【皇居参観】 皇居参観申し込み、参観当日の服装、お土産など

今日は、東京都千代田区の「皇居参観(皇居一般参観)」に参加してきたことを紹介します。

今年(2019年。平成31年でもあり令和元年でもある)は、皇紀2,679年

日本の皇室は、王家として世界最古、最長の歴史を有しています。

皇居参観の前に、まずは申込み

幕末の天皇である孝明(こうめい)天皇までの歴代天皇は、ずっと近畿圏(京都~奈良エリア)にお住まいでしたが、明治以降の天皇陛下は東京にお住まいです

 

 

(マップは皇居のパンフレットより)

皇居の場所は、江戸城のあったところで、天皇陛下は赤丸印エリアにお住まいです。

青丸で印をつけたところが、江戸城の天守台や本丸御殿があったエリアで、現在「皇居東御苑」として一般公開されています。東御苑は以前記事にしましたので、旧・江戸城本丸跡(皇居東御苑・江戸城天守跡)の記事でご覧ください。

東御苑(マップの青丸)は、月曜と金曜日以外の午前9時~午後4時まで(季節によって午後4時半、午後5時まで)、簡単な手荷物検査のみで入れます。事前申し込みなどは要らず、無料。ガイド無しの自由散策です。

 

 

今回紹介する皇居一般参観(皇居見学)は、「一般参観コース(赤いルート)」をガイドさんとともに巡ります。参観者の列の前後にガイドさんがいて見学者を誘導するため、コースから外れたり、遅れたり、戻ったり…といった自由行動はできません。所要時間1時間15分ほどです。

こちらは、午前10時と午後1時30分からの1日2回で、各回500名の定員制で、無料です。

 

 

申し込み方法は、事前申し込み(定員200名)と当日申し込み(定員300名)があります。

●事前申し込み

事前申し込みによる各回定員は200名。

  1. 電話での申し込み・・・参観希望日の前月の1日から予約受付を開始。03-5223-8071。
  2. 郵送での申し込み・・・名簿と返信用封筒を同封し、送付。
  3. インターネットでの申し込み・・・インターネットの予約がいっぱいでも,郵便又は窓口で申請できる場合があるそうです。
事前申し込みの方法は、皇居参観案内ページをご覧ください。

 

  • 当日申し込み

午前の回
午前9時~    整理券配布
午前9時30分~  受付開始
午前10時頃    参観開始
午前11時15分頃 参観終了

 

午後の回
午後0時30分~  整理券配布
午後1時~    受付開始
午後1時30分頃  参観開始
午後2時45分頃  参観終了

 

各回とも定員(300名)に達し次第終了です。整理券配布場所は桔梗門前です。

 

どの予約方法でも、当日は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・在留カード・健康保険証などの身分証明書が必要です。(身分証明書のコピー不可)

私は、インターネットから申し込みをしたのですが、土日枠は大人気で、2カ月先の予約となりました。

 

参観当日の服装や持ち物

服装

普段着で参加されている方が大半です。

私は2月の下旬に行ったので、ダウンジャケットとスラックスパンツで行きました。

スーツを着ている方もいれば、カジュアルな服装の方もいました。

2.2km歩き、途中に坂道もあるので、歩きやすい服装、履きなれた靴で行きましょう。

 

持ち物

事前申込者も、当日申し込み者も、パスポートや運転免許証など本人確認ができるものが必要です。

 

事前申込者は、参観許可書、または参加許可通知を持って行きます。
私はインターネットから応募したので、参加許可通知をプリントアウトして持って行きました。プリンターが無い方は、参加許可通知を携帯電話やスマートフォンに表示して見せれば良いです。

受付から参観スタートまで

インターネット申し込みから二カ月待って、ついに皇居見学日!

参観開始時間(午前は10時、午後は1時半)の30分前から10分前に受付をしなくてはならないので、9時半頃、到着しました。

皇居の最寄り駅は、東京駅です。

駅を出て、正面に伸びる太い道をまっすぐ抜けると、皇居(旧江戸城)のお堀が見えてきます。

 

ちなみに、皇居はすごく広いので、最寄り駅がこんなにたくさんあります!(黒い四角で囲ったのは全て最寄り駅)

 

警視庁丸の内警察署 桔梗門(ききょうもん)警備派出所。

写真の右奥に映っているのが、皇居参観の入り口である「桔梗門」です。

 

 

写真の中央やや左に小さく映っているのが富士見櫓(ふじみやぐら)で、写真右に映っているのが桜田二重櫓。

 

 

 

桜田二重櫓(さくらだにじゅうやぐら)と、高層ビル。

江戸と現代を一枚の写真に収められる、不思議な空間。

 

 

では、桔梗門へ。

 

門前の係員さんに「皇居見学に来ました」というと、書類と身分証の提示を求められるので、プリントアウトした参観許可通知と運転免許証を見せました。

緑色のネックストラップがついた「皇居参観」と書かれた名札をもらい、桔梗門の中へ進みます。

 

 

 

あらっ、なんだかすごい行列が・・・。

 

 

何の行列かというと、「手荷物検査」です。

カバンとポケットの中を確認して、不審物を持ち込んでいないか一人一人検査されます。

男性三人で検査しているため(にこやかな人ばかりで怖くないです。ご安心を)、思ったよりも待ち時間が少なかったです。

 

 

手荷物検査が済んだら、窓明館(休所)の中で待ちます。

参観開始まで、皇室の紹介映像を見て過ごします。

 

一人で参加している方、集団で参加している方、小さな子供連れ、外国人・・・と様々でした。

ガイドは「日本語のみ」なので、外国人は翻訳端末を借りる必要があります。

小さな子供連れでも参加できますが、係員の引率から離れて単独行動ができないですし、戻ることもできませんので、集団行動がわかる年齢じゃないとキツイかなぁと思います。チョロチョロ動き回る2、3歳児よりも、赤ちゃんの方が見学しやすいかもなぁと思いました。

 

荷物を持っている方は無料ロッカーに預け、お手洗いも済ませましょう。

それらが済んだら、売店へ。

店内は撮影禁止です。

 

「参観の後、もう一度ここに戻ってきますが、お土産を買う時間がほとんどないので、参観前に売店を利用してください」とのことでした。

 

 

私が購入したもの。全て、皇室の紋章である菊花紋がついています。

実用的なものが欲しいなぁと、スプーン、夫婦箸、ハンドタオル、風呂敷を選びました。

 

 

スプーンは新商品だそうで、金と銀がありました。

 

 

風呂敷は、菊花紋、鳳凰、桐紋。

 

 

お菓子の取り扱いもたくさんあって、まんじゅう、カステラ、クッキー、せんべい、砂糖菓子の他、お酒の販売もありました。

 

品ぞろえが多少違うでしょうが、東御苑(江戸城の本丸御殿跡)の売店でも菊花紋入りグッズを買えます。

 

「皇居のしおり」というミニガイドブックはオススメです! 一般参観では見れないエリアの写真や解説が載ってあり、お値段は300円くらい。

 

 

売店での買い物を終えて、席に戻るとほぼ満席状態!

参観者の半分は外国人のようでした。

 

 

2,679年という、世界の王室でも最長の歴史を有する天皇家のお住まい近くを、無料でガイドしてもらえるのですから、東京観光にはぜひ組み込んでおきたい、といったところでしょうか。


皇居参観ルートをもう一度貼っておきます。

 

 

続けて書くと長くなるので、一般参観コースの様子は次回紹介します!

 

 

次の記事はこちら

前回、皇居参観の申し込みや、当日の服装、受付までの流れを書いたので、その続きです。 散策記 →→【皇居参観】 皇居参観申し込み、参観当日の服装、お土産など・・・前回の記事です。   皇居の桔梗門(ききょ[…]

 

(この見学記は2018年です)

 

関連記事

→→旧・江戸城本丸跡(皇居東御苑・江戸城天守跡)。 江戸は結界で守られていた。・・・大手門から入ります。事前予約不要、無料。

→→明治神宮、清正井、宝物殿の記事はこちら・・・明治神宮の宝物殿では、歴代天皇の肖像画が見れます。

→→【橿原神宮(かしはらじんぐう)】 初代天皇である神武天皇が即位した「日本のはじまりの地」

→→【伊勢神宮内宮】 私達は宇宙の法則の中で生きており、一人一人の中に神様がいる

→→【熱田神宮(あつたじんぐう)】 三種の神器の一つ「草薙剣」が祀られている御宮。

→→【おのころ島神社】 夫婦神が国生みをした「日本発祥の地」と言われる丘にある

→→【伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)】 国生みの父神イザナギノミコト終焉の地

→→【花の窟・花窟神社】世界遺産。神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が葬られた御陵

料金

無料。
事前予約と、当日予約がありますので、詳細は皇居 参観案内をご覧下さい。

交通アクセス

参観受け付けは「桔梗門」です。
最寄駅は、東京駅、または大手町駅。

近くの宿泊施設

東京ステーションホテル。東京駅舎内のホテルです。

お得で便利な、旅の予約サイト

【必見書籍! 迫り来る大薬害の内部告発】