初めての妊娠と出産。ソフロロジー式分娩、陣痛促進剤で息子を出産

前回、結婚式・奨学金の返済のことを取り上げたので、その流れで妊娠出産のことを書こうと思います。

ひょっとしたら、これから結婚を控えている方が、このブログを見てくださっているかもしれませんので、何かの参考になればうれしいです。

立会い出産した夫のことも記述しますので、男性にも参考になれば幸いです。

 


 

まず、妊娠初期は胎児の育成にとても大切な時期です。

妊娠初期(2ヶ月から4ヶ月)は、胎児の器官形成期であるので、薬やレントゲンは医師に相談したほうが良いですし、タバコやお酒はやめましょう。

そのようなことを考えると、予想外の妊娠よりは、計画的に妊娠・出産を考えたほうが良いです。

私が妊娠に気づいたのは、挙式から三ヵ月後。毎月来ていた月経が止まったため、市販の妊娠検査薬を使ったところ陽性反応。

「ついに私も母親になる時がきたか」と、喜びとともに気合も入りましたし、不安もありました。

私は妊娠前から妊娠4ヶ月ほどまで葉酸のサプリメントを飲んでいました。神経管閉鎖障害のリスクを低減する効果があるので、妊娠前から摂取するほうが良いです。

 


5週目(妊娠二ヶ月)胎嚢。

このエコーは息子です。

 

診察台に足を開いて乗って、使い捨てキャップをかぶせた経膣用プローブでエコー撮影をします。

産婦人科医は女性よりも男性が多いです。男性医師に見てもらうのには抵抗があるわ、という方は、女性医師を指名できる産婦人科を選びましょう。

 

妊娠が分かったら、地域の保健所に母子手帳をもらいに行きます。この時に、妊婦検診助成金のつづりや、マタニティーマーク、妊娠出産の流れが載った冊子をもらえます。

冊子だけでは情報不足だわと思ったら、図書館に行って妊娠出産本を借りたり、自分で本を買いましょう。だいたい700円くらいで買えます。

 

おすすめは「初めてのたまごクラブ」です。

赤ちゃんの実物サイズシートや、早分かりシートなどがついていますし、応募したらエコーファイル、母子手帳ケースをもらえる場合があります。(付録は事前に確認してくださいね)

妊婦検診助成金のつづりは、息子を妊娠していた2008年は7枚つづりだったような気がします。検診全てが補助対象ではありませんでしたが、翌年から14回まで補助がでるように変わりました。

妊婦検診助成金はあくまで「補助」であり「無料券」ではありません。

検査などで補助金額を超えてしまった場合、差額は自己負担です。

検診代金は、病院により変わります。

妊娠期間中、二度血液検査をしますが、自己負担金が1万円ほどかかりました。

定期健診は、妊娠初期は4週間に1回、中期は2週間に1回、後期は1週間に1回あります。

病院の評判も大事ですが、家から近いところに通うのが良いです。

妊娠期間は10カ月ほどあり、寒い日も、暑い日も、雨の日もありますからね。

 

 

10週目になると、心拍音を聞けます。

両足と両腕をバタバタ動かしているのが見えて、「あー、お腹の中で、人間が育ってる!」と感動します。

でも安心はできません。

妊娠の15%前後が流産してしまうからです。

 

 

中でも妊娠12週未満の早い時期での流産が多く、流産全体の約80%を占めるそうです。

 

 

 

息子の妊娠時は不正出血が度々あったので、ちょっと心配しました。(娘妊娠時、不正出血なし)

従姉妹は第一子妊娠時に切迫流産の危険があったそうで、2週間近く産院に入院することになりました。

幸い、無事に出産にいたりましたが、妊娠中の母体はとてもデリケートです。

 

 

「命が生まれる」というのは、確実に保障されているものではなく、いろんな危機を乗り越えて、奇跡的に生まれてくるものなのです。

 

 

つわりは、人によって症状が違うそうですが、息子妊娠時は御飯が炊ける匂いとニンニクの匂いがダメで、娘妊娠時、つわりは全くありませんでした。

つわりは無いほうがラクです。

妊娠初期はデリケートな時期ですが、妊娠中期になると比較的ラクになります。

赤ちゃんの準備は、妊娠中期に揃えられるものは揃えたほうがよいです。

 


 

赤ちゃん用にそろえるものは、

・新生児用おむつ、お尻ふき
・短肌着5枚・長肌着3~5枚・新生児サイズの服
・ガーゼタオル←(めっちゃ使います。多い方が良い)
・赤ちゃんを包める大きなタオル(タオル生地のおくるみが便利です。バスタオルでもかまいません)
・つめきり
・ベビーバス(西松屋で1000円で売ってます)
・赤ちゃん用のお布団(必要な人はベビーベッド)
・車を利用する方は、ベビー用のシート

くらいでしょうか。

 

みんな必要というわけではありませんが、セレモニードレスがあると、退院時やお宮参りに使えます。

また、兄弟がいる人はベビーバウンサーがあると便利です。息子の時は要りませんでしたが、第二子を出産した後は、5歳の息子が赤ちゃんを踏みそうで冷や冷やしたので、すぐに買いました。

抱っこ紐やベビーカーは、生後1ヶ月くらいから買っても問題ありません。小さいうちはタオルなどに包んで、横抱っこです。

メリーは赤ちゃんが生まれてから用意してもかまいませんが、出産前からあったほうが、気分が盛り上がります。(やたらにウキウキする)

母乳がうまくいくか分かりませんので、哺乳瓶とブラシはあったほうがよいです。(母乳がよく出だすのは、産後一か月くらいからです)

粉ミルクは、産院退院時にサンプルとして、いくつかもらえます。

 

これらを全て新品で揃えると結構な出費になるので、知り合いから譲り受けたり、オークションで安く手に入れると安く抑えられます。(息子のオルゴールメリーはオークションで500円で買いました)

アカチャンホンポのサイトで服や雑貨、オムツなど一通りそろいます。全国チェーン店だけあって、価格は良心的です。

赤すぐnetでは、外国の育児商品も扱っていますし、月例別に買物リストを作ってくれているので見やすいです。

 

18週目の3Dエコー。
立派なあばら骨!

4Dエコーは、この3Dエコーがリアルタイムで動いているのが見えるものです。

妊娠初期までお世話になっていた医院には出産設備がなかったので、妊娠中期に「ソフロロジー出産」を積極的に取り入れているクリニックに転院しました。

ソフロロジー式分娩とは、専用のBGMをかけながらリラックスして出産する方法です。

妊娠後期になるとソフロロジー式分娩のCDを産院で買い、イメージトレーニングを繰り返します。

優しい声色の解説と、眠気を誘うような音楽で、目を閉じてゆったりとした呼吸をし、出産は喜びであるという気持ちの中で、分娩します。

ユーチューブで、フランス人がソフロロジー式分娩をしている映像を見たのですが、「ギャー」とも「あああっ」とも声を出さずに、無声でするん・・・と出産しているのを見て大層驚いたものです。

私もこんなふうに出産できるのかしら・・・ドキドキ。

 


 

陣痛は思いがけず、予定日の2週間前に来ました。

出産が近いからおっぱいのお手入れしなくちゃ・・・と乳首マッサージを開始した三日後のことでした。

初めは月経痛のような鈍い下腹部痛で、それが3時間以上も続くのです。

 

こ・・・これは明らかにおかしいぞ! もしかして陣痛では・・・。

 

夜中トイレに行くと少量の出血があったことから、「あー、おしるしきたっ。間違いなく陣痛だ~」と産院に連絡をしました。

すると「まだ陣痛の間隔が長いので、朝まで待ってください。」とのことでした。

翌朝、夫と共に入院グッズをそろえてタクシーで産院に行きました。

子宮口は3cm開いている、お産はたぶん昼過ぎだろう、とのことでした。

 

 

けれど、そこからが長かった・・・。

 

 

お昼を過ぎても子宮口は全開にならず、翌日の昼ごろまで数分おきにやってくる陣痛に顔をゆがめ、食欲が失せて水分しか取れず、一晩中眠れず、苦しみました。

 

その間中、ずっとソフロロジーの曲がかかっているのですが、まったくリラックスできず・・・。

 

ううう・・・・・・・っ・・・ぷはーーーっ・・・・・く・・・・うううう・・・・・・

(一晩中、孤独な戦いが続く。夫はソファで熟睡)

 

なかなかお産に至らないため、翌日昼頃担当医から説明がありました。

「どうやら、胎児が逆方向に回旋している(回旋異常)らしい。帝王切開で産むか、陣痛促進剤を利用して産むかどちらか選んでください」と。

 

デメリットについても説明を受けました。

 

帝王切開のデメリットは、第二子出産時も帝王切開になることと、産後の回復が遅れ、入院日数が1日延びること。

 

陣痛促進剤のデメリットは、促進剤の過剰投与により陣痛が強くなりすぎ(過強陣痛)、まれに子宮破裂や胎児が死亡する事故が発生する場合があること。

 

10分ほど悩んで、陣痛促進剤を選びました。

 

というのも、このクリニックは産後、母子同室を行っているところで、産んだ赤ちゃんをその日から自分でお世話することを楽しみにしていたし、子供は3人欲しいと思っていたのでできるだけ、子宮に負担がかからない方法を選びたかったのです。

陣痛促進剤を使用した場合、あと1~2時間で出産できますよ、とのことでした。

 

一晩中陣痛に苦しんだので疲れていた私は、正直ホッとしました。

ああ・・・これでやっと、終わる・・・、赤ちゃんを抱ける・・・。

陣痛促進剤と併せて硬膜外麻酔もしました。

硬膜外麻酔は、無痛分娩や和痛分娩として使われる麻酔で、背骨(腰)に麻酔をします。

人によっては眠れるほど楽になる・・・とのことでした。

硬膜外麻酔をして、しばらく経ってから陣痛促進剤を少しずつ投与。

 

よし、これで眠れるはずだ・・・。

 

一息ついて目を閉じて休んでいたら・・・

 

 

 

ん・・・・ん・・・・ん~~~~!?

 

 

痛いぞ!

痛い!

 

明らかに、さっきよりも痛い!!

 

 

話が違うじゃないかとちょっとパニックになった私は、むくっと上半身を起こして、助産師さんに、
「すみません、痛いんですけど・・・」
と伝えたものの、「もうしばらくすると効くと思いますよ。あとで麻酔の量を増やせます」と言われました。

 

 

なんだか・・・不安だ・・・。

 

 

そんな中、お産の段取りは着々と進みます。

人工的に破水処置が行われました。人工破膜と言います。

あったかいお湯が内股に広がり、「あ、羊水ってこんなにあったかいのね」と驚きましたが、よりいっそう酷くなる傷み!

「す、すみません、痛いんですけど!」

と何回か繰り返し、やがて、

 

「ぐ・・・・・ぐ、ああああああああ!!!!!!!!」

 

 

と体を仰け反らせて叫んでしまいました。

全身が硬直するようなすさまじい痛みで、お腹が裂けてしまうんじゃないかと思いました。

事前に聞かされた「子宮破裂」するのでは、と恐ろしくなりました。

陣痛促進剤がよく効いたようで、子宮口はほぼ全開状態になり、陣痛の間隔も狭くなり、陣痛時間も30秒以上あったような。(もう8年前なので忘れた)

繰り返し波のように体を襲う、引き千切られるような痛みに仰け反り、

 

「ぐああああああ! があああああああ!」

と叫ぶ私に、助産師さんが「●●さん、大丈夫ですか。お薬効きませんか。痛みに弱いほうですか」と声をかけ、

 

「よくわかりませんけど、ずっと痛いです!!!!」

 

と私は泣きながら訴えました。

 

夫の前で泣くのはこれが初めてで、しかも「ぐああああ!」とか「がああああ!」とか、酷い声で仰け反る私を見て、夫は私の手を握り締めながら泣いていました。(ひょっとしたら死んじゃうかもしれないと思ったそうです)

「大丈夫だから・・・無事に生まれてくるから・・・」

と、涙をゴシゴシ拭きながら手を握る夫。

 

その後は、ひたすら「ぐあああああ! がああああ!!!」と叫んでいるうちに、頭がクラクラ。

 

「しっかり息を吐いて!」と、助産婦さんに励まされ、ヒー・・・・ハーーーーと息をしているうちに、叫び声も出なくなり、

 

もう・・もう・・ダメ・・・・・死ぬのかな・・・・

と、酸欠で意識が薄れる。

 

この間に会陰切開が行われたようで、夫は「バチン!!」と太いゴムが切れるような音を聞いたそうですが、私は頭がフラフラしていて何もわかりませんでした。

(ひたすら私の汗をふきふきして、ピーピー音が鳴る何かの計器のスイッチを押して手伝っていたのは、覚えています)

 

そんなふうに全てがモヤーーっとした中で、

「生まれましたよ!」

と助産婦さんの声。

しばらくして、

 

ぼ、、、おぎゃーーー! おぎゃ、おぎゃーーー!!

 

と産声が聞こえたのでした。

夫が耳元で「やった! 生まれたよ!」とかなんとか言っていたような気がするのですが、よく覚えていません。

 

赤ちゃんを初めて見た感想は、かわいいとか、感動的とかそんなものではなく、

 

「ああ、よかった、二人とも(自分と子供)生きてる」

 

でした。

 

 

新しい生命の誕生と共に、当たり前のように思っていた自分の命について再認識した、不思議な日でした。

 

そんなふうに、私の初産はとにかく頭がクラクラしていて、感動の「か」の字もありませんでした。

 

 

ただただ、疲労。

そして、自分と赤ちゃんが、生きていることへの安堵感。

 


 

息子は、吸引分娩で生まれたため、頭のてっぺんが赤紫色になって尖がっていました。

それを見た時は胸が痛みました。

「ごめんね・・・ごめんね・・・痛かったね。大事に育てるからね・・・」

と言ったと思います。

 

 

 

胎盤を排出した後、助産婦さんから臍の緒が普通よりも短かったことを聞きました。

なかなかお産が進まなかったことと回旋異常は、臍の緒がギリギリの長さだったからかもしれないね、と言われました。

分娩所要時間37時間40分。出血量700ml。

 

 

人生最大の痛みでした。

 

 

出産後は、足が異常にむくみ、足首のくびれが無くなってゾウの足みたいになってしまいました。

子宮に炎症がある、ということで、退院当日まで1日2回、30分ずつの点滴をすることになりましたが、それ以外は体は元気だったので、産後すぐから赤ちゃんと同室で過ごす事ができました。

 

けれども10ヶ月間お腹の中にいた生命が、外に出るというのは、妙な喪失感がありました。

同体だったのが、別体になった、という感じでしょうか。

やっとあえたという喜びの反面、もうお腹に感じない生命の動き。

今、思い出しても、不思議な感覚です。

 

息子は2週間早く生まれてきたので、名前がまだ決まっていませんでした。

いくつか考えていたのですが、入院中に夫が名付けました。

しかも、母乳を吸うのが下手だったので、搾乳した母乳を哺乳瓶に移してあげました。

手で絞った母乳を、搾乳カップに溜めて、乳首をつけてあげられます。

 

 

搾乳機は電動のものもあります。

 

私は産後4日で退院しましたが、息子は新生児黄疸があったため同時に退院できませんでした。

息子を産院において、自宅に帰るのはとても寂しかったです。

辛かったです。

 

夜中、産院からの電話を受けて、夫が病院に搾乳した母乳を自転車で届けてくれました。

夫は息子の寝顔を撮ってくれました。

 

一緒に連れて帰ってあげれなくてごめんね・・・と、涙が止まりませんでした。

 

 

産後は、遠方に住んでおり仕事をしている実母・義母、どちらの手伝いも無く、夫婦で協力してがんばりました。

 

夫は車の運転がニガテなのですが、料理・洗濯・掃除・買物・お裁縫・手作りおやつ作りなど一通り全部できる(しかも上手)ので、特に困りませんでした。

これを見ていらっしゃる男性、せめてお米の炊き方は覚えておいたほうが良いです。御飯が炊けたら、お茶漬け、おにぎり、レトルトカレー、レトルト中華丼などを食べれます。

 

あとは、dデリバリーで出前弁当をとるか、冷凍宅配弁当の夕食.net(ヨシケイ)などで晩御飯のおかずを届けてもらうとラクだと思います。

くれぐれも、宅配ピザなどしつこいものはやめましょう。おっぱいに良くないです。(親戚が乳腺炎になりましたが、激痛だったそうです)

 

息子はその後、大きな病気も怪我もせず、すくすく育ってくれました。

生後1ヶ月までは搾乳作業があったため、慢性的な睡眠不足に悩まされましたが、1ヶ月以降から母乳を吸うのが上手になったので、完全母乳でラクして育てることができました。

・・・と、ここまで来て、文字数が6000文字を超えたのでそろそろ終わります。(さらりと書くつもりだったのに長くなっちゃった)

 

簡単に言うと、ソフロロジー式分娩法は、事前トレーニングが大事です。

 

私はトレーニング不足の上、出産が長引いて疲労していたこと、陣痛促進剤でパニックになってしまったことなどが原因で、全く役に立たない結果で終わってしまいました。

陣痛促進剤については、人によって効きが違うそうです。

私は予定量の半分で子宮に傷ができるほどの十分すぎる効果があったし、中には2倍投与してもまったくお産が進まない人もいるそうです。

 

無痛分娩・和痛分娩の硬膜外麻酔ですが、なんとも言えないです。人によっては眠れるほどだそうですが、私は陣痛促進剤との相性が悪いのか、酷い痛みでお腹が千切られそうな激痛しか感じませんでした。

 

切開した会陰を縫合しているのも、チクチク縫われているのが分かり痛かったので、麻酔が効かなかったのかな?と思います。

 

私達夫婦は、2年ごとに子供を産んで、3人は欲しいと思っていたのですが、長男の出産があまりにも苦しく痛かったので「もうこの子だけでいいや・・・」と、2人目の妊娠・出産をあきらめました。

 

そんな我が家が2人目を考えだしたのは、息子が4歳の時です。

 

娘の出産は次回書きます。

 

 

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