【PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査は、病気の診断に使ってはならない】

新型コロナウィルスで有名になった「PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査」の精度には大きな問題があることについて、わかりやすい動画があったので載せておきます。

 

 

1粒のウィルスがあって、37回まわすと陰性・陽性が見えます。それを我が国は45回まわしています。明らかにやりすぎなんですよね。これにどういった問題が生まれてくるかというと、偽陽性が出てくる。ウィルスがいなかったんだけれども不具合が生じて陽性になるという現象が起こる。
本来は陰性だった人が、陽性と判定されてしまう。
それでわが国では、この条件でやっているので、周りの人の相当数が偽陽性になっているんじゃないかと思っている。
もう一つ問題になっているのが、一粒だけのウィルスが入っただけで発症するのかということ。たまたま陽性者と話していて、ウィルスをもらっても、1個か2個しかウィルスがなければ発症することはない。何百個かウィルスが入ると感染はする。一粒のウィルスだけだと感染は成立しない。もう少し回数を少なくして検査したほうが、本当に感染した人かそうじゃないかの振るい分けができる。
PCRをやればやるほど、陽性者が出てくる。見直しが必要。

 

【村上康文先生のプロフィール】
東京大学薬学研究科博士課程修了(薬学専攻)、Alberta Einstein Medical School (アルバータアインシュタイン医科大学、免疫学部門)、Memorial Sloan Kettering Cancer Center (スローンケタリング記念癌研究センター,分子生物学・ウイルス学部門)、理化学研究所にて抗体医薬・ゲノム生物学の研究に従事した後、東京理科大学基礎工学部生物工学科教授に就任、鳥取大学の客員教授も務める。遺伝子発現変動を高感度かつリアルタイムに検出できるマイクロアレイシステムの開発。自身が開発したインフルエンザウイルスの診断用抗体は、現在もグローバル市場の半分以上のシェアを占めている。

 

 

 

 

 

よく知られた検査方法に鼻腔内綿棒があります。4~6インチの大きな綿棒を鼻に詰めるのです。
ノーベル賞を受賞したキャリー・マリス博士によると、彼こそがPCR検査を発明した人物(故人)なのですが、PCRの増幅サイクルを大きくすると、誰の中にでもなんでも見えるようになります。彼自身の言葉になりますが、PCR検査を病気の診断に使ってはならないのです。繰り返します。PCR検査を発明した人は、PCR検査は病気の診断に決して使用されるべきではないと言いました。PCR検査は単純に、病気の断片があるかどうかを調べる道具にすぎないのです。
アメリカや世界における大手のPCR検査機関では、ほぼ全ての機関と話をしたので私はよく知っているのですが、37~45サイクルの増幅回数でPCR検査を行っています。これでは、97%以上の偽陽性が発生してしまうのです。

アンソニー・ファウチ氏自身も次のように述べています。
「PCR検査において33サイクルを超えてから検出されたものはすべて、33回の増幅回数を超えてしまったら、発見されたものすべてには、感染力がないだろう。37や38サイクルなら当然、36サイクルであっても、ただの死んだヌクレオチドだと言わざるを得ません」

しかし、アメリカに目を目を向けてみると、ニューヨークタイムズでも報道していますが、すべてのPCR検査期間は45サイクルで実施してきました。
ニューヨークタイムズでさえ記事を出しているので引用します。PCR検査には欠陥があり、90%の検査結果は実際の病気を示すものではなかったのです。
それでは、感染者数はどうなるのでしょうか。
PCR検査を30サイクルに減らしたら、あるニューヨーク検査機関では63%の感染者がいなくなりました。
マサチューセッツの検査機関が同じようにしたら、ほぼ90%の感染者が消えました。
2007年にPCR検査が百日咳の疑似流行を起こしました。ニューハンプシャー州のある病院でのことです。検査結果の100%が擬陽性でした。

 

PCR検査の生みの親であるキャリー・マリス氏は、新型コロナウィルスがWHOに報告される4か月前の2019年8月7日に、自宅で死去しています。享年74歳。