前回からの続きで、神奈川県川崎市のレジャーを紹介します。
入場料無料の【東芝未来科学館】の後、川崎大師へ向かいました。
ウィキペディアによると、川崎大師平間寺の2012年初詣客は296万人となり、全国3位、神奈川県1位を記録したそうです。
私達が訪れたのは、2015年3月だったので、そんなに混み合うことなく、仲見世通り観光とお参りができました。
2016年9月に、厄除け護摩祈祷へ行った際の写真も交えて、紹介したいと思います。
散策記
川崎大師駅を出ると、すぐに表参道厄除門があります。
表参道には、青果店、パン屋、葛餅屋さんなど、いくつかお店がありました。
お正月時には、初詣客が300万人ほど訪れて賑わうそうですが、3月も9月もけっこう空いていました。(お正月すごいだろうなー)
表参道をまっすぐ通り抜けると、このような門が見えてくるので、右へ曲がります。
しばらく歩くと、また右折する道があるので、その先が「川崎大師平間寺の仲見世通り」です。
仲見世通りは、「とんとこ飴」を切る音で賑やかでした。
トントントントコトンカカカ♪
松屋総本店(写真の左奥)は、川崎大師で初めて飴専門店を開業した店で、40数種類の自家製飴の製造販売をしています。
売り子が4人並んでいて、声をかけてくれるので、気軽に試食ができます。
飴は、一袋500円くらいのものが多いです。
松屋総本店のとんとこ飴。一袋500円。なんだか懐かさを感じる、優しい味わい。
こちら、松屋の向かい側にある評判堂。しょうがの入った咳止め飴がオススメだそうです。
グイーングイーングイーン・・・と、飴を伸ばしているところ。
大山門の前にあるのが久寿餅(くずもち)のお店「住吉」。営業時間 8:30~17:00。
この川崎大師山門前の住吉さんだけ、毎月20日21日(御大師様のご縁日)の両日、喫茶の久寿餅430円が半額の200円で食べられます。お土産品は半額ではありません。喫茶(店内で食べれる)の久寿餅のみのサービスです。
他のお店ではやっていないので、ご注意ください。
住吉の久寿餅はこちら。
半額の200円で食べれました。
入店したのが14時半ごろだったせいか、すぐに座れました。
久寿餅は葛餅とは違い、葛粉から作られておらず小麦粉からとったデンプンを発酵させたものです。
葛餅は、くず粉で作った透明でもちもちした生地でアンコを包んだお菓子ですが、久寿餅は全くの別物で、独特的な風味と弾力があり、アンコは入っておらず、平たいお餅に黒蜜ときな粉をかけて食べます。
「何もつけずにお餅だけで全部食べてください」と言われたら「1切れで十分です・・・」なお餅ですが、黒蜜ときな粉をかけると美味しいです。(でも私は葛餅や、わらび餅のほうが好きだな・・・)
「お餅だから、もっちもちなのかな」とイメージしていた私達には、新食感でした。
モッチモッチよりは、「ぐにぐに、ぼよんぼよん」という感じでしょうか。
独特的な弾力と風味のせいか、普通のお餅よりもお腹が膨れます。
久寿餅の由来を紹介しておきます。
昔々ある大雨の夜、久兵衛さんが納屋へ行ってみると、保管していた小麦粉がすべて水にぬれてしまっていました。
久兵衛さん、捨てずにひとまずタルに移したけれども、そのまま忘れて放置・・・。翌年(かなり忘れてたんですね)、川崎周辺を飢饉が襲いました。久兵衛さんは、去年タルの中に、濡れた小麦粉をしまっていたなぁと思い出し、開けてみると、小麦粉はタルの底でデンプンに変わっていました。これ、なんとか食べれないかなぁ、と思い、そのデンプンから作り上げたのが、この独特的な餅。寄進した川崎大師の上人が、「久寿餅」と名付けをした。
腹ペコだったので、さぞかし、有難かったでしょうね。
「久寿餅」・・・良い名前じゃないですかぁ。
住吉では、久寿餅の他に、厄除け饅頭、あんみつ、モナカなどもありました。
川崎大師周辺では、この住吉さんのほかにいくつか久寿餅のお店があるので、食べ比べをしてみるのも楽しいでしょうね。
「住吉」の隣に、だるまだらけの「かどや開運堂」というお店があります。
縁起物を扱うようになって八十余年のお店で、武州だるま、上州だるま、特性だるまを扱っており、なかでも武州だるまは大師だるまとして人気があるそうです。
武州だるまは千円から、上州だるまは300円から、特性だるまは400円からあるそうです。 サイズが大きくなればなるほど、値段も上がります。
だるまは約70種類、数百個あるそうです。
他に、お正月の縁起物として守護矢・熊手・枝成金・本年の十二支置物・各種キーホルダー類も扱っており、開運グッズとして天然石ブレスレット・腕輪念珠・水晶球・勾玉などが買えるそうです。
向かい側に、手焼きせんべい屋さんもあります。
中に小さな喫茶コーナーがあって、お茶を頂けます。おせんべいも、一枚から買えます。
次回、川崎大師平間寺を紹介します。
前回からの続きで、神奈川県川崎市の観光紹介です。 川崎大師の仲見世通りで、名物の【久寿餅(くずもち)】を食べた私達は、川崎大師平間寺(へいけんじ)へお参りに行きました。 正式名称は、「真言宗・智山派大本山 金剛山金乗院平間寺」と[…]
(これは2015年のレジャー記です)
関連記事
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交通アクセス
京急川崎駅より大師線に乗り換え、川崎大師駅下車、徒歩8分です。
JR川崎駅から行く場合、東口バス乗り場7番・川崎鶴見臨港バス[川23系統]大師行きに乗車し、大師バス停下車、徒歩8分です。
バス運賃は大人210円(ICカードなら206円)です。
電車の乗り換えは、ヤフー路線などでお調べください。
車で行く場合、普通乗用車(700台)停められ、駐車料金は無料です。
駐車場の住所・・・川崎市川崎区大師河原1-1-1
参拝者無料駐車場は自動車交通安全祈祷殿に隣接しており、平間寺へ行く方は駐車場から徒歩で行く必要があります。(歩く距離は1.1km、徒歩13分ほど)
平間寺、門前町近くには、いくつか有料駐車場があります。
近くの宿泊施設
ホテルサンルート川崎。
川崎大師から3駅離れた京急川崎駅から、徒歩6分のホテル。(川崎大師駅周辺に宿泊施設はほとんどありません)