【日吉大社 奥宮】 牛尾宮遥拝所から片道30分の登山。金大巌(こがねのおおいわ)は美しい鏡岩だった!

前回の続きで、滋賀県の琵琶湖一周旅行二日目の行程。

全国に約3,800ある日吉神社・日枝神社・山王神社の総本社である「日吉大社(ひよしたいしゃ)」の西本宮と東本宮の次は、奥宮の紹介です。

→→2018年5泊6日滋賀県琵琶湖一周旅行記の行程はこちら・・・レンタカーを利用して、5泊6日で27か所を巡りました。

参拝記

 

日吉大社の境内図をもう一度貼っておきます。


西本宮~東本宮のお参りは、距離700mほど、時間にして30分ほどかかります。

西本宮、東本宮については、前回の記事【日吉大社】でご覧ください。

奥宮は、日吉大社西本宮・東本宮の後ろにある標高381mの「八王子山」の山頂よりも、少し下あたりにあります。

 

 


奥宮への道は、東本宮と西本宮の間にあり、石の階段を30分ほど上った先です。(つまり、ここから奥宮へは往復一時間ほどかかります

 

 

奥宮に祀られているのは、こちら。

  1. 巨大な磐座「金大巌(こがねのおおいわ)」
  2. 東本宮に祀られている大山咋神(オオヤマイクノカミ)の荒魂が祀られた「牛尾宮」
  3. 樹下宮(じゅげぐう)に祀られている鴨玉依姫神(カモタマヨリヒメノカミ。大山咋神の妻)の荒魂が祀られた三宮宮

 

階段の両側にはそれぞれ、奥宮にある牛尾宮と三宮宮の小さな遥拝所があります。

 

 

では、階段を上って、八王子山の奥宮へ・・・。

階段は途中までで、道の大半はひたすら上り坂です。

 

 

三歳の娘、お兄ちゃんと手を繋いでがんばる。

 

 

途中、見晴らしの良いところに出たので、琵琶湖を眺めながら休憩。

 

 

「まだかな、まだかな~」とテクテク上り、せり出した巨石が見えてきたら、あともう少しです。

 

 

せり出した巨石の迫力に驚く。

 

 

横から見たところ。

 

 

奥宮への階段を上って30分ほど経ったところで、懸造(かけづくり)の建物が見えてきました。

写真右に見えている注連縄の巻かれた木は、落雷にあった木なのか、幹の上部は割れ、一部分が焦げていました。

 

 

写真右が「牛尾宮」。1595年(安土桃山時代)に建てられたもので、重要文化財に指定されています。牛尾宮には、東本宮に祀られている大山咋神(オオヤマイクノカミ)の荒魂が祀られています。
左側が「三宮宮」で、樹下宮(じゅげぐう)に祀られている鴨玉依姫神(カモタマヨリヒメノカミ)の荒魂が祀られています。

この二神は、夫婦神です。

 

 

懸造(かけづくり)は、山の崖などに張り出してつくられた建造物で、以前紹介した竹生島の舟廊下や、京都の清水寺もこのような造りです。

 

 

 

牛尾宮、三宮宮の奥にあるのが、巨大な磐座「金大巌(こがねのおおいわ)」。

日吉大社の信仰の起こりとも言われている場所です。

 

 


どうです、この大きさ!

立派ですね~~!

 

 


磐座の横に回ってみました。

かなり分厚くて、側面はややゴツゴツしています。

 

 

こちら、表面。

多少の凸凹があり、コケが生えていますが、りっぱな「鏡岩」です。

 

 

もう一度、金大巌(こがねのおおいわ)の正面写真。

 

 

金大巌(こがねのおおいわ)から見た景色。

琵琶湖がよく望めました。

 

 

私は和歌山出身なのですが、和歌山にも磐座、鏡岩がたくさんあります。(特に熊野に多いような・・・)

 

以前、どこかのサイトで見たのですが、昔、和歌山には太陽の光を反射する巨大な鏡岩があって、光っているのが海からよく見えたそうな。

 

とすれば、この日吉大社奥宮の金大巌(こがねのおおいわ)も、名前のように、太陽の光を反射して金色にピカピカ光っているのが、琵琶湖から良く見えたのかもしれません。

 

また、この鏡岩は琵琶湖を挟んだ対岸にある三上山(みかみやま)に向いているようです。

私が訪れた時は、モヤ~~っとしていたため、三上山はここから見えませんでしたが、三上山はピラミッドとも言われている山なので、ひょっとしたら何かのつながりがあるのかもしれません。

三上山は、琵琶湖一周+京都旅の5日目に行ったので、また後で記事にしたいと思います。

 

 

白髭神社の記事にも書きましたが、磐座は大地のエネルギーを増幅して周りに放射する役割もあったようで、奥宮の金大巌は古代の原始的な信仰を感じさせました。

 

青森の大石神ピラミッドにあった鏡岩は倒れていたけれども、日吉大社の金大巌のような形をしていたのだろうか・・・???

【大石神ピラミッド】の記事はこちら・・・青森に五万年前のピラミッド? 倒れた鏡岩がある。

 

 

日吉大社の東本宮と西本宮へのお参りも良かったのですが、ぜひこの巨大な鏡岩「金大巌」を見てください。

 

片道30分ひたすら上り坂ですが、3歳の娘は半分ほど自分で上がり、小学生の息子はスイスイ上ったので、真夏の暑い日ではない限り、そんなに辛くないと思います。

 

 

 

「これぞ鏡岩!」と大興奮の、素晴らしい所でした!

 

 

さて、次は、この日の宿泊所であった「ことゆう」について簡単に書きたいと思います。

「ことゆう」は、雄琴(おごと)温泉スパリゾートあがりゃんせの隣にあるホテルです。

 

次の記事はこちら

前回からの続きで、滋賀県の琵琶湖一周旅です。 【日吉大社】を参拝した後、車で10分ほど離れた「天然源泉の宿 ことゆう(糸結)」に泊まりました。 →→2018年5泊6日滋賀県琵琶湖一周旅行記の行程はこちら・・・レンタカーを利用して、5[…]

 

(この旅行記は2018年です)

 

関連記事

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→→【日吉大社】 日吉・日枝・山王神社の総本社。奥宮等全てに参拝するなら、所要時間1時間半ほど必要・・・前回の記事です。

→→【道の駅 琵琶湖大橋米プラザ】 琵琶湖大橋と記念撮影。琵琶湖大橋にはメロディロードがある・・・日吉大社の近くにあります。

→→【白髭神社】 近江最古の大社で、全国の白髭神社の総本宮。湖中の鳥居と、山の磐座・・・日吉大社から車で30分ほど離れています。山上(奥宮)に磐座がある。

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、JR湖西線 比叡山坂本駅(徒歩20分)。または、京阪石山坂本線 坂本駅(徒歩10分)。

車で行く場合、境内に無料駐車場があります。

料金

入苑協賛料:大人300円 小人150円
参拝時間:9:00 〜 16:30

近くの宿泊施設

天然源泉の宿 ことゆう(糸結)。日吉大社から車で10分。スパリゾートあがりゃんせが利用できるホテルです。

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