【黒又山(クロマンタ)】 「日本でもっとも美しいピラミッド」と言われる謎の山。龍蛇信仰

今日取り上げるのは、秋田県鹿角市の黒又山(くろまたやま)。

クロマンタともいわれるピラミッド型の山で、めっちゃ行きたかった憧れの地!

旅行記

黒又山は、前回取り上げた大湯環状列石と同じ66号線沿いにあり、2kmほど離れています。

大湯ストーンサークルから黒又山が奇麗に見えるらしいのですが、「クマ出没のため史跡内立ち入り禁止」で入れなかったため、とりあえず66号線を10分ほど車で走ってみました。

 

 

66号線走行中、蕎麦畑の向こうに黒又山が!


めっちゃ三角やん! 写真撮って、撮って!」

とハンドルを握りながら大興奮する私。←10年前から来たかった!

後部座席の夫がスマホで撮ってくれました。

 

 

 

蛇の顔のような雲が、山を守っているように見えるなぁ・・・。

 

黒又山は標高280.6mで、山頂には本宮神社、薬師堂があり、本尊は薬師如来。

縄文時代には、蛇神や龍神を信仰していたようです。

 

 

お参りをしたかったのですが、どうやら駐車場が無いらしいということと、「大湯環状列石付近でクマが出たのなら、クロマンタに出てもおかしくないよなぁ・・・」の警戒心のため、山頂には向かいませんでした。
(小学生と3歳の子連れ旅行ですからね~)

→→【大湯環状列石】の記事はこちら・・・秋田県鹿角市。美しいストーンサークル。

 

とりあえず記念撮影のため、66号線から細道へ右折し、一時停車。

 

うーん、奇麗な三角だ!

 

 

 

 

日本にはたくさん、ピラミッド型の山があるようですが、黒又山は「日本でもっとも美しいピラミッド」と言われているそうです。

大湯環状列石(4000年前の遺跡)に近いことから、古代の祭祀に何か関連があるのかもしれませんね。

どうやら、二至二分(夏至・冬至と、春分・秋分)の目印になっていたそうです。

地中レーダーで黒又山の地下を調べたら、7~10段の、石で造られた階段のような構造が確認されたのだそうです。

 

 

(ウィキペディアより)

第2次調査のトレンチにより、山頂部からは「烏帽子状の立石」が発見された。

立石は頭部の部分は表面の自然石が剥離していて、何らかの強い衝撃によって破壊された跡が残されている。

立石はほぼ四面体になっており、第1面には「目の形」に刻まれた跡が、他の面にも蛇の様な盛り上がりや、小さな円形状の文様が刻まれている。

目のような文様は、国道103号沿いにある(国道を造るために移動させられているという)通称「おなご石」にも刻まれている。この立石を中心に岩が半円状に配置されていたと思われる。

 

 

謎ですね~~~!

 

めっちゃワクワクしますね!

 

 

 

「日本にもピラミッドがある」と提言したのは、酒井勝軍(さかいかつとき)さん。

酒井氏は、「日本こそがピラミッド発祥の地であり、すでに2~3万年前には日本にピラミッドが登場していた」と言い、昭和9年に広島県の葦嶽山(あしたけやま)ピラミッドを発見したのだそうです。

 

 

酒井氏のいうピラミッドの条件

  • ピラミッド本体(本殿)があること。三角形が基本で、自然の山を利用したものでもよい
  • 本殿を遥拝する拝殿があること
  • 本殿の山頂周辺に球形の太陽石を中心とした一重、もしくは二重の環状列石があること
  • 拝殿には太陽光を反射する鏡石、方位を示す方位石、供物を乗せる台があること

 

 

代表的な日本のピラミッドは、
・広島県の葦嶽山(あしたけやま)
・岐阜県の位山(くらいやま)
・富山県の尖山(とがりやま)
・岩手県の五葉山(ごようさん)
・青森県のモヤ山
・奈良県の大和三山
・長野県の皆神山
などだそうです。

 

 

以前訪れた大石神ピラミッドも、酒井勝軍が訪れたところです。

→→大石神ピラミッドの記事はこちら・・・青森にある5万年前のピラミッド? 超古代文明、宇宙人も交えていろいろ書いています。ピラミッドは宇宙エネルギーを受信したり、他の惑星と交信したり、雨を降らせる装置だったかもしれない。

 

 

 

「ピラミッド五千年の嘘」という映画について書いた記事はこちら。

→→国立極地研究所 南極・北極科学館の記事はこちら・・・東京都立川市。南極にもピラミッドがあるらしい。

 

 

 

・・・ピラミッド、謎ですねぇぇぇ。

 

 

ピラミッドは「日来神宮」や「日来御堂」で、日本発祥と言っている方もいるようですが(真偽不明)、世界の巨石文明を考えると、私はやっぱり、古代文明(ムー、アトランティス)は実際にあったのだろうなぁ・・・と思います。

 

大石神ピラミッドの記事で、ある本を引用していろいろ書きましたが、地球の歴史は長いから現代社会よりも優れた文明が過去にあったのではないだろうか・・・と思います。

 

 

・・・古代文明、不思議と惹かれます・・・。

 

 

(みんな輪廻転生をしているようなので、この記事を読んでいる方で、ピラミッドに興味のある方は、古代でピラミッドを見ていたのかも・・・?)

 

 

クロマンタの山頂をご覧になりたい方は、日本ピラミッド案内   日本のピラミッド一覧に載っているので、こちらのサイト様でご覧下さい。

 

 

夫の故郷が青森なので、モヤ山はいつか訪れたいところ。

長野県はそんなに遠くないので、皆神山にもまたいつか行けるかな。

 

 

 

 

(書籍紹介・・・日本で初めてピラミッドの科学的調査を行った著者の報告。三内丸山遺跡、秋田県黒又山の大湯環状別石、田沢湖など10の遺跡から縄文ピラミッドの全貌を明かす。)

 

 

 

ミステリーがいろいろ書かれています。安価で、わかりやすくて、面白い本です。

 

 

 

 

ちなみにクロマンタの名前の由来ですが、アイヌ語で神々のオアシスを意味する「クル・マッタ」がなまったものだとされているそうです。

 

 

私たちは遠くから見るだけで終わりましたが、山に登ると体調を崩すとか、発掘調査の人が体調不良になったという情報をネットで見ました。

 

実際どうなのかわかりませんが、

 

「神秘的だからこそ、遠くから眺めるだけ」

 

そんな楽しみ方で、良かったと思います。

 

 

 

この本を読みました。

黒又山を発掘調査した方が書いた本で、発掘中に遺跡を破損するような事故があり、発掘関係者が病気や事故で何人も亡くなり、筆者も悪夢や幻聴に悩んでお寺に駆け込んだようです。

原因をめぐって、筆者がたどりついた答えは、「黒又山が遺跡ではなく、生きた神殿であるという事実」だったそうです。

 

 

 

・・・生きた神殿、クロマンタ。

 

 

とっても、美しくて、不思議な山でした。

 

 

次は同じく鹿角市の史跡 尾去沢(おさりざわ)鉱山について書きます。

次の記事はこちら

最近いろいろ忙しくて更新が遅くなって、ごめんなさい。 今日は、秋田県鹿角(かづの)市の尾去沢(おさりざわ)鉱山を紹介します。 旅行記 前回紹介した、日本一美しいピラミッドの【黒又山(クロマンタ)の記事】から、宿泊先[…]

 

(この旅行記は2017年です)

 

関連記事

クロマンタのすぐ近くです。

→→大湯ストーンサークル館の記事はこちら

→→大湯環状列石の記事はこちら・・・日本で一番有名、発見されている中では最大のストーンサークル。2017年7月にクマが目撃されたため、現在(2017年9月)史跡内立ち入り禁止です。

 

 

ピラミッドに興味のある方は、こちらの記事もどうぞ。
→→大石神ピラミッドの記事はこちら・・・青森の五万年前?のピラミッド?

→→国立極地研究所 南極・北極館の記事はこちら・・・「ピラミッド五千年の嘘」という映画について書いた記事。南極にもピラミッドがあるらしい。

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