【東京都埋蔵文化財センター、縄文の村】 無料! 多摩のヴィーナスや、竪穴式住居がある。子連れにもオススメのスポット

今日は、東京都多摩市の「東京都埋蔵文化財センター」と、隣接している「縄文の村」を紹介します。
この施設はなんと、無料で入れるのです!!!

見学記


東京都埋蔵文化財センターへ、公共交通機関で行く場合、
京王相模原線「京王多摩センター駅」東口  徒歩約5分
小田急多摩線「小田急多摩センター駅」東口 徒歩約5分
多摩モノレール「多摩センター駅」     徒歩約7分
です。

 

車で行く場合、建物南側入り口脇に普通車5台分(内1台分はバリアフリー駐車場)があります。駐車料金は無料です。

 

 

 

私は京王多摩センター駅から歩いて行きました。

開館時間は午前9時30分から午後5時まで。

建物前に大きな看板が出ていますが、ここに展示されている「多摩のヴィーナス」を見たくて行きました!

 

 

入り口は二階にあります。

 

 

入館料は無料です。個人利用の場合、写真撮影OK。

 

 

多摩ニュータウンのヴィーナス!

これが見たくて訪れたのです♪

東京都稲城市若葉台で発掘された、縄文時代中期前半(5000年前)のもの。お尻が大きい出尻土偶。

 

 

「丘陵人の肖像」。東京都八王子市で発掘された縄文時代中期前半(4500年前)のもの。日本最古の土製仮面かと騒がれたのですが、紐を通す穴が無いことから、土器の装飾に使われたのでは無いかと推測されているそう。

これを見た瞬間、2009年に東京都上野の【国立科学博物館】でやっていた特別展「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」の像を思い出しました。

 

シカン文化(ペルー北部沿岸で、750年~1350年頃に起こった文化)の黄金像。・・・どうです?? 似てません???

 

 

 

東京都埋蔵文化財センターはそんなに大きくないので、1時間もあれば館内を見学することができます。

古代水場の遺構。

 

 

出土した貨幣。

中世に埋められたもので、儀式にために埋められたのかは、単に埋めて備蓄したのか、なぜ埋められたのかは不明。

 

縄文時代の大型尖頭器。長さ24センチで、関東最大サイズ!

通称の三倍の大きさがあり、短剣に利用されたのでは? 祭祀に使われたのでは? など、推測されているそう。大型尖頭器の用途は未だに不明なのだそう。

 

 

たくさんの土器の展示。新聞記事もたくさん掲載されていて、読んでいて楽しかったです。

 

 

縄文土器片の模様は、なんと魚(イワシ?)の背骨!!

 

 

 

個性的な土偶の数々。

多摩ニュータウン遺跡群では300展の土偶が出土しており、これらは背面人体文土偶と呼ばれるそう。

私は土偶や埴輪が好きで、青森県の【三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)】や、和歌山の【紀伊風土記の丘②】や、長野県の【尖石(とがりいし)縄文考古館】などに行きましたが、多摩の土偶もなかなかステキ♪

 

 

イノシシを獲る罠の展示までありました!

多摩ニュータウンは落とし穴の遺跡がたくさんあるので、縄文時代に狩猟場だった可能性があるそう。

 

「縄文人も聞いた土鈴を鳴らしてみよう」のコーナー。

私は一番右の土鈴が好みでした♪

 

 

こんなにたくさんの土器が出てきたのですね。いろんな形があって、とても楽しかったです。

 

 

「古代人をおしゃれにしてみよう」コーナーや、

 

 

「土器の模様をつけてみよう」コーナーなど、子供ウケしそうな展示もありました。

 

 

模様をつけてみました。結構楽しかった。

 

 

縄文原体の作り方。

 

 

図書コーナーや、立体パズルコーナーもありました。

 

 

縄文時代の衣服を着て、勾玉ネックレスやポシェットをつけるのも楽しそうですね♪

 

 

オリジナルブックカバーは無料でもらえ、スタンプコーナーも充実。

駅近ですし、入館無料で体験コーナーもあるので、子供連れにオススメです。

 

 

 

次は、すぐ隣にある都内最大の遺跡公園「縄文の村」へ。

11月から2月は午後4時30分まで(園内に照明設備がないため)で、こちらも無料で入れます。

 

 

縄文時代の一般的な住居「竪穴住居」を復元したもの。床は土のままのものが多いですが、こちらは「敷石住居」と言い、床に石が敷かれています。

 

 

竪穴住居の床に敷かれた石。なんと、この敷石は4,000年前(縄文時代中期)のもの!

このような敷石住居は、関東、中部、東海地方によく分布しているのだそうです。

新聞に載った遺跡なので、ぜひ見学してください。4000年前の敷石に立ち、復元された竪穴住居を見上げると、気分は一気に縄文時代!

 

 

復元された竪穴住居は全部で3つあります。

 

 

中には焚き火。パチパチとはぜる音が心地よかったです。

 

 

資料館も、縄文の森も、無料で見学できるオススメスポットなので、ぜひ訪れてみてください♪

 

次は、すぐ近くにある「サンリオピューロランド」を紹介します。

 

 

次の記事はこちら

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(この見学記は2023年のものです)

 

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交通アクセス

京王相模原線「京王多摩センター駅」東口  徒歩約5分
小田急多摩線「小田急多摩センター駅」東口 徒歩約5分
多摩モノレール「多摩センター駅」     徒歩約7分

 

車で行く場合、無料駐車場があります。

料金

無料です。

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