前回の続きで、沖縄二泊三日旅行の紹介です。
旅行記
今日紹介する「ガンガラーの谷」は、前回と前々回で紹介した【玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道、金城の大アカギ】、【首里城(しゅりじょう)】から南にあります。
沖縄唯一の鉄道「ゆいレール」の路線は南部に無いので、公共交通機関で観光する人は、バスでの移動になります。
バスなび沖縄で、お調べください。
私達は、首里城と玉陵を回った後、国際通りで買い物をして、一泊。
沖縄旅行二日目の朝一番で、バスに乗ってガンガラーの谷へ向かいました。
ガンガラーの谷の向かい側に「おきなわワールド」があり、こちらもとても楽しい施設なので、一緒に回ることをおススメします。(ガンガラーの谷も、おきなわワールドも、バス停は同じです)
おきなわワールドは、次の記事で紹介します。
ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた所で、豊かな自然が残る亜熱帯の森です。
東京ドーム一個分の広さがあり、世界最古となる約2万3千年前の貝製の釣り針や、約8千年前の爪形文土器片、約4千年前の火を焚いた炉の跡など、貴重な遺物が見つかっているそうです。
中でも、棺に入った人骨は大発見で、約1万8000年前に生きていた港川人の居住区だといわれ、現在も港川人に関する発掘調査が続けられているそうです。
今も調査が続けられているガンガラーの谷が、観光地として公開されたのは2008年の8月。私達が訪れたのは2012年の5月でした。
ガンガラーの谷は、完全予約制です。前日17時までに予約が必要で、当日空きがある場合は参加可能。
ツアー開始時間は、10時、12時、14時、16時で、15分前に集合。ツアー時間は1時間20分です。
料金は、大人2500円、中学生以上の子どもは1500円。中学生未満の子どもは無料です。
当日キャンセルは50%のキャンセル料で、無断キャンセルは100%のキャンセル料金がかかります。
ガンガラーの谷HPで詳細確認してください。
ガンガラーの谷ツアー開始時間(10時、12時、14時、16時)まで、ケイブカフェで待ちます。
古いデジカメで撮った写真なので、画像が悪くて申し訳ないのですが、ご覧のように鍾乳洞の中に、オシャレなカフェがあるのです。
上からピタンピタンと冷たい雫が落ちてくるので、傘の下でツアー開始時間を待ちました。
私達は何も注文しませんでしたが、「35(さんご)コーヒー」が人気のようでした。
虫よけのスプレーをふっていただき、ツアー開始。
ツアー中は飲食物持ち込み禁止のため、タンブラーに入ったさんぴん茶をいただきます。(タンブラーは返却)
また、散策路にトイレはありませんし、足元が悪いのでベビーカーや車いすの利用はできませんのでご注意を。
では、ここから「ガンガラーの谷」の写真を何枚か掲載します。
うっそうと茂る亜熱帯植物。
ジャイアントバンブー。35mまで育つ、世界最大の竹です。
当時三歳だった息子と、ジャイアントバンブーの比較。
竹の太さから巨大さがわかっていただけるでしょうか?
よく見る真竹(まだけ)の2~3倍の太さはありました。
うっそうと茂る緑の中に、写真のようなごつごつとした岩場。つららのような岩は鍾乳石です。
赤い丸で囲ったところが、鍾乳石。
ずーーーーっと大昔に、ここは洞窟だった・・・。
洞窟が崩れて光が差し、植物が盛んに茂って、今のような姿になった。
悠久の時の流れと、植物の逞しさが感じられるスポットです。
ガジュマルの木。
次は、「イキガ洞」へ。
ガスランプを手渡され、洞窟の中へ入ります。
ランプ片手に、イキガ洞を散策。
水の流れる音、ひんやりとした空気、頭上の鍾乳石からしたたる水滴。
すごく、神秘的な空間でした。
洞窟を抜けて、気持の良い空気を胸いっぱい吸いながら、亜熱帯の森を散策。
ガンガラーの谷で一番人気のスポット「大主(ウフシュ)ガジュマル」。
ここは記念撮影スポットなので、グループごとに写真をとる時間をくれます。
古いデジカメなので画質が悪いのが惜しい・・・。
ウフシュガジュマルは、沖縄で一番大きなガジュマルの木で、長く垂れているのは根っこです。
ウフシュガジュマルと、鍾乳石。
ガンガラーの谷のスタッフが作った、ツリーテラスからの眺め。
港川人が見つかった「港川フィッシャー遺跡」が遠くに見えるそうです。
最後は武芸洞へ。石で囲った窪みには、3000年前のものとされる人骨があったそうです。
武芸洞はまだまだ調査が続けられているところで、これからどんな発見があるのか、気になりますね。
ちなみ、文芸洞で見つかった人骨の写真は、沖縄県立博物館・美術館HPで見れますので、興味のある方はご覧になってください。
次は、ガンガラーの谷の向かい側にある「おきなわワールド」を紹介します。
前回取り上げた【ガンガラーの谷】からの続きで、二泊三日の沖縄旅行の紹介です。 旅行記 今日、紹介する「おきなわワールド」は、前回取り上げた【ガンガラーの谷】の向かい側にあります。 沖縄ワールドHPから借りた[…]
(この旅行記は2012年です)
関連記事
沖縄旅行の記事です。
→→【玉陵(たまうどぅん)、金城町石畳道、金城の大アカギ】の記事はこちら
交通アクセス
那覇空港から車で30分。
公共交通機関で行く方は、バスなび沖縄でお調べください。
料金
完全予約制です。前日17時までに予約が必要で、当日空きがある場合は参加可能。
ツアー開始時間は、10時、12時、14時、16時で、15分前に集合。ツアー時間は1時間20分です。
料金は、大人2500円、中学生以上の子どもは1500円、中学生未満の子どもは無料。
当日キャンセルは50%のキャンセル料で、無断キャンセルは100%のキャンセル料金がかかります。
ガンガラーの谷HPで詳細確認してください。
近くの宿泊施設
民宿・ゲストハウス海ぬ風。ガンガラーの谷から1.4km。