今日取り上げるのは、東京都立川市の国営昭和記念公園です。
昨日取り上げた横浜のこどもの国と同じく、昭和記念公園も元軍施設(立川飛行場、立川基地)であったところで、広大な公園なので、一日がかりで遊べます。
園内の移動はレンタサイクルや、パークトレインを使うと便利です。
子供がいるファミリー世帯はこどもの森で遊び、大人世代は池のボートや、日本庭園、季節の花々など自然観察ができます。
ドッグランもありますので、愛犬家にもうれしいですね。
どの世代、どの家族構成でも一年中楽しめると思います。
4月は桜祭り、3月末から5月末までフラワーフェスティバルが開催されるので、ぜひ訪れてくださいね。
レジャー記
全国に国営公園は17ヵ所ありますが、東京都立川市の昭和記念公園もその一つ。
電車で行く場合、一番便利なのは、JR青梅線の西立川駅で下車して徒歩2分の、「西立川口」からの入園です。
私たちはJR中央線を利用しているので立川駅で下車し、「あけぼの口」から入っています。あけぼの口から入ると少し遠いのですが、途中に、緑の広場、昭和天皇記念館、花みどり文化センター、カナール、銀杏並木道があるので苦ではありません。
入園料は、15歳以上の大人450円で、15歳未満は無料です。(以前まで15歳以上の大人410円、小中学生80円、小学生未満は無料だったのですが、料金が改定されました)
カナール。ここを歩きたくて、必ず「あけぼの口」から入っています。
外国の公園みたいな雰囲気ですね。
11月下旬は、銀杏並木が見事です。
昭和記念公園はとても広いため、徒歩で歩くとかなり疲れるので、レンタサイクルがオススメ。(大人気なので、土日祝日は早く行った方が良いです)
サイクルセンターは、カナール近くの立川口、水鳥の池近くの西立川口、北の砂川口サイクルセンターの3箇所あり、15歳以上の大人は三時間で420円、以降30分延長ごとに70円の課金です。以前はお得な一日券があったのに廃止になりました。(残念!)
自転車は借りた場所に返却します。
自転車の持ち込み利用も可能です。
園内の便利な移動は、自転車の他に、パークトレインもあります。
一回乗車大人310円で、一日フリーパスは510円とお得ですが、混雑時は販売していません。
また、満員時は乗れませんのでご注意を。
時期によりルートが変わるので、お出かけ前にチェックしてください。
カナールを過ぎると水鳥の池が見えてきます。
池のそばに西立川口、サイクルセンター、売店、レストランがあります。
水鳥の池は大きいので、ローボートに不慣れな人も気軽に練習できます。
ローボートは1時間700円。気軽に乗れるサイクルボートは30分700円です。
池の東隣には花木園があり、5・6・7・9月の第3火曜日にハーブ園ガイド(約30分)が行われます。参加する方は13:30に花木園展示棟へ行きましょう。
2月現在、梅とフクジュソウが見ごろです。
池の西隣にはレインボープールと水遊び広場があります。プールは夏季のみ営業で、水遊び広場は春と秋のみ遊べます。
北側にはバーベキューガーデンやスポーツエリアがあり、別料金で楽しむことができます。
水鳥の池の北側には、渓流広場があり、三月末はいろんな種類のチューリップが咲き誇り、とても美しいです。(2013年4月13日撮影)
いろんな種類のチューリップがあって、おどろきます。
チューリップと同時期は芝桜も綺麗。
渓流広場の東隣には「みんなの原っぱ」があります。
南北に約400m、東西に約300mの広大な原っぱで、東京ドームが2つ分、まるまる入る広さです。
レジャーシートを広げてお弁当を食べたり、寝転がったり、凧を揚げたり、ボール遊びをしたり・・・いろんな楽しみ方があるようです。
また、年間を通じてさまざまなイベントが行われ、原っぱの東と西にある2つの花畑では春に菜の花やポピー、秋にコスモスが楽しめます。
原っぱ西花畑の、アイスランドポピー。(2013年4月13日撮影)
菜の花も見ごろでした。(2013年4月13日撮影)
こちらは秋のコスモス。(2007年10月21日撮影)
春と秋は、とても混雑します。
パークトレインも時間帯によっては満員です。
みんなの原っぱの北側には、日本庭園があります。
首都圏で戦後つくられたものとしては、最大規模となる日本庭園だそうです。
西側の岸に「歓楓亭」、南側には「清池軒」があり、歓楓亭では520円でお抹茶と和菓子をいただけるそうです。
無料休憩棟「清池軒」と「昌陽」からの眺めは美しいです。
風の無い晴れた日は、水面が鏡のようです。
日本庭園の北側には、日本初の国営盆栽苑があります。
学習ゾーンでは、盆栽が作られていく過程を初心者の方にも分かりやすく解説しているそうです。
いろんな盆栽があるので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてくださいね。
(2022年12月追記・・・昭和記念公園の紅葉の写真を撮ってきたので、載せておきます。)
日本庭園西側に「こどもの森」があり、巨大なトランポリン「雲の海(ふわふわドーム)」は大人気です。
中学生以下のみ利用できます。
虹のハンモック。
けっこう高いところに上れるので、子供達は大喜び。
小さなお子さんは高いところでゆれると恐がるので、低いところで遊ばせてあげてください。(大人は上がれません)
他に、ピラミッドやドラゴンの砂浜、ワクワク広場などあり、楽しいです。
子供の森には駄菓子屋さんがあるので、長時間滞在できます。
木工房では、工作やイベントが行われるので、お出かけ前にイベントスケジュールをチェックしてくださいね。
一番北の砂川口には古民家まであります。軒にぶら下がる干し柿や、水車など、ほっとする空間が広がっていました。
昭和記念公園は、4月に桜祭り、5月はまんパクとスマイルマラソン、7月は花火大会、8月はサギソウまつり、9月はコスモスまつり、11月は紅葉、12月は20万球のイルミネーション、クリスマスイブには花火が楽しめます。
昭和記念公園があるところは、もともと立川飛行場として民間空港と航空部隊が共同で利用していたそうです。
満州事変後は陸軍専用の空港となり、敗戦後はアメリカ軍に接収され使用、滑走路の延長が計画されました。
しかし、1957年に滑走路拡張計画に反対した、地元地権者や学生活動家により、「砂川事件」が起きました。
アメリカは横田飛行場の滑走路を延伸し、空輸サービスを立川から横田へ移転。後に、航空師団の解散と軍事空輸中隊の活動停止が発表され、1977年11月30日、全ての敷地が全面返還されました。
昭和天皇御在位五十年記念事業の一環として、旧立川飛行場と立川基地跡地のうち、180haを記念公園として建設し、現在に至ります。
昭和記念公園は、レクリエーション施設としての役割の他、大規模な震災や火災が発生した場合、避難場所としての機能を果たす場所でもあります。
芝生が広がるみんなの原っぱは避難所として、立川口駐車場・みどりの文化ゾーンは救援隊のベースキャンプ・救護所・物資集積所として活用できるそうです。
戦時中は飛行場や軍施設があったため標的にされ、13回もの空襲を受け、多数の犠牲者が出た立川。
現在の街並みや、整備された公園を見ていると、そんな過去が嘘のようです。
公園の大部分は陸軍航空技術研究所があったところで、総務省のホームページに解説がありますのでご覧ください。
(このレジャー記は2007年、2013年、2016年、2022年のものです)
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交通アクセス
電車で行く場合
・JR青梅線 西立川駅より徒歩2分・・・プールや池、サイクルセンターに近いです。
・多摩都市モノレール立川北駅より徒歩8分・・・総合案内書、昭和天皇記念館に近いです。
・JR中央線 立川駅から徒歩10分
車で行く場合、1755台収容の立川口駐車場、345台収容の西立川口駐車場、431台収容の砂川口駐車場があります。
駐車料金は普通車820円です。
料金について
入園料は、15歳以上の大人450円で、15歳未満は無料です。(以前まで15歳以上の大人410円、小中学生80円、小学生未満は無料だったのですが、料金が改定されました)
昭和の日や、子供の日など、年に数回入園無料日があります。(非常に混雑します)
開園時間は9時半。
閉園時間は4月から9月末までの土日祝日は18時、3月から10月末までは17時、11月から2月末までは16時半です。
年末年始(12/31・1/1)と、2月の第4月曜日とその翌日が休園日です。
フリー切符
多摩モノレールで行く場合、昭和記念公園の入園引換券と多摩モノレール1日乗車券がセットになったものが920円で販売されています。
通常1280円しますので、お得です。(利用駅により、セット券のほうが割高になることもありますので、料金を比較検討してください)
近くの宿泊施設
ホテルメッツ立川。立川駅出てすぐ。