前回、浴室エプロン掃除体験を書きましたが、そのオマケです。(私にとってはこっちがメイン記事だったりする)
掃除屋さんに、お風呂のカビ掃除・ヘドロ掃除をしてもらっている最中、私はリビングで娘とNHK教育TVを見ていました。
そこで、たまたま番組で、「カビ」について放送していたのです。
(前回みたいな汚い画像は貼りませんので、ご安心を)
番組が何分くらい放送していたのかしりませんが、私がポチッとチャンネルを変えた時、土の上でダンゴムシが死んでいました。
死んでしまったダンゴムシの周辺から、白くて繊細な、無数のカビの菌糸が伸びてきて、ダンゴムシを包みます。(この画像は好き嫌いがありそうなので載せません)
菌糸の先端は丸い玉になっていて、まるで朝露が輝いているかのようにキラキラしていて、とても美しかったです。
キラッキラの菌糸。
これ、カビですよ。
ニョキニョキーと成長中。
なんだか霜みたい。
菌糸のアップ。
どうです?
けっこう綺麗じゃないですか・・・。
これ、カビですよ。
画面中央のちょっと下に映っている横棒は菌糸。
水色の丸い粒はバクテリア。(色が青いのは、染色液かな)
私は結婚前、病院で検査の仕事をしていましたので、細菌尿や喀痰を顕微鏡で見ていました。
もうね、うじゃうじゃ動きまくっててスゴイヨ~~。
(当たり前ですが、細菌が多いやつほど、クサイです)
カビにもバクテリア(細菌)にも、たくさん種類がありますが、それぞれが良い働きをして、死骸や糞を分解します。
いやぁ、綺麗だわぁ・・・。
もちろん、人間にとって好ましくない働きをするカビ・細菌もいますが、みそ、醤油、チーズ、なっとう、鰹節、酒、ペニシリン(薬)の製造で役に立ってくれているカビ・細菌もたくさんあります。
私が最近驚いたことと言えば、洗面台の下と、台所流し台の下、下駄箱、エアコンに「バイオシリーズ」をつけたら匂いが減ったことでしょうか。
佐賀大学教授との長年の共同研究・開発で出来上がった商品で、オリジナルの「TM菌」という菌を使用しており、製品をクンクン嗅ぐと、納豆みたいなにおいがします。
(台所流し台の下、洗面台の下に貼ったら、喉にクンッとくるような刺激臭が無くなった)
(下駄箱にも張ったら、靴の独特的なにおいがマシになった)
(エアコンにもつけている。ファンにうっすら黒カビがつくものの、何もしないよりもにおいが少ない気がする)
(お風呂用もある。床に近いコーキングにカビが生えたけど、壁のカビはずいぶんつかなくなった)
今回、くんえん剤を炊いたので、当分お風呂のバイオ使えないなぁ。
化学洗剤で消毒! 除菌! と気張らなくても、バイオくん(微生物)ががんばってくれるので、うちではもっぱらバイオシリーズが活躍中です。
もう一つ、微生物で驚いたことが去年ありました。
ダイソーで買った土に葉っぱを敷き詰めて、カブトムシを三匹飼っていたのですが、土の中にダニが混入していて、
「うわぁ、ダニ! ダニ! 気持ち悪いダニィィ」
と騒いで、ベランダにケースを運び出して秋まで飼育したのですが、ダニが葉っぱを食べてどんどん崩していくのです。
先月、半年ぶりに土をほぐしたのですが、綺麗に葉っぱが無くなっていました。
→初めてのカブトムシ飼育の記事はこちら(このページに、飼育開始時のフカフカ葉っぱが載っています)
うじゃうじゃーーと無数にわいていたダニも、姿を消していました。
カブトムシは大食いですから、たくさん昆虫ゼリーを食べて、たくさん排泄します。
飼育当時は暑かったせいか、ややモワッとしたにおいがしましたが、先月あけた時は、土の良いニオイがしました。
「うわぁ・・・不思議だなぁ・・・。葉っぱが分解されて、大量発生していたダニも消えて、残ったのはフカフカの良いニオイの土と、幼虫一匹だけだわぁ」
(もっと幼虫がいたはずなのですが、一匹しかいませんでした。たぶん、土が乾燥して死んじゃったのだと思う・・・。)
飼育ケースを眺めながら、
「よくできてるな~。手品みたいやぁ」
と感心しました。
あれから土を踏む度に、
「ここにはめっちゃ小さい生き物が、バランスをとりながら無数に生きている。私の一歩に、どれだけの命がいるのだろう・・・」
と思うようになりました。
菌、細菌、ダニなど、めちゃくちゃ小さい生き物、大切ですね~~。
地球は、生き物にあふれた星ですね~。
私達の体も、菌まみれ。
皮膚、口内、腸・・・菌だらけです。
菌バランス、大事ですね~。
長くなりましたが、「除菌・滅菌も一つの方法でしょうが、菌バランスで良くなるものもあると思います」という、お話でした。
「命が光って見える眼鏡」なんて秘密道具があったら、私たちの体も、地球のそこらじゅうも、ビッカビカに輝いて見えるでしょうね~~!
現在、世界的に昆虫が大激減しているのをご存知でしょうか。
昆虫は、鳥、魚、哺乳類など数多くの生物の食糧であり、死んだ生き物を分解して疫病を防いだり豊かな土壌を作るなど、生態系に大きな役割を持っています。チョウや蜂は花粉を媒介し、果物、野菜、ナッツ類の栽培に欠かせません。
昆虫は陸上の生物の約3分の2を占めているのですが、哺乳類、鳥類、爬虫類の8倍の早さで絶滅しようとしているそうです。
現在、私達は「6度目の大量絶滅期」に生きているようです。
殺虫剤、肥料、土地の過度な農業利用などを改善する必要があるそうです。
詳しくは、「我々は「6度目の大量絶滅」の過程にいる? 昆虫の減少が表す危険なサイン」でご覧ください。