昨日、娘と一緒に近所の図書館に行って、絵本を数冊借りました。
その中の一冊がとても良かったので、紹介したいと思います。
娘はノンタンシリーズと、パオちゃんシリーズがとても好きなのですが、今回はノンタンではなく、ハグタイムという絵本を選びました。
(ハグとは、愛情をこめて抱きしめることです)
パトリック・マクドネルさん・・・知らんなぁ。
と、図書館のソファで、娘にヒソヒソ声で読んであげたのですが、これがとても良い話。
子供だけではなく、大人にもグッとくる話です。
むかしジュールという子猫がいました。
ジュールは世界を丸ごと抱きしめたいと思っていました。
「それで世界が良くなるわけ?」ドージィが尋ねました。
ジュールの心は愛でいっぱい。
力強く、うんとうなずいたので、ドージィはジュールにセーターを着せました。
旅に送り出してやるために。
猫のジュールは、お友達の猫、虫、花、リス、鳥をハグした後、船に乗って旅に出て、クジラ、ゾウ、トラ・・・と、いろんな動物をハグしていきます。
途中の北極では一人ぼっちに・・・、けれども・・・!
あまり言うとお楽しみが無くなるので、ここまでにしておいて、本の最後は、このように締めくくられます。
↓
世界はとてつもなく大きいね
だけどとっても小さいよね
さあ今度は 僕たちが抱きしめる番
それが僕たちみんなにできること
君の一番近くにいる人から始めよう
ハグタイム!
この絵本を読んで、マザーテレサの、お話を思い出しました。
マザーテレサが平和賞を受賞した時、記者がこのような質問をしたそうです。
「わたしたち一般人が、世界平和のためにできることはなんでしょうか?」
すると、マザーテレサはこのように答えたそうです。
「あなたの家に帰って家族をハグしてください。愛してください。それが、あなたが世界平和のためにできることです。」
お~~~。
世界はとてつもなく大きいね
だけどとっても小さいよね
自分の身の回りから整える。
一つ一つの環が繋がって、大きな鎖みたいになっていく・・・のかもしれません。
「ハグ タイム」・・・、オススメの絵本です。