2017年の世界各国幸福度ランキングが出ました。日本は51位。不動にみえる現実を解決する方法とは・・・

一つ前の「大城清太さん講演会」の記事で、2016年度の日本の幸福度は53位だと書きましたが、2017年度は51位だそうです。

ちょっとだけ上がりましたね。

天描画家・大城清太さんの講演会の記事はこちら

 

 

 

世界幸福度ランキングについては、別サイトを見てください。

東洋経済
NHKオンライン

 

福祉や教育に力を入れている北欧諸国が上位を占めており、ノルウェーが「最も幸せな国」となった理由は「将来への投資を着実に行っていて、政府などの腐敗も少ない」からなのだそうです。

最下位はどうかというと、武装勢力どうしの衝突が続く中央アフリカ、シリアは152位で、紛争が絶えないアフリカや中東の国々が下位を占めているそうです。

 

 

まずは、平和であること。

 

そして、政府の腐敗がなく、子供や困っている人達を助けるシステムが整っていること。

 

 

ふむふむ。
自分の環境にゆとりがあって、国のリーダーがズルをしないで公正で、他社への援助と思いやりを形にできると、幸せなんだぁ・・・。

 

 

「世界がもし100人の村だったら」のドネラ・メドウズ博士の言葉を思い出しました。
靖国神社と遊就館の記事で、博士の言葉を掲載しましたが、ここにも貼っておきます。

 

貧しい人々が幸せになるためには、金持ちになる必要はない。五つのことが満たされればいい。
一つめは、綺麗な空気と土と水
二つめは、災害や戦争のために故郷を離れなくて済むこと
三つめは、予防を含む基礎的な医療を受けられること
四つめは、基礎的な教育を受けられること
五つめは、伝統文化に誇りを持ち、それらを楽しむことができること
この五つがあるところでは、その真ん中に子供達の笑い声が溢れているはずです。もちろん、大人たちの笑顔も

 

 

そうですよね・・・。

子供の笑顔が真ん中ですよね。

 

 

危機に瀕しているのは地球ではない、我々が後世大事にしてきた考え方にある。そして、未来が良くなるのも悪くなるのも、何を大切にするか次第である。

 

「何を大切にするか次第」・・・、そうですよね。

 

生きるということは、自分で選ぶということです。

 

「私達、一人ひとりが、何を大切にするか」ですよね。

 

つまり、一人一人の、選択と行動

 

 

「世界がもし100人の村だったら」は、いろいろシリーズ化されているので、ご覧ください。
図書館や、子供センターでも貸し出していると思います。

 

 

 

 

「知る」ことで、行動の幅が広がります。

 

 

 

ぜひ、子供に読んであげてください。

 

 

 

ここで、手塚治虫さんの言葉を引用します。

「むろん、世界の現実は厳しい。今の子供達や若者は、生まれたときから、人類を七回も滅亡させることの出来る量の核兵器がすでに地球上に存在していたのです。もう最初から自分達に何の責任も関わりもないところで、無残な暴力が圧倒的にのしかかっていたわけです。とてもたまったものではないと思います。やる気を無くすのも無理からぬことです。けれど、むごい現実を見据えつつ、それでもなお、いかに不動に見える現実も、何とか変えていく力が人間にはあるのだ、ということを、どうしてもっと大人は子供や若者に示してやることが出来ないのでしょうか

「ガラスの地球を救え」の記事に、これ以外の文章も載せてありますのでご覧下さい。)

 

 

 

「わたしなんて」「わたしなんか」・・・と卑下することもなく、

「みんなそうだから」「だれもやらないから」・・・と流されたり、待つのでもなく、

一人一人がどう動くかという、「個」の力が、これから重要になるのではないのかな、と思います。

 

 

 

フード・インク ご飯が危ないの記事では、粗悪な食品を市場からたたきだせるのは、私達一人一人の買物にかかっていること。

 

「9割の病気は病気ではない!」の記事では、医療費増加へストップをかけ、良い医療を提供できる土台を整えるのは医師ではなく、私達一人一人の病院へのかかり方にあるのだということ。

 

地震に注意。通電火災」を覚えておきましょう!の記事では、災害の被害を食い止めるのは私達一人一人にあり、食糧の備蓄は他所に頼るのではなく自分で揃えることを書きました。

 

そして、わたしは母親ですから、未来を作るのは、子供達一人一人・・・もっと根源から言うと、子供を認めてやる大人一人一人にかかっているのだと思います。

 

 

 

ところで、「スイミー」というお話を知っていますか。

ウィキペディアからあらすじを抜粋。

スイミーは小さな魚。ただ、兄弟がみんな赤い魚だったのに、スイミーだけは真っ黒な小魚だった。泳ぎも得意であり速かった。大きな海で暮らしていたスイミーと兄弟たちだったが、大きなマグロに兄弟を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かる。
兄弟を失ったスイミーはさまざまな海の生き物たちに出会いながら放浪するうちに、岩の陰に隠れてマグロに怯えながら暮らす兄弟そっくりの赤い魚たちを見つける。スイミーは一緒に泳ごうと誘うのだが、マグロが怖いからと小魚たちは出てこない。
そこでスイミーは、マグロに食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案する。そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目になることを決意するのだった。かくして小魚たちはマグロを追い払い、岩陰に隠れることなく海をすいすい泳げるようになったのであった。

 

 

良いアイデアを思いついたスイミーはもちろん偉いけど、動いてくれる仲間がいるからこそ、小魚たちはまぐろを追い払えました。

 

小魚たちが動いてくれなかったら、どうなっていたのか。

 

このお話は、「個」の力の大きさを、伝えてくれます。

 

 

 

映画「フードインク」の、サラスティンさんの言葉で、

消費者は自分に影響力があると思っていない。
企業から差し出されたものを消費するだけだと思っている。
これは全く正反対だ。
とあります。
これを、少しいじると、

私達は自分に影響力があると思っていない。
国や会社から提供されたシステムに乗るだけだと思っている。
これは全く正反対だ。

に、なりませんか?

 

決断は、いつも、自分にある。