【三菱みなとみらい技術館】 ミッションラボがオススメ。ワカマルくん引退

続けて横浜市の観光を取り上げます。

今日紹介するのは、三菱みなとみらい科学館。

見学記

三菱みなとみらい科学館は、以前紹介したOrbi Yokohama(オービー横浜)のあるMARK ISの2件南隣の建物です。

 

まず私達は、2階へ行って「体験展示プログラム」の受付をしました。

当日先着順で予約が必要なのは「スペース・プロジェクト」と「スカイウォークアドベンチャー」の2つです。

 

 

写真はスカイウォークアドベンチャー。

小学生以上(推奨年齢:小学校4年生以上)が対象で、ヘリコプターの操縦が無料でできます。
この時息子は小学1年生でしたので、夫と一緒に操縦しました。
6軸の揺動装置によるダイナミックな動きは実際のヘリコプター操縦そのもので、横浜の景色の中を飛べるそうです。
(2017年追記・・・運行に必要不可欠な製品の入手が困難のため修復ができず、スカイウォークは廃止になりました)

 

 

 

もう一つの体験展示は、月面資源採掘船の開発プロジェクト。

「2020年に月で夢の鉱物が発見された! 月面資源採掘船ドデカトロンを操縦して採掘に行こう!」というミッション遂行型のアトラクションです。

こちらは500円の「ミッション・ラボ」と、2500円の「カスタム・ラボ」の2つあります。
私達が選んだのはミッション・ラボのほう。

写真のような大画面の前に12個の席があり、みんなで協力して1つの「月面資源採掘船ドデカトロン」を作り上げます。

 

 

ミッション・ラボのカスタム画面。

息子は一番左端に座ったので、A1のパーツ担当。上昇エンジンといって、ドデカトロンを浮上させる噴出装置を作りました。(座った席により担当部位が、ドリルや、コックピットなどにわかれる)

未来の設計アイテムGA-BAN(画板!)を操作して、自分が担当したパーツをデザインした後は、みんなの部品とあわせて一つの月面資源採掘船ドデカトロンにします。

その後、月面探索開始!

左端の4人で飛行機みたいに浮上走行、真ん中の4人でトラックみたいに月面走行、右端の4人で採掘作業をします。
係員さんが操作の指導をしてくれるので特に困ったことはありませんでしたが、制限時間が設けられているのでちょっとドキドキしました。

 

 

最後は、ケースに入った小さなドデカトロン(量産モデル。みんな一緒の形で100円玉大くらい)を持って帰れます。

ミッション・ラボは、かなり楽しかったです。

小学校高学年から参加している子が多そうでした。

もう一つのカスタム・ラボはドデカトロンをすべて一人で自由に設計し、3Dプリンタで製作するものです。後日ご自宅へ郵送されるそうです。(ちょっと高い。2500円)
3Dプリンタを使用するのは、日本の科学系博物館では初めての試みだそうです。
1日に36人体験可能です。

 

 

 

館内はいろんな展示がありますが、私たちが一番時間を過ごしたのが「環境・エネルギーゾーン」。

 

エネルギーは、水力、風力、火力、地熱、太陽エネルギー、原子力があります。

 

 

三菱重工、東芝、日立は「原子力御三家」とも言われている企業で、こちらの化学館では原子力発電所の仕組みについて勉強することができます。

PWR(加圧水型原子炉)の模型や、バーチャル原子炉探検ができます。

 

 

 

写真真ん中にズドーンと立てられた灰色の柱のようなものは、原子炉の燃料集合体です。(実物大)

消しゴムつき鉛筆のお尻についている消しゴムのような大きさのペレットを、燃料棒につめて、264本まとめたのが燃料集合体です。
100万KW級発電所では、この集合体が193本、炉心に装荷されているそうです。
イエローケーキや、ウラン鉱脈採掘現場の写真などもあり、原子力発電所の勉強に良いです。

 

 

青い丸は原子力発電所があるところです。

ウラン燃料と原子爆弾の違いは、原子爆弾に使われるのは燃えやすいウラン235がほぼ100%使用されているのに対し、原子量発電所ではウラン235は約4%、残りの約96%は燃えにくいウラン238である、など読んでいて「へー・・・」と思わせられることばかりでした。

 

 

二階の展示は、環境・エネルギーゾーン、技術探検ゾーン、乗り物の歴史コーナーなどもありました。

高学年~大人向けの展示が多いです。

 

 

 

一通り2階を見学した後は、1階へ下りました。

こんなふうに、宇宙飛行士さんみたいな写真が撮れます。

 

 

 

1階は、航空宇宙ゾーン、海洋ゾーン、交通・輸送ゾーン、くらしの発見ゾーン、ミュージアムショップがあります。
写真は航空宇宙ゾーンのフロンティアシアター。

 

 

初飛行を行った国産初のジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の機首・前胴部と主翼(一部)・エンジン部を実物大で再現したものがあり、MRJの実物大模型でフライトシミュレーションができます。

 

 

ロケットに搭載されているエンジンの実物展示もあります。
交通・輸送ゾーンでは、「運転!ぴったりトラム」というミニバスのシミュレーターができます。こちらはちびっ子に人気のようでした。

 

 

1階の海洋ゾーン。「シーメカニマルをつくろう!」というコーナーで、自分で魚やクラゲをデザインするものです。完成した魚は、隣のしんかいシアターで泳がせることができます。

 

 

 

他に「しんかい6500」実物大 分解展示や、深海調査船に乗って深海探索をするゲーム、地球深部探査船「ちきゅう」の展示があります。

 

 

 

一階受付窓口前にあった、コミュニケーションロボットwakamaru(わかまる)くん。身長:1m。体重:約30kg。
10名の顔を見分け、360度全方位を同時に見れ、しゃべったり、じゃんけんをしたりします。

 

2005年9月16日、家庭用ロボットとして誕生。100台限定販売され、価格は150万円だったそうです。

話しかける言葉は、「お名前は?、こんにちは、今何時?、さようなら、写真を撮ろう、じゃんけんしよう、体操して、かわいい、ありがとう、握手しよう」などです。

私達が訪れた四日後(2016年3月31日)に、引退しました。

引退理由は、わかまるくんを直してくれるお医者さんが居ないためだそうです。

入館した時に話しかけたら、確かにちょっと調子が悪いようで、ちぐはぐな返事をしたり、無反応だったり・・・。
引退も、仕方の無いことなのかなぁと思いました。

 

退館する時、わかまるくんに最後のお別れをしました。

私「わかまるくん、じゃんけんしよ」
わかまる「・・・・」
私「今何時?」
わかまる「・・・」
私「かわいいね」
わかまる「イヤ~、ソレホドデモナイヨ」
私「バイバイ、さようなら」
わかまる「・・・サヨウナラ」

 

なんか、ちょっとウルッとしました。

最初で最後のわかまるくん。

かわいかったよ、わかまるくん・・・。

思い入れのある人は、さぞかし寂しかったでしょうね。

わかまるくん、今頃、どこで眠っているのかな・・・。

 

 

ミュージアムショップでは、宇宙食、実験グッズの取り扱いがありました。

三菱みなとみらい技術館のキャラクター「テクノくん」グッズもあります。 HPに「テクノくんは、たまに館内をお散歩します」と書いていたので、一緒に写真を撮ったりできるんでしょうね。

 

夏休み期間中、理科実験イベント(申し込み不用・無料)をするそうなので、お出かけ前にイベント情報を閲覧してはいかがでしょうか。

 

次回は、東芝の科学館を紹介したいと思います。(川崎市にあります)

 

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→→ドッグヤードプロジェクションマッピングと、ランドマークタワー。日本一早いエレベーター、日本で二番目の高さを誇る超高層ビル。

交通アクセス

みなとみらい線「みなとみらい」駅5番けやき通り口より徒歩3分です。
または、JR根岸線/横浜市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩8分。
電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

車で行く場合、付近の有料駐車場や、三菱重工横浜ビル有料地下駐車場に停めることになります。

料金について

大人500円、中高生300円、小学生200円。
大人で年に2回、子どもで3回以上訪れるなら、年間パスポートのほうがお得です。
開館時間10時から17時まで。最終入館16:30。
毎週火曜日休館日。(祝日の場合は翌日)

近くの宿泊施設

横浜ロイヤルパークホテル。
三菱港みらい技術館の隣にある、東日本一の高層ビル「ランドマークタワー」内のホテルです。

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