前回の【大湯ストーンサークル館】の続きです。
私達が訪れた2017年7月、大湯環状列石史跡内で熊(ツキノワグマ)が目撃されたため、史跡内は立ち入り禁止でしたが、紹介しようと思います。
(後日追記・・・2018年4月末に電気柵が設置され、施設見学が再開されました)
旅行記
大湯環状列石は、秋田県鹿角市にあります。最寄り駅である十和田南(とわだみなみ)駅から5kmほど離れています。
大湯環状列石史跡マップ。
私達が訪れた時は、史跡への入り口に「クマ出没のため立ち入り禁止」の札がかけられ、入れませんでした。
大湯環状列石を上空から撮影した写真。真ん中の道路が66号線。
写真右下の方に大湯ストーンサークル館があり、徒歩5分ほどしか離れていません。
右が万座環状列石、左が野中堂環状列石で、その中心を結ぶ直線の延長線上は、夏至の日没方向を示しているそうです。
66号線の路側帯から撮った、野中堂環状列石。
「熊出没注意」の看板と、立ち入り禁止ロープが張られていました。
前回の記事でも貼りましたが、もう一度、野中堂環状列石の写真を貼ります。
ストーンサークル館にあった、野中堂環状列石の日時計型組石模型。
66号線を挟んで向かい側が、国内最大のストーンサークル「万座環状列石」なのですが、入り口はこのように立ち入り禁止。
ああっ、このロープの向こうの道をたどれば、憧れの巨大ストーンサークルがあるのにっ!
残念じゃぁ ヽ(′Д`
発掘されている中では、日本一のストーンサークル!
見たかった!
路側帯からアイフォンで撮影。
万座環状列石。
ストーンサークル館にあった、万座環状列石の日時計状組石模型。
まぁ、クマはいつ出没するかわかりませんものね。
仕方がないです・・・。
本州に生息しているのは、ツキノワグマです。体長120 – 180センチメートル。
「2017年7月15日の12時半ごろ、大湯字万座の遺跡敷地を横断」とあるので、それ以降立ち入り禁止になっているようです。・・・にしても、熊の目撃数が多いですねぇ。(秋田に限りませんが)
この後訪れた湯瀬温泉も、八幡平も「熊が出た」の話で、「熊ばっかりだなー」と思いました。(←クマの生息地なのでクマばっかりなのは当然ですが)
くれぐれも、立ち入り禁止の注意書きを無視して入らないようにしましょう。
「●●県 熊出没」
「●●県 熊注意報」
などの検索で、クマに関する情報が出てきます。
これから秋のハイキング・トレッキング、キノコがりシーズンですが、情報を集めて、複数で行動するのをオススメします。
もしもクマに遭遇した時は、背中を見せて走ってはいけません。熊は人間よりも走るのが速い上に、背中を見せて逃げるものを追う習性があるそうです。
ゆっくりと後ずさりして距離をとるのが良いそうです。
「もしも襲い掛かってきたら、あきらめずに戦うべし!」とTVでやっていました。(鼻が弱点なので殴る)
北海道で山に入る方は、ヒグマの目撃情報にご注意を・・・。
熊は昔から山に住んでいたのですから、むやみに恐れる必要はないけれども、正しく恐れる必要はあると思います。
なにげに、日本国内での「動物による死亡事故で、一番多いのがスズメバチ」だそうで、年間20人ほどが亡くなっているのだそうです。
スズメバチの活動期は秋。
黒い服を着ていかない、ニオイの強いものを身にまとわないなどのご注意を。
(追記)
2017年の秋田県内でのクマ目撃数は1,297件にのぼり、前年同時期の872件を大幅に上回り、過去最多となったそうです。
熊捕獲数は、769頭(2016年は476頭)で、冬季捕獲も58頭を上限に、9年ぶりに解禁したそうです。
→ツキノワグマの生態と人身被害防止・・・人を恐れない熊が増えているそうです。人間は積極的にクマを寄せ付けないなどの、被害防止対策が必要。写真も豊富で、マタギサミットの様子など、大変勉強になるので、ぜひご覧ください。
大湯ストーンサークルは、2018年4月末に電気柵が設置され、指定のコースのみ見学ができます。必ず、見学時間、見学ルートの指示に従ってください。
資料館については前回書きましたので、大湯ストーンサークル館の記事でご覧ください。
次はピラミッド型で有名な、黒又山(クロマンタ)を取り上げます。
今日取り上げるのは、秋田県鹿角市の黒又山(くろまたやま)。 クロマンタともいわれるピラミッド型の山で、めっちゃ行きたかった憧れの地! 旅行記 黒又山は、前回取り上げた大湯環状列石と同じ66号線沿いにあり、2kmほど離れて[…]
(この旅行記は2017年です)
関連記事
青森の縄文遺跡です。
→→小牧野遺跡の記事はこちら・・・青森の巨大ストーンサークル。
→→三内丸山遺跡の記事はこちら・・・最大級の縄文集落跡。
→→大石神ピラミッドの記事はこちら・・・青森に5万年前のピラミッド?
→→ゴールデンウィーク(秋も)「クマ」にご用心! 人間を恐がらないクマが、増えているらしい。
交通アクセス
公共交通機関で行く場合、鹿角花輪駅からバスに乗車し、環状列石前で下車。
→鹿角市内バスはこちらでご覧ください。
車で行く場合、無料駐車場があります。
料金について
4月~10月は毎日開館。午前9時~午後6時まで。
11月~3月までは月曜休みで、午前9時~午後4時まで。
大人300円、子供100円。
近くの宿泊施設
縄文のふる里 大湯温泉 ホテル鹿角。