初めてのカブトムシ飼育。三度のカブトムシ大脱走! 大きなケースが必須。 

先日、カブトムシを捕獲しまして、現在メス2匹、オス1匹の合計3匹のカブトムシを飼育しています。

 

金魚を1年で死なせてしまい、2年間、何も飼育していない我が家にやってきた、二度目のペット達。

 

 

大切に育てなければ・・・!

 

 

 

カブトムシを捕獲した日に、ダイソーへ行って飼育グッズを揃えることにしました。

 

 

購入したもの
・中ケース 300円
・昆虫ゼリー 20個いり ×2袋
・保水ジェル(ケースの底に敷くらしい)
・昆虫マット(3リットルくらい入っているもの)
・昆虫ゼリーを入れる木でできたエサ皿
・枝
・葉っぱ

 

総額1,000円で何とか一通りそろいました。(ケースは他に小と大もありました。大ケースは500円。迷ったのですが、3匹だし・・・と中ケースを選択)

 

 

エサ皿があったほうが昆虫マットの汚れが少なくて済み枝と葉っぱがあったほうがカブトムシがひっくり返ったとき、元の姿勢に戻りやすくしてくれるので良いそうです。

 

(2016年7月18日追記: ダイソーの枝ですが、切断面から白いカビが生えてきて捨てました。カブトムシはひっくり返るのが下手だそうですが、枝が無くても葉っぱでうまく元の姿勢に戻ります。昆虫マットですが、購入した日から小さなダニが数匹混じっており、2週間後の現在、それなりに増えてます! ああ、どうしよう、ダニ!)

 

 

ダイソーは確かにお手ごろですが、クワガタ・カブト専門店イークワなど、専門のお店で質の良い物を買うのをおすすめします

 

(追記)
→→お風呂のカビ掃除をしてもらっている最中、たまたま流れていたTV番組で、カビの美しさを知る。・・・ダニの働きってスゴイよ。びっくりしたよ! 気持ち悪がらないで、大事にしようと思った!

 

 

 

家に帰って、中ケースの底に保水ジェルを入れ、昆虫マットをケース半分ほどまで詰め、エサ皿に昆虫ゼリーを3つ入れ、葉っぱと枝を適当に入れてやり、カブトムシを虫かごからケースへ移動。

すると、おいしそうに昆虫ゼリーをすすってくれるではありませんか。

 

なかなかカワイイです。

 

しばらくジーッと見ていると、オスがメスの背中に乗っかって、お尻をフリフリ。

お尻を振るたびにギュ~ギュ~とかすかな音。

これ、求愛行動なんですねー。

初めて見ました。

 

うまくいくと、交尾をして、産卵してくれるのではないかしら・・・と、ルンルン気分。

 

 

飼育初日からテンションが上がります!

 

 

ちなみにカブトムシはけっこうウルサイです。

ガサガサガサガサッ・・・・カリカリカリ・・・と、夜22時くらいから活動的になるので、寝る部屋には置かないほうが良いです。

 

我が家は玄関に置きました。

 

 

 

 

しかし、翌朝問題が!

 

夫が、
「ねぇねぇ、カブトムシ全部いる? なんだか本棚のあたりからガサガサ音がするんだけど・・・」
と言うではありませんか。

 

ケースを確認してみると、オスは目視できるのですがメスが見当たらない。

土の中にもぐっているのかしら・・・?

夫にもう一度、音がするあたりを聞き、捜索開始。

本の隙間、本棚の引き戸の裏をチェック。

本棚横のダイソンの掃除機を収納している箱を退けたとき、メス一匹発見!

 

私「あっ、こんなとこにいた!」
夫「そうでしょ~。なんか音がするなぁと思ったもの。本棚からポタッと落ちてきたらどうしようかと思った」

 

メスをつまみあげ、飼育ケースへ。
(ちなみに我が家でカブトムシをつかめるのは、私だけなのです。夫は「異質な感じがするから触りたくない」と言い、7歳の息子はカブトムシの背中を撫ぜるだけ。2歳の娘は怯えて逃げる。)

 

カブトムシを回収し、ホッとした私は夫の弁当作りを開始。
すると夫が、
「ねぇねぇ、まだ本棚近くでカサカサ音がする・・・」
と言うではありませんか。

再び本棚近くを捜索。

ダイソンの掃除機を収納している箱をひっくり返すと、ポタッとメスが一匹落ちました。

「あらー、メス、2匹とも逃げてたのね~」

どこから逃げたのかと言うと、


ケースのふたの小窓から逃げたのでした。

300円で買った安いケースなので、小窓のしまりが悪く、カチッと閉められなかったのです。←(まさか逃げるとは思わなかったな~。完全に油断していた)

 

また脱走されたら困るわ・・・、と小窓をセロハンテープでとめて、開かないようにしました。

しばらくそれで様子を見ていたのですが、午前8時ごろ、オスのカブトムシが狭いケースの中でブインブイン羽を広げて飛ぼうとするではないですか。

こんな狭いケースで羽を広げたら、羽がボロボロになってしまう・・・。

ケースが狭いのかなぁ。

 

とりあえず応急処置に桃のダンボールに、カブトムシ3匹を移してやりました。


一気に広さが4~5倍に。

オスは気に入ったのか飛ぶのを止めて、ガサガサ葉っぱの上を散策。

しばらくすると、3匹とも土の中にもぐって静かになりました。(気に入ったのかな。良かったね♪)

 

 

 


開けっ放しにするわけにはいかないので、45リットルゴミ袋をかぶせ、大きな輪ゴムで固定。

桃の箱の横に直径1センチくらいの丸い穴が4つあって、そこから空気が入りそうだけれども、念のためにゴミ袋にも千枚通し(たこ焼きをひっくり返すやつ)でブスブスと30個くらい穴をあける。

 

 

しかし、事件は寝る前に起こった!

 

 

夜9時ごろ、カブトムシを置いてある部屋のほうから、

 

バシュンッ!!!

 

と謎の音。

 

なんと、カブトムシが下からゴミ袋カバーを突き上げ、四隅固定に使っていた輪ゴムを弾き飛ばし、メス一匹が脱走。

窓の編戸上部でカリカリ・・・カリカリ・・・。

急いでメスを捕獲し、近くにあった桃のフタをかぶせました。

 

 


ダンボールのフタを乗せただけではまた脱走されそうなので、積み木の箱を重しにドスン。

 

もう、これで出れないだろう・・・。

とりあえず明日、もっと大きなケースを買いに行こう。

 

(でもダイソーの500円虫ケースって絶対小さいよね。ホームセンター行こうかな・・・)

 

積み木の箱は、さすがに退かせるまい

 

と安心して就寝。

 

 

 

翌朝、確認すると・・・・

なんと、メスが一匹またまた脱走していた!

 

積み木の箱は確かに重いけれども、がんばって隅っこから出てきたらしい。

 

な、な、な、なんてパワフルなの、カブトムシ(メス)!

 

オスは角があるせいか、メスよりも逃げるのが下手みたいですが、メスのカブトムシはスゴイ~。

 

あのツルツル頭で、ウンショッと隙間をこじ開けて、出てくるのです。

 

夫に相談したところ
「金魚の水槽使っていないから、アレを使おう」
ということになり、急いでダイソーへ行って昆虫マット2袋買い足し、水槽へお引越し。

 


高さも広さも十分。

フタに届かないし、つるつるでつかまれないので、脱出することも無いでしょう。

(追記・・・脱出することはありませんでした。大きなケースで飼育するのをオススメします

 

 

 


ダイソーの中ケースとの大きさ比較。

やっぱり、虫ケースは小さい!

 

というわけで、カブトムシを飼われる方、ケースは大きいほうが良いです!

 

カブトムシがフタを押し上げれないような高さじゃないと、脱走されるのでご注意を~~!

 

 


我が家の新しい仲間たち。

 

オスカブトムシの名前、カブートー。
メスカブトムシは、カブ子とカブ美。(どっちがどっちかわからん)

 

メスは背中にやわらかい毛があって撫ぜると気持ちが良いし、オスは角が立派でカッコイイ!

 

夏の終わりまで、健やかに暮らせよ~。

 

 

 

現在、世界的に昆虫が大激減しているのをご存知でしょうか。

昆虫は、鳥、魚、哺乳類など数多くの生物の食糧であり、死んだ生き物を分解して疫病を防いだり豊かな土壌を作るなど、生態系に大きな役割を持っています。チョウや蜂は花粉を媒介し、果物、野菜、ナッツ類の栽培に欠かせません。

昆虫は陸上の生物の約3分の2を占めているのですが、哺乳類、鳥類、爬虫類の8倍の早さで絶滅しようとしているそうです。

現在、私達は「6度目の大量絶滅期」に生きているようです。

殺虫剤、肥料、土地の過度な農業利用などを改善する必要があるそうです。

詳しくは、「我々は「6度目の大量絶滅」の過程にいる? 昆虫の減少が表す危険なサイン」でご覧ください。

 

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