三連休ずーーっと寝込んでいたのですが、どうやら「りんご病」だったようです。
名前のカワイイ「りんご病」。
子供が感染すると、ほっぺがリンゴのように赤くなる感染症で、正式名称は「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」と言います。
伝染性紅斑(りんご病)とは
ヒトパルボウイルスB19(PVB19)という、赤血球に感染するウィルスで発症します。
名前に「ヒト」とついているように、人間にしか感染しません。
感染者の唾液、痰、鼻水にウィルスが含まれ、飛沫感染、接触感染で広がります。感染力はあまり高くありません。
主な感染者は幼児ですが、大人もかかります。
妊婦は母子感染により、時に流産の原因となるので、注意が必要です。(ウィルスは赤血球につくので、胎盤経由で胎児に感染し、胎児が貧血状態になる)
流行時期は、春から夏にかけてで、4~5年周期で大流行するようです。前回の流行期は2015年だったので、次は2019年、2020年ごろにまた大流行するかもしれません。
10日から20日の潜伏期間のあとに発症し、幼児がかかった場合、熱などはあまりみられず、両頬に発疹だけが出現することが多いようです。
大人が、りんご病にかかったら・・・
子供がかかった場合、わりと軽い症状で済むりんご病ですが、大人になってからかかると大変!
人によって出てくる症状が若干違うようですが、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹、むくみ、かゆみが出てきます。
参考程度に、私の経過を書いておきます。
辛かったわよ、りんご病。私の経過。
木曜日の夜、急に38.5度の発熱。
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翌日の夜には、熱が下がる。
「あれ? もう下がった。疲れてたのかな」
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二日目の朝、再び38度の発熱。夜に39.6度まで上がり、頭痛、全身の筋肉痛。目玉を動かすと目の奥に鈍痛。
「う~、七月にインフルエンザかぁ!?」と、夜中に、酷い頭痛と全身筋肉痛で数回目が覚める。氷枕がないと眠れない。
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三日目は、一日中、37.5~38.8度の発熱。激烈な筋肉痛で、起き上がるのが苦痛で、ずっと寝転がっていた。相変わらず頭痛と目の奥の鈍痛があり、体の皮膚がすごく敏感になっていて、タオルがチクチクして痛い。
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四日目は一日中37~38度の熱(ちょっと下がった?)。頭痛と目の奥の鈍痛は消えたものの、筋肉痛と皮膚のチクチク感が残る。
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五日目に解熱。ずっと家事を夫にお願いしていたけれども、四日ぶりに家事復帰。
娘を幼稚園に送ろうとするものの、倦怠感で抱っこできず。酷い目まい、冷や汗、手足の小刻みな震えで、ベッドに倒れこむ。体温を測ったら、34.5~35.5度と表示される。(冷汗が止まらなくてちゃんと計測できない)
娘の幼稚園を欠席させ、夫に連絡。夕方帰ってきてもらい、晩御飯を作ってもらった。
この日、熱はなかったけれども、一日中目まいがし、お腹の調子がすごく悪かった。
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六日目の朝、首周りに赤いブツブツ出現。発疹はあれよあれよという間に、全身に広がり、内科を受診。
「りんご病が流行っているから、りんご病かもね」との診断を受ける。
「ウィルス検査をしても、結果が出るころには治っているだろうから、しません。あと4~5日で回復するんじゃないかな」とのことでした。
写真は、腕のブツブツ。顔から足首までブツブツ。
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七日目、熱は無く、目まいもマシになってきた。
相変わらず、全身に赤いブツブツ。体調が良くなり、幼稚園に娘を迎えに行けるようになった。(りんご病は、赤いブツブツが出るころには感染力がない。発熱前に感染力が強い)
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八日目。全身の赤いブツブツが消えたけれども、全身がかゆい。
「カッッユッ! カユカユカユカユ!」
とにかくかゆい。
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九日目。全身がかゆい。ひたすらかゆい。かすかに頭がフラフラするけれども、家事はいつも通りできる。ブログを再開する余裕も出てきた。
全身がむくんでいて、目がいつもより小さい。指輪がきついので外そうとしたら、指のむくみで抜けない。石鹸でヌルヌルにしてようやくはずせた。
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明日も、たぶん、かゆい。
(追記・・・再び全身筋肉痛と、38度の発熱。いつ治るの~!? ツライわぁ。もう発症して11日目よ・・・)
(追記2・・・発症して12日目。解熱したけれども、ついに手指に関節痛が! 大人の頬には発赤が出ないらしいけれども、ぷつぷつと複数の発赤が両頬に出現)
(追記3・・・発症して14日目。不愉快な症状が消え、やっと治った)
予防と治療
- ワクチンなし
- 治療薬なし
一般の風邪と同じように感染予防をし、かかった場合は自分の免疫力で治すしかありません。
医師は対処療法として、熱が高い場合は解熱剤、かゆみが強い時は抑える薬を出してくれるようですが、私はお薬を飲むのがあまり好きじゃないので、何ももらいませんでした。
発熱時の頭痛と全身筋肉痛が、インフルエンザのようで辛かったのですが、解熱後の目まい、かゆみがツライ!
カユッ、カユカユカユ! (゚´Д`゚)゜
全身が、ふとした瞬間にかゆい! (妖精さんが痒みパウダーを、エイッ、ソレッと、いろんなところに不意打ちでかけてくるようなかんじ)
外出している時に、尻が痒くなったら、どうやって掻けばいいんだっ!? (´;ω;`)ブワッ
人によると激烈な関節痛で歩けなくなったり、鉛筆が持てなくなったりするようです。まだ、かゆいだけマシなのかしら。
私が住む川崎市では、現在、伝染性紅斑(りんご病)は4番目に流行っているようです。
おそらく、娘か、娘のお友達から感染したのでしょうが、娘は風邪のような症状があったものの、ほっぺが真っ赤になることはありませんでした。(ちょっと顔に赤いブツブツが数個出たくらい)
日本では、幼児で10%、成人では半数に抗体があるので、ほとんどの人がかかるウィルスのようです。
感染しても症状が出ない「不顕性感染」が約20%に見られ、発症しても軽く済むことが多いのですが、大人がかかるとかなりツライ症状が出るので、お気を付けください。
ああっ、かゆいわ~~~! 。・゚・(ノД`)・゚・。
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