【丸井伊藤商店発酵パーク、貧乏神神社】 味噌、どぶろく、甘酒など発酵食品がたくさん。貧乏はお金ではなく、自分の心の中にあり!

前回からの続きで、長野県の旅行紹介です。

「長野県と言えば信州みそ!」というわけで、今日は丸井伊藤商店発酵パークと、味噌蔵の中にある「貧乏神神社」を紹介します。

旅行記

今日紹介する「丸井伊藤商店」は、長野県茅野(ちの)市にあります。

全国の諏訪神社の総本社である、諏訪大社上社前宮と上社本宮から近いです。

 

公共交通機関で行く場合、JR「茅野駅」より徒歩で11分。車で行く場合、無料駐車場があります。

 

 

こちらが、丸井伊藤商店。昭和25年にできた信州味噌屋さん。

店舗の開店時間は9時から18時です。

ここでは信州みそづくりの体験ができるのですが、事前予約制で10日前までに予約する必要があります。料金は一人1100円で、出来上がり味噌は2kg、仕込みの所要時間は1時間です。

 

 

中ではいろんな味噌、味噌商品が売られていました。

 

 

こちらのお店で、一番売れているのは塩分控えめ味噌。二位が吟醸味噌。三位が十割糀(こうじ)味噌。四位は英味噌なのだそうです。

また、「どぶろく(米と米麹と水を原料として発酵させたお酒)」もたくさん置かれていました。

店舗まで行かなくても、オンラインショップで購入することができます。

 

 

私が買ったのはこちらの三つ。二倍濃縮甘酒は500g入りで600円くらい。味噌漬け茶漬けとシソの実味噌漬けはどちらも450円くらいでした。

お店で味噌も買いたかったのですが、買いだめした味噌が8kgと、自分で仕込んだ味噌が3kgもあるので買いませんでした。

 

 

みそソフトも食べられます。一つ200円とは安いですね~。

私と娘はこの日の朝、諏訪湖近くのタケヤ味噌本社で味噌ソフトを食べたので、ここでは食べませんでした(タケヤ味噌のソフトクリームは一つ310円でした。次の記事で紹介します)。

 

 

売店の奥には、本社工場があり、無料で見学できます。

 

 

味噌の作り方。味噌の材料は、こうじ、食塩、大豆の3つのみ。

 

 

ここで麹(こうじ)を作り、

 

煮た大豆と、先ほどの麹を混ぜて、

 

こちらの天然蔵で発酵させます。巨大な味噌樽がいくつも並ぶのは迫力がありますね♪

この樽は、創業当時(100年前)から使われており、明治時代には酒造りに使われていました。

ちなみに天然蔵は、冬は零下10度以下になり、夏は30度以上にならない造りで、味噌を長く熟成させるのに良い環境となっているのだそう。

 

 

 

 

天然蔵の隣には、「貧乏神神社」。参拝は自由で、無料です。

味噌商品を買い、工場見学するのも目的でしたが、なによりもここに来たかった!!

 

 

 

 

『貧乏』というのはお金のことではないんです。『心』の貧しい人が一番の貧乏人なんです
(公式HPより)
公式HPにあるように、貧乏は「心の貧しい人」のことを言います。
貧乏神は、あなたの弱い心に住んでいるのです!
その弱い心を叩くのがここなのです!
参拝方法は、まず、

豆代として100円入れます。くれぐれも5円は入れないように・・・(五円は御縁になってしまうので)

 

 

次に、貧乏神を殴りつけるための、貧棒(びんぼう)を持ち、

 

 

ご神木を3回叩きます!

 

 

貧棒をもとの場所に戻しましたら、次にご神木を三回蹴ります!

回殴って回蹴るのは、「散々(さんざん)で貧乏が逃げる」というシャレから来ています。

 

 

次に、豆を貧乏神に一回投げつけます!

「貧乏とんでいけ!」とか「ちくしょうめ!」などと声を出しながら叩いたり、蹴ったり、殴ったりすると、なお一層の効果があるのだそうです。

貧乏神には頭を下げたり、手を合わせて拝まないようにしましょう。

 

 

コロナ早くとんでいけ! も良いですね!

 

 

貧乏を払った後は、おかめ神社に参拝。おかめは「かねため」神社です。

 

 

上にもたくさんのおかめ。

 

 

参拝方法のボードも載せておきます。

 

 

貧乏神の写真。

自分自身の弱い心、恐いかあちゃん、痛い痛いの、病気とんでけ、浮気の虫、天下り、交通事故、いじめっ子、宝くじ当たれ、競馬当たれ・・・など、張り紙も楽しいですね。

 

 

貧乏神の上には、「心」のお守り。

災禍転福の教え

①生かされていることを感謝し、思いやりの心を持ち続けます。

②何事もくよくよせず、プラス思考で取り組みます。

③体に良い食べ物・適度の運動など、健康維持に心がけます。

④人の倍は無理としても、二割り増しくらい努力します。

⑤願い事を毎日念ずれば、「必ず成就する」と確信します。

⑥今日一日を省(かえり)みて、明日の活力とすることを誓います。

 

 

貧乏神神社の創建由来。

 

 

上のマップに二つの貧乏神神社があるのがお分かりいただけると思いますが、飯田市の貧乏神神社(現在廃業)の祭主である桜井鉄扇さんが、貧乏神のわずらわしさをいやと言うほど味わい、心身ボロボロになり、貧乏神にとりつかれてしまったのが、はじまり。

崖っぷちで桜井さんが悟ったのは、

「貧乏はお金ではない。心の問題である」

ということでした。

 

この悟りをもとに、長野県飯田(いいだ)市に貧乏神神社を創建。口コミで広がり、「日本唯一のユニークな神社」とまで言われるようになったのだそうです。

長野県茅野(ちの)市にある丸井伊藤商店にある貧乏神神社は、飯田市の貧乏神神社の分社なのだそうです。

 

どうかご参拝の皆様、自分の持つ「弱い心」を振り払い、「よい事、ある! ある!」と念じ、プラス思考で御利益をつかんでください。

 

 

仏の悟りをひらかれたお釈迦様の第一声は「人生、苦なり」でした。

けれども「苦」は私達を苦しめるため、痛めつけるため、絶望させるために起こるのではなく、私たちに精神的な強さを与え、他者に対するいたわりと共感力を養います。

 

「災いを転じて福となす」
「雨降って地固まる」
「怪我の功名」
とも言いますから、何が起きても、自分の持つ弱い心(貧乏神)に負けず、プラス思考で過ごしましょう!

 

 

ここに参拝し、「温かい神社だなぁ」と思いました。

皆様もぜひ、美味しい発酵食品を購入して体を整えるとともに、貧乏神神社で自分の心の内を見つめ、心をも整えてくださいませ。

 

 

いろいろありますが、今日もお互いがんばりましょう!!

 

 

次は、CMでお馴染みのタケヤ味噌本社を紹介します。ここから北へ車で20分ほどの距離にあります。

 

次の記事はこちら

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(この旅行記は2022年のものです)

 

 

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交通アクセス

JR「茅野駅」より徒歩で11分。車で行く場合、無料駐車場があります。

料金

無料。

店舗の開店時間は9時から18時。