【西湖コウモリ穴】 入れるのは3月20日から11月末まで! コウモリが住んでいる洞窟を探検! クニマスも見れます

今日は、山梨県西湖(さいこ)にある、西湖コウモリ穴を紹介します。

レジャー記

西湖(さいこ)コウモリ穴は、富士五湖の一つである西湖の南側にあります。

 

ちなみに富士五湖とは、富士山の周りにある湖で、下の五つです。

  1. 【山中湖(やまなかこ)】
  2. 【河口湖(かわぐちこ)】
  3. 西湖(さいこ)
  4. 精進湖(しょうじんこ)
  5. 本栖湖(もとすこ)

 

西湖と精進湖を作ったのは864年から866年にかけて起こった富士山の噴火です。もともと、「剗の海(せのうみ)」という一つの湖だったのですが、熔岩により二つに分断され、今の形になりました。

 

 

西湖コウモリ穴に車で行く場合、無料駐車場があります。

公共交通機関で行く場合、河口湖駅で電車を下車し、駅前から出ている西湖周遊バス(グリーンライン)に乗車し、西湖コウモリ穴バス停で下車、徒歩すぐ。

 

タイトルにも書きましたが、西湖コウモリ穴に入れるのは3月20日から11月末までなので、ご注意を。

 

 

入場料金は、高校生以上の大人300円、中学生以下の子どもは150円です。営業時間は9時から17時まで。

券売機に書いてありますが、コウモリは夜行性のため、昼間は洞窟で休んでいます。昼間、コウモリを見ることはできません。

コウモリ観察というよりは、「コウモリが住んでいる洞窟に入ってみよう!」というところです。

 

 

券売機でチケットを買って、ヘルメットをかぶり、QRコードをかざして入場。

ヘルメットは無料で貸し出してくれているので、必ずかぶりましょう。

また、洞窟内はデコボコしているので運動靴が良いです。

 

 

洞窟の入り口まで、しばらく歩きます。

この一帯は、富士山の噴火でできた青木ヶ原樹海(あおきがはらじゅかい)です。熔岩の上に逞しく根を張る樹々をよく観察しましょう♪

 

 

 

 

西湖コウモリ穴入り口に到着。標高925メートルに位置している洞窟です!

 

 

説明書きにもあるように、ここは天然記念物に指定されています。

「洞窟は冬も温暖であるため過去には多数のコウモリが生息していたが、現在はわずかしか見られなくなった」とありますが、洞窟内に人間が観光で出入りするようになり、数が減ってしまったのだそうです。

まぁ、休んでいるのにガヤガヤと入ってこられたのではたまりませんよね。気持ちはすごくよくわかります。

コウモリはその後、保護活動により少し戻って来てくれたようです。

 

 

洞窟内部マップ。富士山の噴火で流れてきた熔岩で出来た洞窟なので、とても複雑な形をしています。西湖コウモリ穴の近くには、同じく富士山の熔岩で出来た【富岳風穴(ふがくふうけつ)】【鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)】があるのですが、コウモリ穴のグネグネ道は探検が楽しいです。(コウモリの寝床なので、静かにしましょう)

西湖コウモリ穴の総延長は350mで、富士山麓の熔岩洞窟の中で最大規模

 

 

では、探検。

 

洞窟内はところどころに照明器具が置かれてありますが、足元に気を付けましょう。

 

 

広々したところもあれば、

 

しゃがまないと通れないようなところもあり、楽しいです。頭を何度かぶつけたので、ヘルメット必須だなと思いました。

 

 

足元の美しい模様は「縄状溶岩」と言い、粘性の少ない溶岩が、傾斜のゆるい所に流れてきた際にできた模様。

 

洞窟の最奥部。扉から先はコウモリの寝床なので、進入禁止です。

ウサギコウモリ、キクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリの三種類が住んでいるようです。

 

 

どんなコウモリよ?と思ったあなたへ、写真を貼っておきます。

 

ウサギコウモリ。

 

コキクガシラコウモリ。

 

ちなみに、街中で夕方よく見るのは、アブラコウモリです。

 

 

西湖コウモリ穴は冬季入場不可なのですが、1月から4月は熔岩洞窟内で氷筍が見られるそう。

 

 

 

最後は売店へ。小さな売店ですが、ぜひ奥へ進んでください。

 

 

売店の奥にはコウモリの模型や標本と、なぜかしら壁一面にアメコミヒーロー「バットマン」のポスターが。

 

 

また、同じ建物には「クニマス展示館」もあるので、必ず見て行ってください!

実はこれ、すごい展示なのです!

 

山梨県から遠く離れた秋田県の田沢湖(たざわこ)。日本一深い湖で有名なのですが、クニマスはもともと田沢湖にしか生息していませんでした。

クニマスの生息が脅かされたのは、昭和初期。「田沢湖の水を発電に利用したい! そのために水量を増やさなくちゃね!」と、酸性の強い川の水を田沢湖に引き入れてしまった人間。この身勝手な行動により、田沢湖のクニマスは全滅・・・。

しかし、これよりも前にクニマスの卵を山梨県の西湖に移植しており、ここで繁殖!

クニマスは絶滅を逃れたのでした。

 

もう一度、クニマス。現在、クニマスが生存するのは世界で唯一、山梨県だけ!!!

クニマスの故郷である秋田県の田沢湖は、また後日紹介します。

 

 

西湖コウモリ穴の南には、同じく富士山の熔岩で出来た洞窟が二つあるので、併せてまわると楽しいです。富岳風穴(ふがくふうけつ)までは車で4分。

富岳風穴と鳴沢氷穴は、【青木ヶ原樹海、東海自然歩道(青木ヶ原自然歩道)】というハイキングコースで結ばれているので、徒歩でまわれます。

 

 

次は、なるさわ富士山博物館を紹介します。西湖コウモリ穴からは車で10分くらい離れています。

 

次の記事はこちら

今日は、山梨県鳴沢村の「なるさわ富士山博物館」を紹介します。 ここは隣に「道の駅なるさわ」があるので、セットで訪れると楽しいです。 レジャー記 なるさわ富士山博物館へ車で行く場合、無料駐車場があります。 公共交通機[…]

 

(これは2022年のレジャー記です)

 

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交通アクセス

車で行く場合、無料駐車場があります。

公共交通機関で行く場合、河口湖駅で電車を下車し、駅前から出ている西湖周遊バス(グリーンライン)に乗車し、西湖コウモリ穴バス停で下車、徒歩すぐ。

富士急行バスHP

料金

高校生以上の大人300円、中学生以下の子どもは150円。
営業時間は9時から17時まで。
コウモリ穴に入れるのは、3月20日から11月まで。

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