【忍野八海(おしのはっかい)】 かつては山中湖と同体だった? 大混雑の観光地

前回の続きです。

【富士山五合目】【山中湖、花の都公園】とまわった私達は、最後に忍野八海(おしのはっかい)へ向かいました。

 

忍野村は標高936メートルに位置する高原の村で、忍野八海は富士山の伏流水を水源とする湧水池で、「富士山構成資産」として、世界遺産登録されています。

旅行記

有料駐車場近くで撮った一枚。

駐車場から忍野八海までは、徒歩5~10分かかりますが、沿道には飲食店や野菜市場などが出ているので、キョロキョロしながら歩くとそんなに遠く感じません。

 

 

日本名水百選の地。後ろに見える池は人工池です。

 

 

池本水車小屋。

 

 

水車小屋の近くに湧池(わくいけ)があります。

忍野八海の中で一番賑やかな通りに面しており、天然記念物。

直径12m、直視深度3m、潜水深度5m。

木花開耶姫(富士山のご祭神)により涌出したと伝えられ、湧出量は、八海の中で一番なのだそうです。

「富士山根元八湖」の第五霊場で、八大龍王の一神である徳叉迦(とくしゃか)竜王をお祀りしています。

 

 

富士山の雪解け水が、地下の溶岩の間で、約20年の歳月をかけてろ過されたお水・・・、奇麗ですねぇ。

この湧池は地下160mまでいったところで、巨大な地底湖につながっているそうです。

かつて潜水調査が行われたそうですが、命綱をつけずに潜ったため遭難し、二人亡くなっているようです。

遺体の回収に二週間もかかったというから、かなり複雑な構造をしているんですね・・・。

 

忍野八海は、それぞれ八大龍王を祀る「富士山信仰の巡拝地」であり、みそぎの場であったようです。

8つある内、私たちが見たのは、先ほどの涌池(第五霊場)と、濁池(第六霊場)のみ。

 

その他の6池は、

忍野八海 富士の国やまなし観光ネット
でご覧ください。写真も豊富で勉強になります。第一霊場の出口池がオススメだそうです。

 

 


 

 

 


こちら第六番霊場の濁池。部分的に濁っているそうです。
八大龍王の一神、阿那婆達多竜王あなばたつだりゅうおう)をお祀りしています。

 

 

 

こちら、人が多く集まる中池。水深7m、水温12.5度、ミネラル、バナジウム泉。

 

 


中池は大きな売店の前にあるため、お客さんがよく集まっていますが、これは忍野八海の一つではなく人工池で、もともとテニスコートだった土地だそうです。

中池の他に「はんのき資料館」敷地内の、大型の池も人工池です。

 

 

忍野八海は、湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池から成っているのですが、観光に来た方は、涌池、濁池くらいしか見ないのではないかなぁと思います。

八海のうち7つは無料で見れますが、底抜池だけ「榛の木林民俗資料館入場料」として300円かかります。(湧池の道路を挟んだ斜め前にある)

底抜池は有料のため、訪れる人もあまりおらず、静かに楽しめるそうですよ。

 

忍野八海のそれぞれの所在地は忍野八海 ウィキペディアで見れますので、八箇所全部まわりたい方はチェックしてください。

 

 

富士山の雪解け水を触れました。キンキンに冷たかったです。

 

 


 

 

周辺には蕎麦屋さんや喫茶店があり、ソフトクリームや磯揚げなどが食べられます。

 

忍野八海で印象的だったのは人がとても多かったことと、売店の売り子さんの客引きがものすごく積極的だったことでしょうか。ちょっと積極的過ぎて、商魂たくましいなぁと思いました。(1個漬物を買うと、「それだけでいいの? こっちもおいしいよ」と複数すすめられる)

 

 

あと、忘れられないのが「公衆トイレが汚い」こと。

今まで訪れた観光地の中で、ワーストワンの汚さでした。

臭いし、汚れてるし、暗いしで、忍野八海の美しさとは見事なまでに対照的で、「なんだかな~・・・。もうちょっと清掃業者入れるなり、お店でローテーション組んで掃除すればいいのになぁ」と、複雑な気持ちになったのは今でも忘れられません。

手洗い場にハンドソープが無いのも残念でした。(あれから4年経っているので、改善されていると良いですね)

 

 

忍野八海について、ウィキペディアには面白いことが書いてありました。

地元旧家に残る古文書「宮下文書」の伝説では、もともと当地一帯には宇津湖(宇宙湖とも)と呼ばれる巨大湖があったが、800年から802年(延暦19年から21年)にかけて起こった富士山の延暦噴火で流出した鷹丸尾溶岩により宇津湖が分断され、山中湖と忍野湖に分かれたと伝えられている。

しかし標高差の地形的観点および山梨県環境科学研究所のボーリング調査により、宇津湖の存在は否定されている。

なんと、昔は山中湖と同体だったかもしれないというんですね。(ボーリング調査で否定されているようですが)

「宮下文書」は以前訪れた「不二阿祖山太神宮」が所蔵しているナゾの古文書です。

 

 

(忍野八海 観光地化による環境破壊・ウィキペディアより)

周辺地域の開発や土産物屋などの増加、人工池の造成によって環境破壊が進み、水質の悪化や湧水の枯渇が起きる可能性があるとの指摘もある。

「水車小屋」の水は「湧池」内部より汲み上げられている。

その為、「湧池」の湧水量は激減し、2003年に池の縁が一部崩落した。

また、水が「濁池」の中より「中池」へ流出したため、「濁池」の状態が著しく変化した。

 

うーん・・・人工池のために、もともとある泉を傷めるのはどうかとおもいますが。

 

 

(忍野八海 水質問題・ウィキペディアより)

忍野村が1995年以降から毎年秋に「湧池」の水を使って水質調査を実施しているが、毎年のように大腸菌群が検出される他、化学物質テトラクロロエチレンも検出され、名水存続の危機が叫ばれている。

ただし、これらの検出結果はいずれも汚染が疑われるほどのものではない。

なお、化学物質が検出される理由は不明であり、周辺環境の変化との繋がりがあるのかどうかも不明である。

 

うーん、人が増え、開発が進むと、なかなか難しいものがありますね。

 

富士山の昔のトイレ事情なんかもそうでしたが、人が増えると環境が汚れるというのはどこでも見られる現象なのでしょうか。

 

できるだけ、綺麗な姿で保ってほしいですね・・・。

 

 

以上で2012年10月の一泊二日旅行は終わりです。

 

次回から、河口湖周辺の観光を取り上げようと思います。

→→河口湖遊覧船「アンソレイユ号」と、天上山公園「カチカチ山ロープウェイ」・・・富士山がきれいに見えます! 「かちかち山」の舞台らしい。

 

 

関連記事

→→富士山五合目の記事はこちら

→→【河口湖、大石公園、河口湖紅葉祭り】 10月末はコキアが見ごろ

→→富士五湖最大の湖「山中湖」と、「花の都公園」

交通アクセス

公共交通機関で行く場合、富士山駅から路線バスに乗り、忍野八海で下車です。
富士山駅発 忍野八海、花の都公園方面バス時刻表
忍野八海へは山中湖周遊バス「ふじっ湖号」が便利です。料金は富士山駅から390円。前回の花の都公園から忍野八海までは260円。
ふじっ湖号時刻表
ふじっ湖号路線図

車で行く場合、普通車300円の有料駐車場がいくつかあります。たいていの駐車場には係員さんが居ますので、満車の場合「他に駐車場ないですか」ときくと、教えてもらえると思います。

フリー切符

富士急行HP お得な切符
富士急行バスHP お得な切符
富士吉田・忍野八海・山中湖を周遊するバス「ふじっ湖号」が便利です。富士山駅から山中湖エリア2日間乗り降り自由なフリークーポン(大人1340円)があり、クーポン提示で割引の効く施設があります。

近くの宿泊施設

富士山ステーションホテル。富士山駅出てすぐ。

 

レイク忍野。忍野八海の近くにある旅館です。

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