我が家は結婚してから、8年間ずっとマイカー無し家族。
息子は小学一年生。
娘は、1歳半です。
マイカーが無いと、公共交通機関を利用することになります。
「車が無いと大変だね。子供が騒ぐでしょ」
と言われるんですけど、そんなことはありません。
ちょっとしたコツがあるんです。
ずばり、
「ベビーカーより抱っこ紐を使う」
これ以外に思い浮かびません。
たぶん、安心するとか、同じ目線で感覚を共有するとかの作用が働いているんだと思います。
息子はベビーカーと抱っこ紐の両方使いでしたが、現在1歳三ヶ月の娘はエルゴの抱っこ紐だけで、ベビーカーは使用してません。
よく歩くようになったので、ベビーカーはこの先も買わないと思います。
さすがにスーパーへの買物は、10kgの娘を抱っこして両手に荷物は苦しいので自転車で行きます。
でもレジャーはだいたい夫も一緒で抱っこをかわってもらえるし、娘を下ろして休む機会だってたくさんあるし、遊びに行くからスーパーでの買物帰りみたいな重い荷物ってないですよね。
0歳から1歳の乳幼児を運ぶのは、親の体で十分です。
抱っこ紐は利点がたくさんあって、階段をスイスイ上れるし、混雑している電車やバスにもスムーズに乗れます。
しかも皆さん、けっこう優しく、席を譲ってくださる方が多いです。
寒いときや雨の日は抱っこのほうが、赤ちゃんが濡れず温かいです。
電車内やバスの車内でちょっとぐずり始めたら、体を揺らしてお尻をトントンして、声かけをします。
これでだいたい、おさまります。
それでも激しく泣くときは、お腹が空いてるか、オムツが湿って気持ち悪いか、げっぷが溜まって苦しいか、同じ空間に飽きてるかです。
そんな時は、車両をかえるとか、一度下車してオムツ変えたり飲み物あげたりして、一本後の電車に乗れば良いのです。
首都圏の電車は5~15分毎に来ますよね。
一本遅らせたところで、予定はそんなに変わりません。
1歳まではベビービョルンが着脱簡単でオススメ。通気性の良いメッシュ生地で、洗濯しても早く乾きます。
1歳からはエルゴが便利。アウトバックは男性にも抵抗なくつけてもらえます。
0歳から1歳は、そんな風に抱っこ紐メイン(場合によってはベビーカー)でOKです。
2歳近くになったら、もう歩いてもらいます。
子供の足腰が強くなります。
我が家の息子は、2歳で高尾山の山頂まで歩きました(ケーブルカーの高尾山駅からです)。
5歳で、長野県の八方尾根ハイキングルートを往復4時間歩きました。
本当に、よく歩きます。スタミナバリバリくんです。
どうしても疲れて歩けないときは、夫のおんぶです。(父親の背中が、思い出に残れば良いなと思います)
電車やバスに乗慣れ、マナーをよく知っているので、お年寄りに褒められます。
時々、お菓子をくださる方もいました。
それに、いろんな公共機関を乗り継いで移動するので、いろんなものに関心を持ちます。
電車やバスの種類、押しボタンやドアの開閉の仕組み、運転手さんの口真似、路線図の見方、乗り物を待つ時のちょっとした自然や風景、隣で待っている人の様子や会話、風が運んでくるニオイや、空気の冷たさ・・・。
ずーっと個室で移動する車より、刺激が多いんですよね。
だから、けっこう機嫌が良いです。
いろんなものを一生懸命吸収しているんでしょうね。
①子供が小さいうち(1歳半くらいまで)は、授乳室とオムツ買えスペースのある遊び先を選びましょう。
②バスより電車が良いです。大きな駅にはたいてい百貨店があり、百貨店は子連れに優しいサービス(赤ちゃんの休憩所)があります。
③遊び先では、遠慮なく「授乳したいんですけど、お部屋ありますか?」ってききましょう。たいてい部屋に案内してくれます。無い場合は、広場の隅っこのベンチで、授乳ケープでおっぱいあげます。1歳以上になったら、ベビー用おやつや飲み物で代用がきくので、徐々に不便さは解消されます。
授乳ケープは「ベベオレ」がデザイン豊富でかわいくてオススメ。
何より大事なのが、親はイライラしてはいけないです。
怒りの気持ちって伝染します。
親がイライラ・そわそわすると、抱っこされている子供も同じ気分になります。
だから、にこにこ、のんびりいきましょう。
①いろんなものに興味を持って詳しくなる
②乗りなれていてマナーが良い
③よく歩く。スタミナがつく
④待ち時間の潰し方が上手い
⑤維持費のかかるマイカーを持たないので出費が減り、習い事などにお金をかけてあげられる
以上、何かの参考になれば良いなと思い、書きました。
娘が3歳になりました。
マイカーもベビーカーもなく、抱っこしたり、子供に歩かせたり、自転車を利用して過ごしました。
公共交通機関の利用ですが、娘は走行している電車内でフラフラ~と歩くのが好きで、一時非常に困りました。
言い聞かせたり、しばらく電車を使わなかったりして乗り切りましたが、聞き分けの良い子(息子)と、マイペースな子(娘)ではストレスが全然違いました。
小さな子供に根気強く「ものの道理」を教えるのは親として当然の役目であり、避けられない道ですが、マイペースちゃんにはあの手、この手で、ゆっくり時間をかけて試行錯誤しながらがんばってください。育児には正解などなく「子供の特徴をしっかりと見て、あっている方法を選んであげる」のが親子共に、良いかと思います。お互いに子育てをがんばりましょう!