【今帰仁城跡(なきじんじょうあと)】 首里城と共に世界遺産。沖縄本島北部を支配していた北山の拠城

前回取り上げた【沖縄美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)】からの続きで、二泊三日の沖縄旅行の紹介です。

今日は今帰仁城跡(なぎじんじょうあと)を取り上げます。

旅行記

前回取り上げた【沖縄美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)】から、今帰仁城跡(なきじんじょうあと)までは7.3km、車で15分ほどの道のりです。(那覇市からは車で一時間半)

今帰仁城跡は、他の4つのグスク(【首里城(しゅりじょう)】、中城城跡、座喜味城跡、勝連城跡)と、その関連遺産の4つの遺物(園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽)と共に琉球王国のグスク及び関連遺産群として、世界遺産に登録されています。

入場料は、大人400円、小中高生300円、小学生未満無料で、今帰仁城跡と歴史文化センターの共通券です。

 

 

十世紀から十二世紀ごろ、琉球列島には村を統率するリーダーが登場し、沖縄本島には、北山、中山、南山の三つの国ができました。1322年ごろから1429年を「三山時代」と言うそうです。

今日紹介する今帰仁城(なきじんグスク)は、三山の一つ「北山」の拠城で、以前紹介した【首里城(しゅりじょう)】は、「中山」の拠城でした。

 

 

三山の一つ「中山」の拠城であった首里城。(世界遺産)

(写真出典:TECHDさん 写真AC

 

首里城には「中山」の額。

 

後に「中山」の尚巴志によって北山と南山が滅ぼされて統一がすすみ、「琉球王国」となり、450年間続くことになります

 

北山の拠城であった今帰仁城は、1422年以降、中山から派遣された監守の居城として使われることとなりました。

しかし、1609年に薩摩軍による琉球侵攻にあって城が炎上。

1665年には最後の監守が引き上げ、それ以降は祭りを執り行う場所となったようです。

 

 

 

歴史的な説明はこれくらいにしておいて、今帰仁城跡へ。

世界遺産の石碑がありました。

 

 

平郎門(へいろうもん)。

今帰仁城の正門で、現在の門は昭和37年(1962年)に修復されたもの。

 

 

平郎門を裏側から見た所。

今帰仁城跡は標高約100メートルに位置するので、眺めがとても良いです。

 

 

ブログを始めるずっと前の旅なので、写真はここまでです。

私達は日帰りバスツアーで訪れたため、滞在時間が短かったのですが、時間のある方は今帰仁村グスク交流センターなどに入り、解説ムービーを見ることをおすすめします。

 

次は、沖縄旅行の最後。「ナゴパイナップルパーク」を紹介します。

 

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(この旅行記は2012年です)

 

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交通アクセス

公共交通機関で行く場合、本部循環線やんばる急行バス(那覇空港・那覇市内まで乗り換えなしの急行バス)の「今帰仁城趾入口バス停」下車、徒歩15分。

車で行く場合、駐車場は無料です(約320台収容)

料金

大人400円、小中高生300円、小学生未満無料。
今帰仁城跡と歴史文化センターの共通券です。

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