うちの夫は二十代から落語が好きで、今日は調布市で行われた人間国宝「柳屋小三治」さんの独演会に行ってきたそうです。
これは18時ごろに撮った写真で、18時半の開演ではほぼ満席だったそうです。
演目が手書き。ギリギリで演目を決めることが多いから、その場でシャッと書くらしい。
「落語」と聞くと、年配のイメージがありますが、若い子もけっこう来ていたそうで、「粗忽(そこつ)長屋」がとても良かったそうです。
柳家 小三治(やなぎや こさんじ)さんは、人間国宝だそうですが、私は落語に疎いため、知りませんでした。
夫は、父親が落語好きであった影響を受けているらしく、わりと詳く、落語のCDをスマホに取り入れて、通勤途中に聞いているそうな。
「え、34歳なのに? ずいぶんしぶいわねー」と言いたくなる・・・。
柳家 小三治さんが、一番好きな噺家なのだそうです。(立川志の輔さんも好きらしい)
「小三治さんの、間の取り方が好き。しっくりくる。1人でしゃべっているのに、二人でしゃべっているみたい。人物描写がお上手」と、夫のコメント。
オススメ演目は、
・芝浜(しばはま)
・金明竹(きんめいちく)
・船徳(ふなとく)
・看板のピン
・花見のあだ討ち
・しじみ売り
・居残り佐平次(いのこりさへいじ)
なのだとか。
落語は、古典と、新作落語に分かれるらしく、夫は古典落語(一般に江戸時代から明治時代・大正時代にかけて作られたものを指すことが多い)が好きなのだそうな。
私が初めて落語を聞いたのは、結婚したての27歳の時で、浅草演芸ホールでした。
古典落語の「芝浜」は良いお話で、ウルッ・・・としました。
音楽も、効果音も、舞台セットも、扇子と手拭以外の小道具なしに、噺家1人であれだけ世界をつくり、人をのむことができる・・・独特的な落語の魅力に、衝撃を受けた日でした。
なにげに私は、新作落語の「ハナコ」が好きです。
これは小学生からでも聞けるお話で、落語初心者にもオススメです。