【川越観光】 喜多院、五百羅漢、蔵づくり、菓子屋横丁、時の鐘

今日は、埼玉県の川越(かわごえ)観光を紹介します。

旅行記

川越は小江戸とも呼ばれる風情のある街並みです。

川越の有名な観光は、喜多院(きたいん)、菓子屋横丁、蔵づくり、時の鐘など。

順番に紹介したいと思います。(ブログを始める前の旅行なので写真が少なめです)

 

まず向かったのは川越大師喜多院(きたいん)。川越駅から徒歩20分の所にあります。

喜多院は天台宗のお寺で、良源(慈恵大師や元三大師とも呼ばれる)を祀っています

天台宗の総本部は、比叡山(ひえいざん)。

元三大師は比叡山中興の祖とも言われている方で、おみくじの創始者です。

【比叡山延暦寺 横川(よかわ)エリア②】の記事に書きましたので、ご覧ください。

 

喜多院(きたいん)は、埼玉県内の寺院の中では最も多い約40万人の初詣客が来るのだそうです。

境内図。

創建は830年ごろとされ、天皇の命を受けた円仁(青森の霊場である恐山を開いたことで有名)が、天台宗の教えを東国に広めるために開いたのが寺の始まりなのだそうです。

「喜多院(きたいん)」と名前を付けたのは、江戸時代の天海(てんかい)という名前のお坊さんです。歴史ミステリー好きな人には、明智光秀が死なずにお坊さんになった人・・・として有名でしょうか。(事実、どうなのかわかりませんが!)

→→天海は明智光秀?(ウィキペディア)

 

天海は徳川家康に信頼を置かれ、江戸の町づくりにも携わりました。

→→【旧・江戸城本丸跡(皇居東御苑・江戸城天守跡)】 265年間も続いた江戸幕府の中心地。江戸は結界で守られていた

→→【上野の清水観音堂】 寛永寺の諸堂で、天海が創建した。歌川広重の浮世絵にも書かれた「月の松」

 

「鴬張りの廊下」。

キュッキュッとウグイスが鳴くような音がすることで有名。

誰かが歩いているとすぐにわかる、優れた防犯システム。

他にも見どころがたくさんあるのですが、ブログを始める前の旅行なので、喜多院の写真はここまでです。

徳川家康や、天海の他、徳川家光と春日局にも関係のあるお寺なので、歴史好きな人にはたまらない所です。

三代将軍家光(いえみつ)公誕生の間や、春日局(かすがのつぼね)の化粧の間など、とても立派でした。

春日局(かすがのつぼね)は、家光の乳母で、大奥を作ったことで有名ですね。

家光の母は、織田信長の従妹である「お市の方」が産んだ三女の「江(ごう)」。

 

・・・とされていますが、家光は家康と春日局の子供ではないか、とする説もあるようです。

 

 

※徳川家康に興味のある方は、栃木県の【日光山観光の記事】もご覧ください。

 

 

喜多院は「日本三大羅漢」の1つである五百羅漢(ごひゃくらかん)像が有名。

これは天明2年(1782年)から文政8年(1825年)の半世紀にわたって建立されたもので、538体の石仏があります。

石仏はすべてが異なる表情・ポーズ!

 

頬杖をついている。

 

眼鏡!!!

 

脇に小坊主。

 

この五百羅漢には、深夜、羅漢の頭を撫でると1つだけ温かいものが必ずあり、それは亡くなった親の顔に似ている、という伝承があるのだそうです。

 

伝承がどうなのかわかりませんが、にっこり笑っていたり、不機嫌そうな顔をしていたり・・・と、本当に様々な羅漢像があるので、自分がピンと惹かれる羅漢像を探してください。

どれも表情豊かで、とても面白かったです。

 

 

次は、喜多院から15分ほど歩いて、「蔵づくりの街並み」へ。

蔵造りは類焼を防ぐための耐火建築で、江戸の町家形式として発達したもの。

平成11年12月には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、平成19年1月には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されたそうです。

雑貨屋さんや飲食店がたくさんあり、とても賑わっていました。

 

 

近くに川越のシンボル「時の鐘」。

今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝(さかいただかつ)によって創建されたといわれており、現在建っているのは4代目。明治26年に起きた川越大火直後に再建されたものなのだそうです。

 

木造で3層のやぐらで高さは約16メートル。

午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回、鐘がなります。

 

 

最後は、時の鐘から徒歩5分にある「菓子屋横丁」へ。

20件ほどの菓子屋が軒を連ね、たくさんの観光客でにぎわっていました。

明治の始め頃から菓子屋が立ちはじめ、昭和初期には70件の菓子屋があったのだそうです。

川越観光で息子が一番喜んだスポットでした。(持っているのは長い黒糖麩菓子「大黒柱」という名物)

川越はイモが有名なので、芋のお菓子がたくさん。

 

まんじゅうを食べる夫と、カルメ焼きを食べる息子。

 

私達が訪れたのは2015年の初夏で、同年6月21日の昼過ぎに菓子屋横丁の室岡製菓から出火し、5棟が全焼したのだそうです。

室岡製菓は私達も入ったお店ですが、この火事で店主のおじいさんが亡くなってしまったのだそうです。

ニュースを見て、胸が痛みました・・・。

 

その後、菓子屋横丁は復興して新しいお店がいくつか出来ているようです。

 

小江戸川越は、徒歩圏内に観光スポットがギュッと集まっているので、ぜひお出かけしてください。

 

(この旅行記は、2015年です)

 

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交通アクセス

川越駅から徒歩20分で喜多院。

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