【八幡平ビジターセンター】 大沼の向かい側にあり、泥火山も見れます

続けて鹿角市の観光です。

後生掛温泉の隣にある後生掛自然研究路で、日本一の泥火山を見た後、ビジターセンターへ行きました。

旅行記

「八幡平ビジターセンター」は【後生掛温泉】に近い方で、「大沼」のすぐ近くにあります。
もうひとつ、名前のよく似た「松尾八幡平ビジターセンター」というところが、岩手県側にあります。

 

八幡平の中で最も大きな沼「八幡平大沼」。

標高944mに位置し、付近は遊歩道になっており散策を楽しめるようでしたが、雨が降っていたため、ビジターセンターに入りました。
紅葉の時期には一日千人もの人が訪れる人気スポットだそうです。

 

 

ビジターセンターは、無料で入れます。

シアターでは、美しい映像が見れるのでオススメ!

 

 

八幡平の自然の模型がありました。

ツキノワグマ、テン、ニホンカモシカ、タヌキ、鳥類が、豊富な木の実、キノコ、虫などの恵みを受けて暮らしているようです。

 

 

クマは木に登るらしい、ということは知っていましたが、こんな座布団みたいなものを作るんですねぇ。

これは「クマ棚」と言って、ブナやミズナラなどの木に登って枝を折り、ドングリなどの木の実を食べた時にできるものだそうです。

 

 

ツキノワグマは、九州では絶滅。四国では絶滅が危惧されているのだそうです。

クマは雑食性で、主に植物を食べており、90種類の樹木の果実を食べているようで、時には死んだ動物の肉、昆虫、魚やサワガニ、蜂蜜などを食べるそうです。

蜂蜜は有名ですね。

 

黒い服で山に入ると、蜂がクマだと勘違いして刺すので、黒い服を着て行かないように・・・とは、TVなどでよく聞く話です。
(ニオイのきつい服や香水も、蜂を誘う原因になるのでご注意を)

 

 

 

ツキノワグマ出没注意月間。

八幡平では、7月から8月ごろ、ツキノワグマの目撃が多くなるそうです。(2017年は9月まで延長)

これは、水芭蕉の実を食べに来るため。

鹿角市では、去年、タケノコとりをしていた方がクマに襲われて死亡しましたが、タケノコもクマの好物です。(人間が好きなものは、クマも好き)

 

ビジターセンターの看板には、

クマと人との事故を防止するため、ツキノワグマの目撃情報の提供にご協力をお願いいたします。
また、散策の際はクマ鈴を提携するなどし、クマと出会わないための対策をとるようお願いいたします。

と、ありました。

 

北海道でも問題になっていましたが、クマを見かけた時に食べ物を与えるのはやめましょう

 

・人間の食べ物は美味しい
・人間は警戒する生き物ではない

と、熊に思わせると、人里に下りてくる原因になるそうです。人に対して警戒心の無いクマは、射殺されるそうです。

 

ゴミ(食べかけ・飲みかけ等)のポイ捨てもやめましょう。

 

ドングリが不作の年は、クマとの遭遇率が高まるそうです。

森は「昔からのクマの住処」なので、クマ鈴をつけ、団体で行動し、遭遇を避けましょう。

 

  • ツキノワグマやヒグマの人里への出没は、山中にクマの食物が不足することが直接の原因
  • クマの生息地、あるいはその周辺では、ゴミや放置された果物などの誘引物の管理をしっかり行う
  • ほとんどのクマが、人間と出会わないよう用心しながら活動している
  • クマ鈴、ラジオ、声を出す、手を叩くなどして、クマに自分の存在を知らせる
  • 早朝や夕方、雨・霧・強風など天候の悪い日は森に入らない
  • クマの出没情報があるところには行かない

 

 

 

泥火山の模型。

ビジターセンターから100mのところに泥火山があり、スタッフが解説を交えて案内してくれるそうです。

所要時間は5~10分。

頼みたかったのですが、雨が降っていたので、「なんか悪いなぁ・・・」と自分達だけで見に行くことにしました。

 

 

ビジターセンター横の登山道をテクテク。

 

 


後生掛自然研究路のものよりは小さいですが、しっかり泥火山でした。

 

 

こちらの方が、色が薄いかな。

 

 

後生掛温泉の隣にある自然研究路の泥火山の写真をもう一度貼ります。
日本一の大きさで、やっぱりこっちの方が黒いですね。

 

 

 

付近は豊かな森林で、木の実や、

 

 

キノコが豊富でした。

5分歩いただけなのに、キノコは目についただけで7種類くらい見たような。

 

 

 

猛毒のカエンタケかなぁ?(←触ると手がただれる! 食べたら死ぬ)

それとも、食用のベニナギナタタケかなぁ?

東京キノコ同好会さんにきこうかしら。

 

 

 

朝は晴れていたのに、昼頃から雨でちょっと残念でした。

晴天の大沼はさぞかし奇麗でしょうね。

これから紅葉シーズンで観光客が増える時期ですが、クマ鈴を付けたり、複数で行動するなどして、クマとの思わぬ遭遇を避けるようにしましょう。

 

クマの方も人間に会いたくないのだから、ちょっとした工夫で遭遇率は全然違うのだと思います。

 

この後、私たちは八幡平アスピーテラインを岩手県の方に走り、八幡平山頂レストハウスと八幡沼を目指しました・・・が、経験したことのない濃霧で、恐ろしいドライブとなりました(^_^;)

 

次の記事はこちら

ずっと秋田県鹿角市の観光を書いていましたが、今日取り上げる「八幡平(はちまんたい)山頂レストハウス」は、岩手県八幡平市です。 岩手県は夫が大学&大学院の6年間過ごしたところですが、いつも夫の故郷青森県への通り道にすぎなかったため、結婚[…]

(この旅行記は2017年です)

 

関連記事

→→ゴールデンウィーク(秋も)「クマ」にご用心!  人間を恐がらないクマが、増えているらしい。 

→→玉置神社(世界遺産)。熊野三山の奥宮。 神様に呼ばれないと辿り着けない?。・・・クマにおびえた私。

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、JR東北秋田新幹線田沢湖駅から鹿角花輪行きのバスに乗り、大沼温泉バス停で下車。(バスの乗車時間は約二時間ほどあると思います。事前に問い合わせてください)

車で行く場合、無料駐車場があります。

料金

無料です。

近くの宿泊施設

八幡平温泉郷 八幡平高原ホテル。ビジターセンターから徒歩5分。

お得で便利な、旅の予約サイト