昨日、横浜の神奈川ろうどうプラザにて開催された、人気ブロガーmisaさん初プロデュース「天描画家・大城清太氏講演会」に行ってきました。
講演会が行われた会場。
定員は230人。満員でした。
大城清太さん。
大城清太の描く天描画の背景には、「命と自然」という一貫したテーマがある。神人(かみんちゅ)であった祖母から語り継がれた自然のメッセージを形にし、アートを通して人と自然を結ぶことを目的に創作活動を行う・・・と、HPにあります。
こちら、大城さんの作品。
これ全て、点で描いています。
・・・すごいですよね。
点を打つ時は息を止めているそうです。
講演会は3時間ほどあり、たくさんのお話を聞かせて頂きました。
今日は、お話の中から部分的に抜き出して、ここに書きます。
もしも悩んでいる方がいるとしたら、これらのお話がきっと、あなたの力になると思いますので。
大城さんのおばあさんは、沖縄の神人(カミンチュ)と言われていた人で、目に見えないものが見えていたそうです。
孫の大城さんは、見えないけれども感じていたため、お友達とは感覚が違い、話が合わないことが多かったそうです。
講演会は、子どものころの思い出から始まりました。
大城さんが友達と遊んでいた時、友達を泣かせてしまったのだそうです。
すると、おばあさんがやってきて、「友達の涙をなめなさい」とおっしゃったそうです。
「しょっぱい」と言うと、「そうだろう。地球が小さくなった姿が、人間なんだよ」と、おばあさん。
地球は中心にマグマがあり、まわりを海水が覆っているように、人間も中心に火があり、まわりを水で覆っているの だそうです。
そのため、痛い・辛い・悲しいという気持ちで無理に出させた涙は、その人を枯れさせる。枯れると死んでしまうよ・・・。
反対に、感涙は自然と心からあふれ出たものだから、その人を長生きさせるんだよ・・・。
人は生まれる時、龍から役割の種を頭に乗せられるのだそうで、それがツムジ。
つむじのない人間は居ない。
つまり、役割のない人間は居ないのだ、とおっしゃっていました。
「みんな、必要だから生まれてくる。特別なのは一人も居ない。みんな、それぞれ役割があってスペシャルなんだよ」と。
人間は、自然の循環で生きている。
自然にしたことは返ってくる。
自力で生きている人なんか居ない。一人で生きられない。生まれたときから「他力」で生きている。
たとえば、赤ちゃんは生まれてオギャーと泣くけれども、これは空気が吸えて、座っているから泣ける。
だから、他力に感謝をしてください。まわりに感謝をしてくださいと、おっしゃっていました。
おばあさんに 「宗教って何?」と尋ねたら、「それぞれが心を磨くための方法として、それぞれの教えがある。他の宗教をけなしてはいけない。心を磨く方法だから、間違っていない」と答えたそうです。
宗教とは、「むねを教える」、ということで、心を磨く方法である。
昔は「心仰」といっていたけれど、今では、信仰と表現している。
「神様が、神様が・・・」と、自分達の正義をぶつけて、戦争をしてはいけない。
正義で人を殺めたり、邪魔だからと殺したり、自分で命を手放すものでもない。
そんなふうに、みんな思えば、世の中はきっと良くなる。
これをわからせるために、違うものを理解することが大事。
人と争いがあったとき、「そうですね」とまずは聞いて、言わせるだけ言わせてから、自分の意見を「○○だと思います」と言う。
まずは、聞くことが大切。
言葉とは、波動であり、龍である。
心が荒れると言葉も荒れる。
時には人を言葉で殺すこともある。
汚い言葉を受けると、心臓がどきどきして、命が縮む。心が病んで、何もしなくても死ぬ。
良い言葉を受けると、うれしくてどきどきして、命が延びる。
言葉は、自分も人も、時には殺せる力がある。
だから、優しい言葉を使いましょう。
優しい龍(波動・言葉)で、人を喜ばせましょう。
大城さんは悩みには二種類あるとおっしゃっていました。
「できない理由を探してはいけない。やる方法を探したほうが良い」。
人間が生まれたのは、地球を守るため。
それぞれバラバラの役割を持って生まれてきた。
だから、好きなことは、みんな違う。
好きなことは、その人に与えられた役割。
好きなことを思い出して。
好きなことで人を喜ばせて。
じゃあ、自分も人も幸せになって、今よりずっと世界は平和になるよ。
「役割を持って生まれてきている」のだと、みんながそうなっていけば、世の中がずっと良くなる
と、繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。
最後の方で、大城さんは、死産だったお子さんの話をなさいました・・・。
私は話を聞いていて、どれだけ辛かっただろうかと・・・胸が痛かったです。
会場のあちこちから、シクシクとすすり泣きが聞こえてきました。
でも、この生まれてこれなかった命にも「役割がある」と、おっしゃるんです。
奥さんは大城さんに、「この子はね、あなたを男の気持ちから、父親の気持ちに。私を、女の気持ちから母親の気持ちに変えてくれたんだよ。そのために生まれてきたんだよ・・・」とおっしゃったそうです。
もうこのお話を思い出すだけで泣ける・・・。
私は流産・死産の経験がありませんが、お世話になっていた産婦人科で、検診の後、壁に寄りかかって泣きじゃくっている女性を見たことがあります。(先生が何度も、ごめんね、ごめんね、辛いよね、と声をかけていたので、女性にとって辛い知らせがあったのだと思う)
あの女性のように、辛い思いをした方が、もしもこのページを見ているとしたら・・・。
大城さんと奥さんのお話で、少しだけでも、心が癒されましたか。あなたの、産まれなかった子供は、あなたの責任なんかじゃなく、命の大切さや、命を育む気持ちを伝えるために、宿ったのかもしれません。
大城さんのおばあさんは、よく、「宝物の意味を知っているか? 金、地位、名誉じゃないよ。次の未来をつくる子供達が、宝なんだよ」とおっしゃっていたそうです。
生まれたくても、生まれてこれない子供がいる。
だから、命の重さ、ありがたさを知って、考えていく。
沖縄には「ヌチドゥタカラ」=命は宝という言葉があるそうです。
大城さんは、「一人一人の命」は、「一人一人の役割」であり、これをみんながしっかり行うことで、地球を助けることにもなり、みんなのためにもなり、世の中がうまくいくことに繋がるとおっしゃっていました。
講演会の最後は、おばあさんが亡くなった日のことを、話されました。
大城さんのおばあさんは、昭和64年に、大城さんが高校一年生の時、83歳で亡くなったそうです。
大城さんが、おばあさんの危篤の知らせを受けて病院に行ったら、おばあさんが「キヨタ、幸せになる方法、しりたいか」と尋ねたそうです。
「知りたい」というと、おばあさんは、「今一番好きなものあるかー」と尋ね、大城さんは「サッカーが好きだ」と答えました。
おばあさんは、「よかったねぇ。好きなもの、あるんだねぇ。サッカーをしているところ、たくさんの人に見せて喜ばしてごらん。じゃ、それがはね返ってきて幸せになるよー。好きなものを一つ、見つけなさい。だれも、はじめはあんたの好きなものを理解しないよ。けれども、やがて磨かれてピカピカになる。そのうち、好きが才能になる。すると、周りの人が変わる。才能を必要としてくれるようになる。その時、才能を使いなさい。」
おばあさんはそういうと、「それじゃ上に行くからねー」と言って、スッと亡くなったそうです。
好きが才能になり、役割になる。
自分も相手も幸せにする方法は、とってもシンプル。
「自分が好きなものを1個見つける。自分の好きなことで、自分自身と周りの人を喜ばせる」
お互いが好きなことを見つけて、あきらめないで続け、それをパー トナーが理解してくれる。そんな両親を、子供が見て育っていく・・・。それが、延々と続いていく・・・。
一人一人の喜びが繰り返され、世の中が幸せになるのだと、おっしゃっていました。
最後に、大城さんは、会場の方とご縁が繋がったことを感謝なさいました。
「縁は繋がると思う。つながりを、大事にしましょう」
講演会が終わった後、一人一人が大城さんと握手をさせていただいたのですが、
「今日のことを、しっかりと子供達に伝えます。教えていただいたことを、しっかりと、つないでいきます」
と伝えると、大城さんはニコーッと微笑み「ありがとうございます」と、言ってくださいました。
おばあも大城さんも、今、現役の人達はもちろんのこと、これから社会に出て行く子供達に、
「好きなことをして輝いてほしい。自分が幸せになることで、人をも幸せにすることが出来る。みんな、スペシャルなんだよ」
と、自分達一人一人から、周りへ、幸せが広がっていくことを願っているのではないかなぁ・・・と思いました。
私達母親は、次の世代を担う人間を育てています。
「好きなことを一つ見つけて、がんばりなさい。好きなことで、自分自身が喜び、周りをも喜ばしてあげるのが、あなたの役割なんだよ」 と、子供に伝えたいと思います。
大城さんの今回の講演会は、DVDにする予定だそうです。
興味をもたれた方、ぜひ、DVDで全編ご覧になってください。(講演会は3時間もありました。ここに記載したのは、ほんの一部です)
私は、大城さんの波乱万丈さにびっくりしました・・・。いろいろありますねぇ・・・。
大城さんは、「いろいろあったけど、守り神っているのだと思う。人は誰か助ける人がいて、それを聞けば、危機を回避できるのだと思う」と、おっしゃっていました。
このページをご覧になっているお母さんへ。
子供さんに、「好きなこと、ひとつだけでいいから見つけてごらん。好きなことをがんばって、自分も人も喜ばしてごらん。そうすると、地球も、みんなも、世の中も、きっと良くなるはずだよ」と、教えてあげてください。
周りのお母さんにも、教えてあげてください。
日本での、子供の貧困率は、約6人に1人。
2016年の世界幸福度リポートで、日本は53位。←(控えめな国民性もあるけど、やっぱり低いと思う)
こりゃ、いかんなぁ・・・と思います。
褒められた時や、好きなことに打ち込んでいる時の、子供の目の輝きといったら・・・。
あの輝きを知っているのに、どうして気づいてやれなかったんだろう・・・。
私達大人世代は、子供達が住みよい未来を作っていかないといけませんね。
「とても、良いお話でした」で終わるのではなく、ぜひ活かして、動いて生きたいと思います。
それぞれの好きなことが、それぞれの役割だなんて、素敵すぎる♪
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