前回からの続きで、三浦半島の観光です。
三浦半島２デイきっぷを買った私達は、初日に荒崎公園とソレイユの丘 を楽しみ、二日目は横須賀観光を楽しみました。
この日の行程は、
①横須賀軍港→どぶ板通り商店街→横須賀ネイビーバーガー→三笠公園 戦艦三笠
②猿島→横須賀海軍カレー
です。
レジャー記
横須賀港とドブ板通り商店街を見たかったので、汐入駅で電車を下車しました。
横須賀港には、いろんな艦船があり、横浜や神戸などとはぜんぜん違う雰囲気です。
横須賀港は軍港なんだなー・・・と実感する景色でした。
海上自衛隊 砕氷艦（二代目）しらせ。
現役の南極観測船です。
歴代南極観測船
初代：宗谷（1957～1962）
2代：ふじ（1965～1983）
3代：初代しらせ（1983～2008）
4代：しらせ・2代目（2009～）
→歴代南極観測船の写真と詳細は、国立極地研究所HPで見れます
引退した南極観測船の、「宗谷」と「ふじ」は資料館となっており、それぞれお台場と名古屋港にあります。
初代→宗谷・・・まだ行ってない。（お台場）
二代目→南極観測船ふじの記事はこちら（愛知県）
三代目の初代しらせは、スクラップになる予定でしたが、SHIRASEとして船橋港で活動中。年に何度かイベントを催しているようです。
日本？アメリカ？ どちらのものかわからない潜水艦。
アメリカ海軍の宿泊艦支援船APL-40。
近くのヴェルニー公園では、春と秋、バラが楽しめるようです。
軍艦を見たあと、テクテクと歩いてドブ板通り商店街へ行きました。
スカジャンを売る店や、英語表記の多い店があったり、外国の方とすれ違ったりして、独特の雰囲気がありました。
その後、ドブ板通り商店街近くにある、ハニービーというヨコスカネイビーバーガーの食べられるお店へ行きました。
日曜日の昼時だったので、店内は混雑していました。
ハニービーのバーガー。
パテのしっかりとした美味しいハンバーガーでした。
つなぎを一切使わない赤みの牛肉100％のパテを使用しているのが、ヨコスカネイビーバーガーだそうです。
お肉が分厚いので、一つでお腹が膨れました。
ヨコスカネイビーバーガーを食べられる店はいろいろあるので、自分の好みのお店を見つけてくださいね。
（よこすかグルメきっぷでは、ヨコスカネイビーバーガーかよこすか海軍カレーを扱っている13店舗の中の18メニューから一つ選べます）
さて、腹ごしらえをした私達は、若い海上自衛官達とすれ違いながら、三笠公園を目指しました。
自衛官の制服姿がりりしかったです。こういう風景も、横須賀ならではです。
三笠公園に到着。
東郷平八郎銅像の前にて。
三笠公園は「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」に選ばれた横須賀を代表する公園です。
「水と光と音」をテーマとした公園で、音楽に合わせて舞う噴水や、ダイナミックな壁泉、高さ18メートルのモニュメントなどが多数点在しています。
音楽噴水は、1日6回(夏季は7回)あり、音楽に合わせて大小様々な噴水が上がるショーが1回約15分で行われ、夜にはライトアップもされているそうです。
東郷平八郎 ウィキペディアより抜粋。
明治時代の日本海軍の指揮官として日清及び日露戦争の勝利に大きく貢献し、日本の国際的地位を「五大国」の一員とするまでに引き上げた一人である。
日露戦争においては、連合艦隊を率いて日本海海戦で当時世界屈指の戦力を誇ったロシア帝国海軍バルチック艦隊を一方的に破って世界の注目を集め、アドミラル・トーゴー（Admiral Togo 、東郷提督）としてその名を広く知られることとなった。
当時、日本の同盟国であったイギリスのジャーナリストらは東郷を「東洋のネルソン」と、同国の国民的英雄に比して称えている。
日本では、大胆な敵前回頭戦法（丁字戦法）により日本を勝利に導いた世界的な名提督として、東郷と同藩出身者であり同じく日露戦争における英雄である満州軍総司令官・大山巌と並び、「陸の大山 海の東郷」（旅順攻囲戦における第3軍司令官乃木希典陸軍大将と絡め「陸の乃木 海の東郷」とも）と称され国民の尊敬を集めた。
東郷平八郎銅像の後ろに記念館戦艦三笠があります。（海に浮いているわけではありません）
戦艦三笠は、日露戦争でロシアのバルチック艦隊を沈めた軍艦です。
バルチック艦隊・・・ヨーロッパのバルト海、リバウ港から出航し、アフリカ南端部をまわってマダガスカル島とベトナムのカムラン湾で合流を重ねたロジェストウエンスキー中尉の率いる第二・第三太平洋艦隊のこと。
東郷平八郎は「皇国の興廃この一戦にあり 各員一層奮励努力せよ」とＺ旗信号を掲げて、皇太子殿下から拝領の名刀「一文字吉房」を左手に、急速に近づく敵艦隊を見つめて、敵との距離8ｋｍにおいて左大回転いわゆる東郷ターンを下令しました。
戦艦４隻、巡洋艦８隻を基幹とする日本艦隊96隻は、戦艦8隻、巡洋艦6隻を基幹とし艦艇29席・輸送船など9隻からなるロシアバルチック艦隊を対馬沖において迎え撃ち、5月27日・28日の日本海海戦においてその19隻を撃沈、7隻を捕獲または抑留し、主力である戦艦・滑走巡洋艦・海防艦を全滅させました。（かろうじて12隻が脱出し、ヨーロッパ本国に引き返した輸送船は一隻だけだった）
日本海海戦におけるロシア側の戦死者は4545人、日本側の戦死者は116人だったそうです。
日露戦争は終結し、ポーツマス講和条約が締結されました。
当時の世界情勢は、欧米列強が競ってアフリカ、アジアに進出し国土財産を収奪し植民地にしていました。そんな中、小さな島国日本が大国ロシアと戦い日露戦争に勝利・バルチック艦隊を迎撃したことは、アジア・アラブの諸国に希望を与えて独立の機運を高めました。
現在も親日国家であるインド、トルコの人々は、日本の勝利を喜んだそうです。
初代インド首相・ネルーの言葉
「日本は勝ち、大国の列に加わる望みを遂げた。
アジアの一国である日本の勝利は、アジア全ての国々に大きな影響を与えた。
ヨーロッパの一大強国は敗れた。だとすれば、アジアは、昔、度々そういうことがあったように、今でもヨーロッパを打ち破ることもできるはずだ。」
戦艦三笠は英国ヴィッカース造船所に発注した6隻目の戦艦だったそうです。
イギリスのヴィクトリー、アメリカのコンスティチューションとともに、世界三大記念艦の一つでもあるようです。
大活躍した三笠ですが、佐世保港内で爆沈事故を起こしてしまいます。
引き上げて修理後、第一線に復帰し、海上防衛に尽力、在留邦人の保護も行いました。
敗戦後は、ソ連代表に解体するよう要求されてしまいます。
日本は保存を要請。
米海軍司令部は妥協策として「三笠」の艦橋、大砲、煙突、マストなど上甲板構造物を撤去することを条件として、横須賀市に「三笠」の保存・使用を許可しました。
しかし横須賀市から「三笠」及び周辺地の使用を委託された民間企業は、上甲板構造物を撤去した跡に、水族館、ダンスホールなどを設け、「三笠」を遊興施設に変えただけでなく、「三笠」の近くに保管されていた大砲、マストなどを売却してしまったそうです。
その後、さびれて鉄くずみたいに荒廃した三笠ですが、明治33年に三笠保存会が再興され、国内外の募金１億６千万円（米海軍の２千４百万円を含む）、国の予算９千８百万円とにより復元工事が実施されて、復元されたそうです。
戦艦三笠に、ダンスホールや水族館があったとは・・・おどろきですね！
三笠の復元には、国を超えた絆があったんですね。
東京に、東郷平八郎を祀る神社があります。
甲板にて。
三笠の中は展示室になっていて、日露戦争や、当時の世界情勢などを知ることができます。
売店もあるので、戦艦三笠グッズも買えます。
じっくり見学すると２時間ほどかかるでしょう。
戦艦三笠を見学した私達は、隣にある猿島航路乗船所へ行きました。
関連記事
→→【東郷神社】 竹下通りのすぐ近く。神格化された東郷平八郎を祀る神社
→→【名古屋港 南極観測船ふじ】 超大陸ゴンドワナと、謎に満ちた南極大陸・・・南極観測船が資料館になっています。
交通アクセス
京急：「横須賀中央駅」より三笠循環バスで「三笠公園」バス停下車、徒歩2分
JR：「横須賀駅」よりバスで「大滝町」バス停下車徒歩7分
横須賀中央駅から、戦艦三笠のある三笠公園までは徒歩で15分ほどです。１ｋｍくらいしか離れていませんので、徒歩でも行けます。
車で行く場合、付近に有料駐車場（三笠駐車場と三笠公園駐車場）があるようです。
フリー切符
・三浦半島１デイ・２デイきっぷ公式ＨＰ
京急線金沢文庫～浦賀間・逗子線・久里浜線各駅で自由に乗り降りできます。
１デイパスは品川駅から大人1920円、横浜からは1410円。
２デイパスは品川駅から大人2030円、横浜からは1620円です。
料金比較しても分かるように２デイパスはとてもお得です。
有効期間1日。
品川駅から大人2030円、横浜駅からは大人1930円です。
「ヨコスカネイビーバーガー」&「よこすか海軍カレー」の選べる食事券と、京急線往復＋電車&バス指定区間フリーの乗車券がセットになったお得なきっぷです。
・よこすかグルメきっぷ公式ＨＰ
どちらのフリー切符を使うかは、お好みで選んでください。必ず公式ＨＰで注意事項などをよく読んでご利用ください。
料金について
戦艦三笠の観覧料金は大人500円、高校生300円、小中学生無料。
よこすかグルメきっぷ、三浦半島１デイパス２デイパスの利用時、大人100円引きです。
戦艦三笠の観覧時間
3月と10月は9時から17時
4月から9月は9時から17時半
11月から2月は9時から16時半
近くの宿泊施設
セントラルホテル。横須賀中央駅出てすぐ。
お得で便利な、旅の予約サイト
