前回からの続きで、長野県松本市の旅行紹介です。
今日は上高地(かみこうち)を紹介します。
旅行記
前回紹介した【松本城】は松本市の中心部にありますが、今日紹介する上高地(かみこうち)は、松本市街のずっと西側です。
上高地(かみこうち)は、長野県西部の飛騨山脈南部の梓川(あずさがわ)上流の景勝地で、中部山岳国立公園の一部。
国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。
自然保護のため、通年マイカー規制がされており、自家用車(自動二輪含む)で行く場合、釜トンネルから先は侵入できません。
そのため、沢渡(さわんど)駐車場か、平湯あかんだな駐車場から、シャトルバスかタクシーに乗り換える必要があります。
私達は公共交通機関を利用して訪れたため、松本駅から上高地行きのバスに乗って行きました。(片道一時間半、大人2570円)
首都圏からの直行バスも出ているので、公式HPで交通アクセスを確認してからお出かけしてください。
また、上高地は穂高連峰や槍ヶ岳への登山基地となっており、素敵なホテルがたくさんあるので、ホテルとシャトルバスのセットプランなども取り扱われています。
私達は数時間しか滞在しませんでしたが(翌日に白馬八方尾根へ行きたかった)、上高地はとても素敵なところなので、時間とお金に余裕のある方は、泊りがけで行っても楽しいと思います。
正直な感想、私達は早々に上高地観光を終えたことを後悔しました。
服装についてですが、上高地は標高約1,500mに位置するため、訪れる時期によっては防寒着を持って行くと良いかもしれません。(私達が訪れたのは夏休みで、羽織物は必要ありませんでした)
上高地に着いたら、まずはバスターミナルの隣にある「上高地インフォメーションセンター」へ行きましょう。「上高地散策マップ」が100円で売られているので、たっぷりと楽しみたい方はぜひ買いましょう!
上高地にはいろいろ見どころがあるのですが、有名なのが河童橋(かっぱばし)。
古くはこの場所は河童淵と呼ばれていたことから、「河童橋」と名付けられたようです。
梓川(あずさがわ)に足を浸して涼む人や、河童橋を渡る人、お店で飲食を楽しむ人、山を眺める人・・・など、様々な楽しみがあります。
現在の河童橋は五代目で、カラマツからできており、わりと低い橋です。
梓川に足を浸して、その冷たさにびっくり!
源流は、飛騨山脈(北アルプス)槍ヶ岳。日本で五番目に高い山なのだそうです。
ちなみに、上高地の8月の平均気温は19.7℃で、日中でも22℃ほどと、けっこう涼しいです。
穂高連峰と梓川が、とにかく美しいです!
(ブログを始める前に行った旅行なので、写真が少なくてゴメンナサイ。大正池、田代池にも行きたかった!)
しばらく景色を眺めていると、野生のニホンザルがバチャバチャバチャッ!と水しぶきをあげて梓川を横切って行きました。
自然豊かな上高地は、ニホンカモシカ・ツキノワグマ・アナグマ・キツネ・タヌキ・ノウサギ・オコジョ・ヤマネ・ニホンリス・ヒメネズミ・ヒミズなどもいるようです。
一番遭遇するチャンスがあるのはニホンザルで、上高地のニホンザルは、世界で最も過酷な環境で生活するサルなのだそうです。
帰る前に、河童橋近くの食堂で「山賊焼(さんぞくやき)」を食べました。
山賊焼は長野県の郷土料理で、鶏肉に下味をつけてカリッと焼き上げたものです。
ソフトクリームやアップルパイなどもよく売れているようでした。
バスターミナルへ戻る途中に取った写真。
バイカモ(梅花藻と書く)が気持ちよさそうに揺らいでいました。
初夏から初秋にかけて、ウメの花のような白い花を水中につける、大変美しい植物です。
水の中に咲く花があるなんて初めて知ったので、とても感動しました!
思い出したら、また上高地へ行きたくなってきました!
みなさんも、ぜひ訪れて、気持のよい空気を胸いっぱいに吸い、雄大な山並みを眺め、清流梓川に手や足を浸してください。
都会では決して味わうことができない、「自然界の癒し」に包まれること間違いなしです。
次は、白馬八方尾根(はくばはっぽうおね)を紹介します。
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(この旅行記は、2013年です)
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交通アクセス
通年マイカー規制がされているため、マイカーやバイクでの侵入は禁止です。