れ、砂糖、塩を間隔を置いてのせます。

ぬるま湯でドライイーストを溶いたら、砂糖の上に流し入れましょう。イースト菌は糖分をエサにして発酵します。

 

よくこねて、粉っぽさが無くなるくらいになったら(水気が足りなかったら足してください)表面をならし、乾燥防止のためラップをかけて放置。

うちは、家族4人分の夕食+夫の弁当でたくさん作るので、強力粉400g、薄力粉400gで作っています。

 

 

一時間後。発酵して炭酸ガスが発生し、モコモコに。

イースト菌、ありがとう~♪

 

 

打ち粉(強力粉)をまぶしためん台に出し、ガスを抜いて細長くまとめます。

写真右の四角い金具がスケッパー。スケッパーが無かったら包丁で生地を切りましょう。

 

 

テニスボールよりもちょっと小さいサイズに丸めます。生地は手にくっつくので、打ち粉をまぶしながら丸めてください。

丸めたら10分くらい放置。

 

 

めん台に打ち粉をまぶし、めん棒で薄く伸ばします。
生地がめん棒にくっつくときは、生地の表面にも打ち粉をまぶしてください。

 

 

熱したフライパンにのせ(油不要)、中火で焼きます。

生地がプクプク~と膨らんできたら、裏返します。

 

 

大さじ2の水をフライパンの端に加え(生地に水をかけない)、蓋をして3分くらい中火で蒸し焼き。

蒸した後は、蓋を開けて中火で1分加熱すると、表面がパリッとして美味しいです。

 

 

 

焼けたら、網の上(お皿の上にてんぷら網を置く)で冷まします。

うちのフライパンは28cmサイズで、一度に2枚焼けます。一回につきかかる時間はだいたい10分くらいです。

 

 

 

お好みのカレーと召し上がれ♪

 

インド人(ネパール人かもしれない)のカレー店で何度か食事をしたのですが、タンドール窯で焼いたナンはパリッとしているのに対し、フライパンで作ったナンは表面がパリッ、中がもちっとしています。

 

どちらも美味しいですよ~♪

 

強力粉、イーストめん台 、めん棒があれば、ロールパンなども作れるので、手作りパンに興味のある方は道具をそろえてみてはどうでしょうか。

 

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