【ナニワの看板御三家】 かに道楽の動くカニ、くいだおれ太郎、づぼらやのフグ。道頓堀は大阪観光の記念写真スポット!

前回からの続きで、大阪周遊パスを利用した、大阪市の観光紹介です。

今日は、大阪市中央区の「道頓堀(どうとんぼり)」を紹介します。

旅行記

道頓堀へ公共交通機関で行く場合、最寄り駅は「なんば駅」です。

 


道頓堀(どうとんぼり)は、日本橋から大黒橋間の道頓堀川南岸の道頓堀通沿いに広がる繁華街です。

ここは飲食店が集中しており、道頓堀グリコサイン、かに道楽本店、中座くいだおれビルなどがあり、大阪らしい記念写真が撮れます。

中でも、かに道楽の動くカニ、くいだおれ太郎、づぼらやのフグの三つは「ナニワの看板御三家」と呼ばれており、有名!

 

「ナニワの看板御三家」の前に、戎橋(えびすばし)から見える「グリコサイン」から紹介。

旅行者などに人気の撮影スポットともなっていて、看板と同じようなポーズで撮影している人もいました。

私達が訪れたのは2010年だったのですが、2014年10月23日に6代目の看板にリニューアルして、

こんなふうになっています。(背後がシンプルになりましたね)

この屋外広告が初めて設置されたのは1935年で、何度も時代の移り変わりとともにリニューアルされました。

各時代のグリコサインについては、Glicoの「江崎記念館」でジオラマ展示中だそうです。

 

グリコサインは戎橋(えびすばし)から奇麗に見え、場所もわかりやすいのでぜひ記念写真を撮ってください。

戎橋はナンパスポットだったことから「ひっかけばし」とも呼ばれ、たくさんの観光客が記念写真を撮ったり、恋人や友人との待ち合わせ場所になっていました。(私も学生時代、ここで一度だけ待ち合わせをした)

 

 

グリコサインの足元には、「とんぼりリバーウォーク」。(画像はグーグルマップより拝借)

これは道頓堀川の日本橋 – 浮庭橋間の両岸に設けられた約2kmの遊歩道です。

画像にあるように、道頓堀川は遊覧船が通っており、大阪観光を楽しむことができます。

 

 

大阪でたっぷりお得に遊びたい方にオススメなのが、大阪周遊パス!

私達は二日券(3,600円)を買いましたが、一日券(2,800円)もあります。

パス有効期間中、電車とバスに乗り放題ですし、観光スポット40ヵ所以上に無料で入れますので、ぜひチェックしてください。さきほどの道頓堀川の遊覧船も、大阪周遊パスで乗れます。

 

 

ではここから「ナニワの看板御三家」の紹介。

まずは「かに道楽 道頓堀本店」の動くカニ看板!

現在の看板は3代目。2カ月に1度は定期メンテナンスで、油をさしたり動作チェックをしており、大阪・ミナミのシンボルとして1996年から休まずに動いているそうです。

かに道楽は各地にありますが、道頓堀本店は「かに道楽の発祥店舗」です。

実はここ、私が結婚前に「両家顔合わせ食事会」をした思い出のお店なのです!

6階の個室は落ち着いた雰囲気で、美味しいカニ料理を堪能でき、とっても素敵な一日でした。

コース料理は高いですが、ランチは三千円から食べれますので、お財布に余裕のある方はどうぞ。(たこやきやお好み焼きなどのB級グルメも美味しいですが)

 

 

 

次は、「中座くいだおれビル」。

関西では江戸時代から「京は着て果、大坂は喰て果、堺は家で果る」と言われ、現在は「京都の着倒れ、大阪の食い倒れ、堺の建て倒れ、神戸の履き倒れ、奈良の寝倒れ」とも言われているそうです。(あら? 私の故郷の和歌山が出てこないぞ・・・)

私達がここに訪れたのは2010年で、前年の2009年にもともと営業していたところから現在地にお引越ししました。(小道を挟んで3軒隣という、めちゃ近所での引っ越し)

「中座くいだおれビル」には、お土産屋さんと飲食店が入っています。

 

中座くいだおれビルの入り口に立つ名物人形「くいだおれ太郎」。

ドンドン、チンチン、ドン、チンチン・・・と演奏中。

 

1985年10月16日、21年ぶりとなる阪神タイガースのセントラル・リーグ優勝が決まった事に興奮した阪神タイガースファンの群衆が、大阪市道頓堀に在る大阪名物くいだおれの店頭に展示されている くいだおれ太郎を担ごうと狙ったが、当時の営業部長であった岡田則一が一人で体を張って死守した(代わりにケンタッキーフライドチキン道頓堀店のカーネル・サンダース像が橋のうえから道頓堀川に投げ込まれた)

1989年に昭和天皇が崩御(死去)すると、太郎の衣装を通常の紅白のものから白黒のものに変更した。 1990年には「バンザイ人形」と呼ばれる太郎の別バージョンが登場し、同年11月の天皇の即位の御大典を祝福した。この「バンザイ人形」は後に太郎の弟「次郎」と名づけられ、国民の慶事や大阪関係の発展に関するニュースの際に店頭に登場し、バンザイしていた。

1992年に阪神タイガース優勝の可能性がいよいよ目前まで高まると、何処となく当時の阪神のスター選手亀山努に似た太郎が、前回の優勝時に熱狂した阪神ファンらにより道頓堀に投げ込まれたカーネルサンダース像の代わりとして狙われ、道頓堀に投じられるのではという声がマスコミで報道され始めた。そのため、「わて、泳げまへんねん」と書かれたふきだし風の看板が添えられ、浮き輪に水中眼鏡という特別コスチュームに変更された(なお、1992年の阪神の順位は巨人と同率の2位に終わった)。

この頃より「くいだおれ太郎」の知名度が全国的に急速に上昇、1993年には太郎のキーホルダーが製作された。前述の通り、山田の遺言にはこの人形を大切にするようにという文言が添えられていた。

(ウィキペディア「くいだおれ」から抜粋)

・・・いやぁ・・・、笑えますね(笑)。

大阪府民、おもろいな。

ちなみに、カーネル・サンダース像が道頓堀川に投げ入れられたことで、翌年以降、阪神タイガースの成績が低迷したという都市伝説「カーネル・サンダースの呪い」があります。

このカーネル像は23年半後の2009年3月に発見され、大きな反響を呼んだそうです。

 

阪神タイガースファンにより、道頓堀川(水質が悪い!)に落とされた、カーネル象。

 

 

最後の「ナニワの看板御三家」、づぼらやのちょうちんフグ。

先ほど紹介した、くいだおれ太郎の左手前方の空を泳いでいましたが、新型コロナウィルスによる経営不振で「づぼらや」は2020年9月に閉店したそうです。

フグ料理の「づぼらや」は創業100年の老舗で、私は新世界(【通天閣(つうてんかく)】があるところ)のづぼらやで食事をしたことがあります。

コース料理が高いので、友達と「ふぐコロッケ」を食べました。

 

 

新型コロナウィルスによる経営不振問題…、深刻ですね。各地に、惜しまれながらも閉店したお店がたくさんあるんでしょうね。

 

 

次は、水族館の「海遊館(かいゆうかん)」を紹介します。

 

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(この旅行記は2010年です)

 

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交通アクセス

なんば駅出てすぐ。

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