【尾去沢(おさりざわ)鉱山】 日本最大級の鉱山遺跡! ウィンドブレーカー必須! 距離が長いので一人ではちょっとコワイ

最近いろいろ忙しくて更新が遅くなって、ごめんなさい。

今日は、秋田県鹿角(かづの)市の尾去沢(おさりざわ)鉱山を紹介します。

旅行記

前回紹介した、日本一美しいピラミッドの【黒又山(クロマンタ)の記事】から、宿泊先の湯瀬温泉までの途中にあったのが、尾去沢(おさりざわ)鉱山。

「時間があまっていたら行こうね~」くらいに思っていたのですが、ここがけっこう楽しいのです!

 

 

 

ブーンとレンタカーを走らせていたら、突如現れた謎の煙突。

「!!! もしや、あそこではっ!」

 

 

 

無料の駐車場に車を止めて、入口へ向かう。

平日の午後4時前だったので、お客さんはほぼいませんでした。

 

見学料は大人千円、中高生800円、小学生600円、幼児は無料です。

「寒いので、何か服を着た方が良いですよ~」と言われました。

 

 

子供たちにはウィンドブレーカー、夫と私は長袖のシャツで入りました。

 

 

 

ビュウウウウ!

「うひーっ、さむっ!!」

入り口付近は風が強くて、震えます。

坑道は年間を通じて13度くらいしかありません。

 

 

 

銅鉱脈が、キラキラ光って奇麗です。


秋田県北東部は、北鹿(ほくろく)地域と呼ばれて、日本最大の鉱山地帯なのだそうです。以前取り上げた小坂町も、鉱山で栄えた町ですね。

→→小坂鉱山事務所の記事はこちら・・・秋田県小坂町。

 

 

尾去村には、光る怪鳥伝説というものがあるらしい・・・。

 

鉱山が発見されたのは奈良時代で、平安末期にはここから採掘された金が、藤原氏によって築かれた平泉(ひらいずみ)の黄金文化に大いに貢献したのだそうです。

平泉・・・、いつか行ってみたい!

 

 

 

 

私たち以外、誰もいないトンネルを散策・・・。




 

 

金ぴかヘルメットをかぶって記念撮影。

入り口近くは風が強かったのですが、中に行くほど風は弱まり、寒さは感じなくなりました。

以前、静岡県の土肥金山の坑道に入ったことがあるのですが、こちらの方が高さがあり、広々としています。

 

 

突然、神社が。「山神社」というそうです。鉱山労働者達が、山の神様である大山祇命(オオヤマツミノミコト)に安全を祈願しました。

 

 

 

 

お酒の貯蔵場。

 

 

 

見学可能な坑道は総延長1.7kmで45分。時間がない方は、1.1kmの30分コースでもまわれます。

私たちはせっかく来たので奥まで見たい・・・と、45分コースにしました。

 

 

緊急トイレ。

・・・いや~、これ、よっぽど緊急じゃない限り利用したくないわぁ・・・、なんかコワイもん・・・。

 

 

 

延長コース(特別コース)の奥は坑内事務所があり、人形たちが明るい部屋でくつろいで(?)いました。


暗くて長い静かなトンネルで突如、広々とした明るい場所が表れて、「明かりって大事ねー」とちょっとホッとする。

 

採掘作業時は音が響いて、さぞかしうるさかったでしょうねぇ。

 

 

 

ドドドドッ(ガガガガッかな?)と上を掘るマネキン。

シュリンケージ採掘法で掘っていたそうです。

銅、金の他、銀、鉛、亜鉛も産出され、昭和53年に閉山。

 

 

 

 

 

採掘跡はところどころライトアップされていて、何かの遺跡かしら・・・と思わせるような不思議な空間になっていました。

実物はとてもよかったのですが、写真にするといまいち雰囲気が伝わりませんね・・・。

 

 

突如現れた電飾。
ぴかぴか点滅する様が、まるでグローワームのよう。

 

関東に住んでいる人は、多摩動物公園の昆虫館に行くと、グローワームが見れます。

→→多摩動物公園の記事はこちら・・・東京都日野市。世界初のライオンバス。

 

 

 

最後は、慶長の坑道、江戸時代までの手彫り跡。




西から逃げてきた隠れキリシタンもたくさん働いていたそうです。

 

まだまだたくさん写真があるのですが、長くなるのでこれくらいで・・・。

 

 

坑道をテクテク歩いた感想は、「とにかく長い」です。

 

これはちょっと、一人で歩くのはツライものがあります・・・。

 

ぜひ誰かと一緒、もしくは人の多い土日祝日に訪れるのをオススメします。

 

私たちは体験しませんでしたが、純金砂金採り、天然石堀、アクセサリーづくりなども別料金でできるようです。

 

最後は売店でオススメの「金箔入りキノコ茶」と、秋田名物「もろこし」を買いました。

夫がなぜかしら1kgもある乾燥稲庭うどんを買ったもんだから、帰りの荷物が重かった。

 

 

次は、湯瀬(ゆぜ)温泉について取り上げます。

次の記事はこちら

また今日も深夜投稿記事になりますが、昨日の続きで秋田県鹿角市の観光紹介です。 小坂町観光→鹿角市の大湯ストーンサークル、黒又山、尾去沢鉱山へまわった後、湯瀬(ゆぜ)温泉「四季彩り 秋田づくし 湯瀬ホテル」に宿泊しました。 宿泊記 […]

 

(この旅行記は2017年です)

関連記事

→→小坂鉱山事務所。 鉱産額日本一、銀山日本一の栄華を誇った小坂鉱山の資料館。・・・秋田県小坂町。銀山で栄えた町で、資料館になっています。

 

→→【土肥金山(といきんざん)】 最盛期の土肥金山は新潟県佐渡金山に次ぐ、第二位の金生産高をあげていた! 砂金とりや、純金アイスも楽しめる♪・・・静岡県。

交通アクセス

花輪線 鹿角花輪駅よりタクシーで10分。

電車の乗り換えはヤフー路線などでお調べください。

車で行く場合、無料駐車場があります。

料金について

見学料は大人千円、中高生800円、小学生600円、幼児は無料。
年中無休。

開館時間は9時から17時まで。冬季(11月から3月末)は15時半閉館。

近くの宿泊施設

湯瀬ホテル。

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