今日は千葉県館山(たてやま)市の、館山城跡と八犬伝博物館を紹介します。
旅行記
館山(たてやま)城跡は、千葉県館山市にあります。
館山城は、1580年(天正8年)、里見義頼によって築城されました。
廃城となったのは34年後の1614年。
現在城跡には「八犬伝博物館」が建っており、トゥクトゥクに乗って行くと便利です。
無料なのですが、定員が5名迄。空席が無く乗れず。
テクテクと坂を上っていたら、トゥクトゥクが追い抜いていきました。
途中にあった城山公園茶室「雁月庵」。
坂を上って、館山城跡に到着。
先に書きましたが、館山城はたった34年で廃城になってしまったので、どのような城であったのか不明。福井県の丸岡城を模して1982年(昭和57年)に再建された模擬天守です。
中は、「南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)」の資料館になっています。
皆さんは、南総里見八犬伝を知っていますか?
江戸時代後期に曲亭馬琴(滝沢馬琴)によって書かれた、全98巻106冊の大作で、日本文学史上最大の長編小説です。
度々、ドラマ化、映画化されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
(ウィキペディアより)
『南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣が身体のどこかにある。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。
八犬伝はフィクションですが、物語のはじめとなる「里見氏」は本当にいた戦国武将で、群馬県出身。忠義と八人の家臣が「南総里見八犬伝」のモデルです。
資料館に入るには、大人400円、小中高生200円必要。月曜日休館。
中は写真撮影禁止です。
売店に八犬伝のガイドブックなどが売られているので、好きな方はぜひ訪れてください。
天守閣からの眺め。天気が良い日は富士山が見えるそうです。
恋人の聖地。(全国各地にある)
最後は山を下って、館山市立博物館へ。
ここの展示は史実の里見氏で、安房地方の歴史や民俗資料を展示しています。
天守閣を模した山の上の資料館「八犬伝博物館」は、里見氏を題材にしたフィクション「南総里見八犬伝」に関する各種資料の展示を紹介しているので、二館あわせて訪れるのをおススメします。
南総里見八犬伝は物語がすごく長いので、刊行されているのは端折られたものです。
登場人物が魅力的なので、ぜひ手に取って読んでください。
次は、大福寺(崖観音)を紹介します。
今日は、千葉県館山(たてやま)市の「大福寺(だいふくじ)」を紹介します。 ここは「崖観音(がけかんのん)」として有名です。 旅行記 前回紹介した【館山城跡・八犬伝博物館】から、北へ20分ほど車を走らせたところに、崖観音で有名な「大[…]
(この旅行記は、2020年です)
関連記事
千葉県の観光スポットです。
→→【野島崎(のじまざき)灯台】 房総半島の最南端! 地震による地殻変動の観察に良いスポット
→→【チバニアン(千葉時代)】 国指定天然記念物「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」とチバニアンビジターセンター
→→【鴨川シーワールド】 現在、日本で唯一シャチの本格的なショーが見れるところ
→→【農溝の滝・亀岩の洞窟】 濃溝? 農溝?? ジブリみたい!と有名なスポットは名前に困っていた・・・
交通アクセス
公共交通機関で行く場合、「城山公園前」でバスを下車。
車で行く場合、駐車場収容台数74台あり。普通車無料。
料金
月曜休館。
大人400円、小中高生200円。